ホタルガ どこがホタル?かというと | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

自宅マンションのタイル敷きの床にいたのは、見たことないこんなガでした。
先日同じ場所にいたあのガとは違います。


羽にはいった白い線が特徴的です。


おやっ、頭は赤い色をしてます。そして触覚の太くて長いこと!


あまりにじっとして動かないので生きているのかと、ちょっと刺激してみたら、低く飛んで動いてとまりました。


これは偶然かな?白い線がタイルの白とピッタンコあわせてあります!う〜ん、面白い。
この白い模様にはどんな意味があるのでしょうね。


さてこのガはなんでしょう。調べたらホタルガでした。
どこがホタルかというと、全身が黒くて頭部だけが赤い体色がホタルを思わせるためとか。
あらっ、ホタルの頭って赤かったかしら?と調べると、前胸が赤いのでしたが、確かに遠目、パッと見は似ているかもしれない。

そしてウィキにはこんな興味深い説明がありました。
(略)これはホタルへの擬態とも取れる。ホタルは悪臭を持つものがあり、擬態の対象となる例があるとされる。しかしマダラガ類にも悪臭を持つものがあり、やはり時に擬態の対象とされる。したがって、これは擬態対象種同士が似るという、ミュラー型擬態の例とも言われる。

「擬態」という現象も「保護色」と並んで昆虫の不思議の最たるものですよね。