昨日は一日、よく雨が降りました。水不足だというからよかったと思ったら、群馬県など貯水池のほうにはあまり降っていないとか。うまくいかないものです。
雨の翌朝の気持ち良さといったら、うるおった風が頬をなでて思わず「気持ちいい~」と叫んでしまったほどでした。
あのどしゃぶりで気になるのはあの方々です。
ラジオ体操の前に早速駆けつけました。おなじみの先客がすでに3名。みなさん思いは同じ。一人の方は見やすいよう、スコープをセットして覗かせてくれました。メスがいました。ヒナもちらっと。
しばらくするとメスは巣を離れたかと思うと、オスから獲物を受け取ったのでしょう。その獲物をさばき始めたのです!
白っぽいふわふわした毛が見えますね。スズメではなさそう。シジュウカラでもないし、ヒヨドリでもないし、もしかしてコゲラ?
今朝、詳しい方に伺ったところによると、この時期高尾山あたりから降りてきたコゲラがシジュウカラの群れの中に混ざっていることがあるそうなんです。
でもね、コゲラは数が少ないんですよ。木を夢中になってつついているところをやられてしまうのかな。
その方によると、親のツミはスズメなどは骨や足先のかたいところまで飲み込んでしまうそうです。そして食べやすい肉を団子のように丸くして巣に運ぶのだそうです。
そこまで見たかったのですが、時間切れ。あわてて太極拳に向かいました。
そして稽古が終わって現場に戻って巣を除くと、白いものが動いていました。これをカメラに収めて確認して、一安心。
雨と風で巣もだいぶ傷んだようで、早朝には枯れ枝を運んで巣の補修工事をしていたそうですから。
親はどこでしょう?と辺りを見回すと、いましたね。先ほど獲物をさばいていたメスです。餌はすでに子供たちに与え、今は毛づくろいの最中です。足で顔のあたりをかいている。
わ~、羽を広げ始めました!
羽に風を入れて乾かしているのでしょう。昨日はあの雨の中、ずっとヒナを守ってぬれてしまったはずですから。アコーディオンのようです。
今度は胸をふくらませて、風を入れています。ツミもわたし達同様、とっても気持ち良さそうな朝です。