マンサク シナマンサク ナポレオンハットの有無 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝は昨日の暖かさがまだ残っているようで、さほど寒くなく気温は5.4℃。曇り空です。このところ太極拳をしていると小鳥たちがつがいの活動期に入ったようで、今朝も2mほど先のシラカシの根元につがいのメジロがきて木の溝を盛んにつついていました。今日からはや2月です。

春いちばんの花、マンサクが咲き始めました。ここはみんなの森の手前の広場です。


この広場の中央にシンボルのように植えられています。


まだこんなに昨年からの葉を残しています。


そしてこちらは祖師谷公園でも千歳小の近くの一角のマンサク。葉はほとんどありません。


花もまだ一つも咲いていません。どうも種類が違うよう、と薄々感じていたのですが、違うことがだんだんはっきりしてきました。


そうでした、マンサクはナポレオンハットをかぶっているのでした。これは冬芽の芽鱗がはがれるところです。


葉っぱを比べてみると、大きさも形もこんなに違う。右が最初の葉がたくさん残っていたほうのマンサク。左がほとんど葉を落としているマンサクです。


あらっ、では葉がたくさん残っているほうのマンサクはナポレオンハットをかぶっていましたっけ?
そこまで見ていなかったので、また戻って見てみました。
ない!こちらのマンサクには全くナポレオンハットは見当たりません。


そこで調べてみると、葉をいつまでも残すのはシナマンサクの特徴とありました。
しかもシナマンサクは芽鱗が落ちない、とありました。

ここにきてようやく、シナマンサクとマンサクの違いがわかりました。

ただここは公園。マンサクとシナマンサクを掛け合わせたさまざまな園芸種が出ているようですので、詳しいことはわかりませんが。