ハラビロカマキリ 胴体の白い紋が特徴です | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

 昨晩の皆既月食は、幸い澄んだ秋空で、月が地球の影になるという、千載一遇のチャンスを与えてくれました。太陽のときと違って、空の明るさは都会ではそんなに変わりないけれど、私たちが銀河系宇宙の一員であることを、誇らしくも実感させてくれる天体ショーでした。 

 さて、このところカマキリやバッタによくお目にかかります。この日もハーブガーデンを立ち去ろうとすると、視界に入りました。

なんだろう?逃げないで!


言うことを聞いてくれたようです。体長は7~8㎝、全身やわらかな草色です。


もうしばらくいてくれそうなので、接写モードに変えて、お顔をパチリ。三角形の頭、大きな複眼、そして前足は鎌状。


さてなんでしょう。調べてみると、ちゃんと図鑑にありました。決めては胴体の左右にある、この
白い紋でした。


カマキリ目カマキリ科の昆虫。他のカマキリに比べ前胸が短く、腹部は幅が広く見える。
和名は、腹部が太いことから。
体長は雄45 - 65mm、雌52 - 71mm。成虫の前翅に白色の紋があるのが特徴。前脚には白黄色のイボがある。幼虫は腹部を背面に折り曲げたポーズをとる。
 緑色の個体が多いが、紫色がかった褐色の個体も見られる。樹上性の傾向が強く、林縁の日当たりの良い木の上や開けた草原の樹上に生息している。丈の高い草の花の傍で、餌となる訪花性昆虫を待ち伏せている姿が見られることもある。
 分布は日本では関東以南。 東南アジアに広く分布するがそれらが本種か亜種かは不明。 外来種としてムネアカハラビロカマキリ(タイリクハラビロカマキリ)が本州中部以西で局地的に生息が確認されている。