昨晩の皆既月食は、幸い澄んだ秋空で、月が地球の影になるという、千載一遇のチャンスを与えてくれました。太陽のときと違って、空の明るさは都会ではそんなに変わりないけれど、私たちが銀河系宇宙の一員であることを、誇らしくも実感させてくれる天体ショーでした。
さて、このところカマキリやバッタによくお目にかかります。この日もハーブガーデンを立ち去ろうとすると、視界に入りました。
なんだろう?逃げないで!
言うことを聞いてくれたようです。体長は7~8㎝、全身やわらかな草色です。
もうしばらくいてくれそうなので、接写モードに変えて、お顔をパチリ。三角形の頭、大きな複眼、そして前足は鎌状。
さてなんでしょう。調べてみると、ちゃんと図鑑にありました。決めては胴体の左右にある、この
白い紋でした。
カマキリ目カマキリ科の昆虫。他のカマキリに比べ前胸が短く、腹部は幅が広く見える。
和名は、腹部が太いことから。
体長は雄45 - 65mm、雌52 - 71mm。成虫の前翅に白色の紋があるのが特徴。前脚には白黄色のイボがある。幼虫は腹部を背面に折り曲げたポーズをとる。
緑色の個体が多いが、紫色がかった褐色の個体も見られる。樹上性の傾向が強く、林縁の日当たりの良い木の上や開けた草原の樹上に生息している。丈の高い草の花の傍で、餌となる訪花性昆虫を待ち伏せている姿が見られることもある。
分布は日本では関東以南。 東南アジアに広く分布するがそれらが本種か亜種かは不明。 外来種としてムネアカハラビロカマキリ(タイリクハラビロカマキリ)が本州中部以西で局地的に生息が確認されている。