みなさん、こんにちは。
今回は禁煙外来のお話です。
禁煙外来で使用する禁煙補助薬にチャンピックスという内服薬があります。
貼付薬であるニコチンパッチよりも高い禁煙成功率を誇っていましたが、諸般の事情によりしばらく販売停止されていました。
チャンピックスが使用できなくなり、しばらくはニコチンパッチのみの禁煙外来を実施してきましたが、ニコチンパッチでも禁煙外来の大きな力となってくれ、かなりのひとに禁煙成功をもたらしてくれていました。
そして、最近ようやくチャンピックスの販売が再開。
待ち望まれたチャンピックスの再発売により、かつてのようにチャンピックスによる禁煙治療が再び増えてきています。
ところが今、禁煙外来に異変を感じています。
かつて「パッチよりも成功率が高い」と言われたチャンピックスで、思うように結果が出ないケースが多いように感じるのです。
チャンピックスには、ニコチンパッチにはない大きな特徴があります。
それは、
飲み始めてから最初の1週間は、タバコを吸ってもいい
そのかわり、内服開始8日目には禁煙を開始すること
というものです。
チャンピックスを内服しながら、むしろ同時に喫煙してもらうことで、タバコを不味く感じさせる(満足感を感じさせない)という意図もあります。
この仕組みは、非常に画期的でした。
しかし、最近の患者さんの様子を見ていると、この「最初の1週間」が逆効果になっているようなのです。内服8日目を過ぎても「もう少しだけ」と喫煙を続けてしまうことに繋がっていると思われるケースが続きました。
もともと禁煙の鉄則として
「やめるときはスパッとやめる。本数を減らすのはNG。明日と決めたら明日からゼロ。」があります。
ニコチンパッチの場合は「貼ったその瞬間から1本も吸わない」という明確なスタートラインがあります。
それに対して、チャンピックスはどうもそのスタートラインがぼやけてしまい、禁煙成功を妨げてしまっているように感じています。
結局、禁煙に最も大切なのは、「今日から吸わない」というあなたの強い決意です。
薬はあくまでも、ニコチン依存症を断ち切る際の辛さを和らげるための「サポーター」に過ぎません。
禁煙はあなたから大切な体へのプレゼントです。
ぜひ禁煙達成してみませんか?












