市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。
「幼児保育の無償化 幼稚園の預かり保育編」を4回に渡って書きましたが、コメントやメッセージ、ありがとうございました。
「幼児保育の無償化」は本当にややこしい制度ですが、たぶん「幼稚園の預かり保育」についての部分が1番複雑だと思います。
今日は認可保育園についてのお話です。
認可保育園には、認定こども園の保育園区分利用を含みます。
認可保育園の利用については単純にポイントは4つだけです。
・満3歳のお誕生日を迎えたら次の4月からの基本保育料は無料
・給食費や教材費、行事費などの諸費は保護者負担
・非課税世帯は年齢に関わらず基本保育料は無料、給食費も免除。ただし、教材費、行事費などの諸費は保護者負担
・基本保育時間を超える延長保育料金については保護者負担。非課税世帯も保護者負担になる
小学校入学前まで兄弟姉妹による保育料軽減は、無償化制度が始まる前の従来通りです。
その事については以前のブログに書いています。↓↓
ただし、市町によっては市町独自の子育て支援施策などにより違いがあります。
市によって違います!
お金のことですから、確認したい方は市役所でしっかり確認してください。
私がお伝えしていることは、全国標準の内容になります。
さてさて。
時々あるお問い合わせなのですが、
「認可保育園に通っています。もうすぐ3歳になるのですが、何か無償化に向け手続きが必要ですか?」というもの。
認可保育園に通っているのなら、何もされなくても基本保育料は無料です。給食費や教材費などの諸費だけお支払い下さいねとお答えしています。
幼児保育の無償化については、
・認可保育園
・認定こども園
・子ども子育て支援新制度対象の幼稚園
以上の園に通う場合は、何も手続きはありません。
手続きが必要なのは
・認可外保育園(企業主導型保育園を除く)利用の場合
・認定こども園を幼稚園区分利用で、預かり保育の保育料無償化を希望する場合
・子ども子育て支援新制度対象の幼稚園利用で、預かり保育の保育料無償化を希望する場合
・子ども子育て支援新制度の対象でない幼稚園を利用する場合
以上の場合は申請しないと、無償化にはなりません。入園の際、または3歳児になるタイミングで園の方から案内があると思いますので、必ず手続きをするようにして下さい。
※子ども子育て支援新制度の対象の幼稚園、対象でない幼稚園については以前のブログで書いています。まだお読みでない方はこちらからどうぞお読み下さい。↓↓
認可外保育園の中でも企業主導型保育園の無償化については、市役所での手続きはありませんが、園の指示に従ってください。
2歳児までで認可外保育園に通う場合の非課税世帯の方の無償化については申請が必要です。(認可保育園に通う場合は申請不要です)
尚、申請しても非課税世帯でないことが分かると申請却下となりますので、申請前に課税状況については念のため確認された方が良いと思います。
例えば、シングルマザーさんで自分は非課税だと思っていても、同居の祖父さんに収入があって課税されていると「非課税世帯」とはなりません。ご注意ください。
はい。では今日はここまでです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。