市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。


少し前になりますが、恒例となっている「ママの再就職応援セミナー」の講師にまたまた行ってまいりました。


うちの市の男女共同参画センターが年に2回行っているセミナーです。過去のブログでも何回か取り上げています。


よろしければ、こちらからお読み下さい。↓↓


今回もたくさんの方にご参加いただけました。


さて。
今回のセミナーの中で、一つ興味深いお話がありました。
以前、私のブログでも取り上げだ「小1の壁」問題。子どもが保育園を卒園して小学校に入学すると、働くパパさん、ママさんの負担が大きくなり、場合によっては仕事をセーブしないと小学校生活を送れない事態に陥るという問題です。

詳しくはこちらをお読みください。↓↓


この「小1の壁」問題の解決のために、今、国や市町が様々な取り組みを始めているとのことでした。

例えば、学童保育。小学校の放課後に子どもを預かってくれるところですが、従来は公立ですと、開所時間は夕方6時まで、長くみてくれるところで7時までという感じでした。が、今は通常利用で7時まで、延長利用で7時半までというところが増えてきているそうです。そのことによって、ファミリーサポートセンター(通称ファミサポ)の援助活動による「学童へのお迎え」の利用件数がググッと大幅に減ったそうです。

これまでは、子どもが小学校に上がると時短勤務にせざるを得ないと思っていた保護者さんが、保育園時代と同じ働き方ができるようになったのですね。

市町によって差はあるとは思うのですが、少しずつ世の中は変わっていっているのだなと思いました。
時短勤務にするも、今までどおりに働くも、どちらでも自由に選べる。それが1番良いことですからね。

あと、学童保育での昼食の提供が始まっているとのことでした。

学童は、夏休みなどの長期休みや土曜日も預かってくれますが、小学校の給食のない日はお弁当を持参しなければいけません。
保育園時代は1年を通じて給食が提供されていましたから、このお弁当作りがなかなか大変という保護者さんも多いようです。朝の限られた時間の中で作らないといけないというのが気持ち的にも負担になりますよね。
学童の中にはカップ麺OK、コンビニ弁当OKなど、手作り弁当でなくても良いから何か持って来て下さいというようなところもあるようですが、毎日カップ麺という訳にはいきません。

学童で給食が提供されるというのは、本当にありがたい!すでに導入されている市町では、お弁当持参か給食かを選択制にしたら、ほとんどの方が給食を頼まれているとのことでした。
給食といっても、宅配弁当を業者に依頼する形を取っている市町、こども食堂の運営団体に委託している市町、学校の給食室を借りて調理員を雇用している市町など、運営状況や提供する給食の形態は様々なのですが、保護者にとってはとにかく朝にお弁当を作らなくても良い!というのが嬉しいですよね。

こんな感じで「小1の壁」は少しずつ崩れていっているようです。


こちらは、世界史の教科書に出ている「ベルリンの壁崩壊」。
「小1の壁」でも何でも越せない壁はないんだなあと思ったら、この画像が頭に浮かびました。



はい。
今日はここまでです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。