『悪いことが起こったときの
心の持ち方を教えてください』
というね、ご質問が届いたの。
（本当はもっと具体的だったけど）
これね、大切なので覚えておいて欲しい。
悪いことが起きた時は、
『何かが起こった』だけでプラスでもマイナスでもない
ということ。
でね、「とはいえ、これはどう考えてもマイナス！」
って言えることがあると思います。
それは『点で見たらどう見てもマイナスだけど
長い目で見たらどうにでもなる』っていう奴なの。
ただ、何かが『起こった』というだけで。
大事なのは
どれだけいい人にも、どれだけいいことをしてる人にも
悪い出来事は起こるんだよ。
自分にだけ雨が降ることがないように
自分にだけ寒波が来ることがないように
誰もにおこること。
でも、笑うのは、それでもいいと信じたことをし続ける人なの。
「悪いこと」はいくら起こっても、なんとでもなるけど
「悪いこと」はしちゃだめなの。
悪いことが起こるのと、悪いことをするのは
まったく違うからね。
悪いことが起こっても、マイナスにはならないけど
悪いことをしたら、それはマイナスになるの。
たとえばさ。
世界で一番有名な絵画って何だと思う？
「世界でもっとも知られた、
もっとも見られた、
もっとも描かれた、
もっとも歌われた、
もっともパロディ作品が作られた美術作品」
と言われている作品です。
イタリアの芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた
そう、
モナ・リザ！
ザ・モナ・リザ！
のリズムで言いたくなるモナ・リザ！
あのモナリザが世界的に有名になったのって
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いてから約400年後。
何があったかというと
盗まれたからです。
（仮装通貨かよ）
盗まれてから2年後に犯人が見つかったんだけど
盗まれて世界的に有名になり
返ってきて誰もが知る名画になった。
その後も、モナ・リザは
お客さんが酸を浴びせたり
石を投げつけたりするんだけど
その度にモナ・リザは厳重にガラスケースに入れられ…
どんどん価値が上がることに。
フラットに長い目で見ると
「良いことが起こった」
「悪いことが起こった」
というものはなく
「大きなことが起こった」
「小さなことが起こった」
それをどう見る？
っていうお題を出されてるだけなのです。
でも「私ばっかり嫌なことが起こる……」と
被害者意識になったり、深刻になると
悪いようにしかならないのです。
悪いことも長い目で見ると、
大きな大きなプラスにできたりするからさ
モナ・リザみたいに目を細長くして
微笑んどいたらいいさ♡
この世界をどう見るかで
君の目は濁りもするし
輝きもするからさ。
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