Ｑ．
会社から家に帰ったら、
どれだけ『愚痴らないほうがいい！』とわかっていても
愚痴ってしまう自分がいます。
こんな時、何かいい対処法を教えてもらえると嬉しいです。
というね、ご質問を頂いたんですけど
結構色んな人にね、当てはまると思うので
書いていきたいと思う。おまかせあれ。
３ステップあるから順番にやっていこう。
一番最初にやることは
その愚痴をうんうんと聞いてくれる人に感謝しよう。
本当は言いたいことも一杯あるけどぐっとこらえて
聞いてくれる人に感謝しよう。
「いつも聞いてくれてありがとうね」と伝えよう。
いいアクションというのは、感謝から始まる。
こういうことを馬鹿にすると大馬鹿になるからね。
伝えていこう。
愚痴って、不満を爆発させるだけの人と
愚痴れる空間があることに感謝する人とでは
未来が大きく変わるからね。
次いこう。
『愚痴ってＯＫ！』
と、いったん受け入れてしまおう。
「は？ 何言ってんの？ アホなの？」と
詰め寄るのをやめて聞いてほしい。
ちゃんと意味があるから。
世の中で、一番愚痴が多い人って実は
「愚痴っちゃだめだ！
愚痴っちゃだめだ！
愚痴っちゃだめだ！」
と“否定”の言葉を出してる人です。
完璧主義者で、自分に厳しい人が多いんだけど
完璧主義者の人のセルフトークで多いのが
「否定」 とくに 「許せない」という言葉です。
「あの子はなんで言われないとできないの？」
「なんであの子ばっかり自由なの？」
「なんであれが許されるの？」
「許せない！」
そんな言葉を心で沢山唱えてしまってるのです。
ふっふっふ。
その否定ワードや許せないワードが
心の糸をピンと張りつめて切れやすくしてるんだよ。
許すの語源はゆるめる。
そのゆるめるにはどうしたらいいの？ っていうと
承認の言葉を使うこと。
だから、「愚痴ったらだめ！」と思えば思うほど
自分や周りを許せなくなってしんどくなるだけだし
「愚痴ってＯＫ！」と思うと、逆に愚痴が減ってくんだよ。
完璧主義者はメンタルが弱いと研究でわかってるのは
こういう理由が背景にあるんだね。
というわけで、セカンドステップは
承認の言葉を使うこと。
次行こう。
世の中には
「終わり良ければすべて良し」という大原則がある。
心理学的にも、終わりがいいと
印象がまったく変わるとわかっている。
だから、愚痴ったとしても大丈夫。
『ほんともう……
あぁ！ 愛くるしい』
という言葉で締めくくればいい。
「ほんと、あの子ったらぶりっ子ばかりして……
あぁ！ 愛くるしい！」
「部長ったら、ミスを私に押し付けるのよ！
鼻毛は出てるし、寝癖は凄いし……
ほんともう、愛くるしいったらありゃしないわ！」
そんな感じで、終わりをよくすりゃいいんだ。
そうすると、『否定』の心から『承認』の心に変わる。
正直なところ、愚痴るかどうかよりも、こっちの方がずっと大事。
承認の心になれば「許せない！」という呪縛からの解放だ。
そうするとね、自分の為にもいいんだよ。
3ステップのおさらいだ。
・感謝ではじまり
・否定→承認の言葉にする
・終わり良ければすべて良し
この３ステップで
自分にとっても、周りにとってもいい結果になる。
人間だから色々あるけれども
自分にだけ雨が降ることがないように
自分にだけ嫌なことが起きるなんてありえないからさ
どうせなら、いい言葉を放つ存在でありたいね♪
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