観客席から見たカーリング 2nd Season
A curling brings you happiness.
A curling accelerates you.

A curling is driven by yourself.
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これも「観戦講座」で取り上げるかもしれませんが、
ここに来て、世間的に「カーリングストーンは何故曲がる?」の答えが、

「実は、よくわからないんです・・・」

という認識になってきたのが素晴らしいです。(笑)


色々なありがたい文章では、「石の前より後ろの方が摩擦が大きいので、後ろに大きな摩擦が生じて回転方向に曲がる」と書いてあります。

これも「間違い」とは言い切れないとは思います。
なにしろ、よくわからないのですから(笑)、これが真実である可能性もあります。

ただ、現時点で確証のないものですから、「です!」と言い切るのはちょっと、ですね。


私が「よくわからない」という話を聞いたのはかなり前でした。
それまでは私も「前後の摩擦差で曲がる」のだと思っていました。
それしか情報がなかったからです。

しかし、小泉さんと諏訪の方に、御代田でアイスの上でストーンを使って「摩擦ではないんだよ(笑)」と解説された時は衝撃でした。
摩擦だったらこの場合はこう動くハズだろ?と目の前でストーンを動かされて。 確かにそうなんです。

なので「じゃあ、どういうメカニズムで曲がるんですか?」と聞いたら、「それがよくわからんのだよ。ワハハ」で終了。(笑)


面白いですよね。
カーリングの語源になっている、ストーンがカールする現象の仕組みが現在でもわからないなんて。

逆に、解明されちゃったらつまらないようにも思えます。
わからないから「なんでだよ?!」とアツくなれるのであって、タネ明かしされちゃったら冷めちゃいますもの。


人が人を好きになる仕組みが科学的に解明されちゃったらイヤじゃないですか。(笑)

それと同じで、人間は、
わからないから面白い、わからないから真剣になる、という生き物ですから、

ここは永遠にカーリングの不思議なところとして置いておいた方がいいのかもしれません。


だからやっぱり、結果じゃなくてプロセスだな、って思います。
わかることが大切なのではなく、わかろうとすることが大切。

勝つことじゃなくて、勝とうとすること。

これを求めていくことがカーリング、だと改めて思います。



2018-03-03 22:18 追記

 

茅野から「悩んでいらっしゃるようで(笑)」と電話を頂きました。(笑)

 

「あるよ」とのことだったので、もう一度考えました。

すると、halx さんの画像が、かなり核心を突いた結論的なものであることが分かりました。

 

なので、僭越ながら、私が改めてhalx さんの画像の補足と解説をいたします。

 

シューターを黄3に厚く当てると、当然、黄3は下方向に飛びます。

下には赤4がありますから、それに当たらない程度の厚さで当てる必要があります。

 

そのギリギリの角度を示したのがhalx さんの図です。

 

黄3に厚く当てると、黄3は下方向に飛び、赤1の内側に当たります。

すると赤1は8時半方向に動き、黄2の右肩に当たります。

 

その結果、

赤1は黄2を6時半方向に押しますが、黄2への当たり方が薄いので、自分が9時半方向にそれなりのスピードで出て行ってしまいます。

 

その結果、赤1が黄3よりも外に行ってしまって、

元の赤4が1になっても、2は黄色になってしまうのではないか。

 

というのがhalx さんの図の内容です。

 

halx さんの図は、結局黄色の2が1として残ってしまうのではないか、という状況を示していますが、

シューターはかなりのウェイトだったので、黄2を赤4よりも外に押せたかも知れません。

ですが、その分のウェイトは赤1にもかかりますから、赤1はもっと外に飛んでしまい、やはり赤の1・2にはなりません。

 

決論として、

 

「厚く当てて、黄色の2と3を出して行く動きはあるが、赤の1も外に行ってしまうので、結果として赤が1・2の2点にはならない。」

です。

 

コメント欄にあるように、北海道新聞の記事で、AI解析でも同様の診断になっているようです。

(ただ、そこから先のハナシは微妙なのですが・・・)

 

これは私がつくった、赤1が黄2にノーズで当たってその場に留まる角度とシューターの当たる位置です。

 

これよりも厚く当てると、赤の1は黄2に当たった後に、

10時方向に出て行きます。

そうすると、halx さんの図のようになって行くのです。

 

川合の結論は、

 

「厚く当てて、赤のワン・ツーはない。

赤がワン・ツーを取るなら、薄く当てるしかない。」

 

とさせて頂きます。

 

 

 

-------- 以下、2018-03-03 15:48 追記 --------

 

halx さんからコメントと画像のご提供を頂きました。

 

この方も、「厚く当てて赤が、1、2、を取る動きは考えにくい」との見解です。

 

画像は、

ヒットする前と制止後の2つの画像を重ね、

そこに、独自の角度計算を重ねていらっしゃるものです。

 

 

- コメント -

私もドローでなければ、No3の2時~2時半に当ててNo3を左上に飛ばす以外に方法がないと思います。ただその場合2時~2時半2の15度は正面から見て1.5cmほどしかないのでかなり難しそうではありますが…。
 
でも、藤沢選手も厚く当てて~と説明してますし(youtu.be/XfxznCEsGZI?t=5m54s)、イギリスのコーチもガーディアンの記事で「カールせずにああなった」とコメントしてました。BBCの解説者に至ってはコースには言及してないものの100回中99回成功するとまで言ってました。
思うに、全員No5の存在を忘れてるのではないかと…。
 
試しにもっと厚く当ててNo3がNo4に並んでギリギリ越えるくらいの力加減を考えてみましたが、その場合でもやっぱりNo1がNo5より外に出ますし、No2をNo4より外に弾き出す事さえ疑問符が付きます。
一ヶ月で消えちゃいますけど、オートシェイプでの検証作図をUploadしておきます。
回転と摩擦で多少角度に誤差は出ますが、無理な方向にしか働かないですよねぇ?

- - - - - - - -

 

う~ん・・・

やっぱり厚く当てて赤がワン・ツーになる動きは分からないです・・・。

 

どなたか、「厚く当てたら無理」の結論に傾きつつあるこの場を、トリプルテイクアウト級の、「できるよ!」というすごいご意見をぶつけて下さる方はいらっしゃらないでしょうか。(笑)

 

引き続き、ご意見をお待ちしております。

 

 

-------- 以下、2018-03-01 08:43 --------

 

予告していたシリーズをちょっと保留して、この話をさせてください。

 
 
ミュアヘッドのラストストーンについて、
 
私は赤がワンツーになるには、あの石の動かし方しかない、と思ってああいう画像にし、「厚く当たってしまった」と書きました。
 
ですが、コメントで
「薄く当たった、だと思います」
「藤澤がNHKで厚く当ててワンツーを取るラインを解説していた」
と教えて頂きました。
 
 
そうなんですか?!
厚く当てて赤がワンツーを取るルートがある?!
 
昨夜、1時間近く考えました(涙)が、私にはその石の動かし方は分かりませんでした。
 
 
検証
 
 
まず、
ワン赤、ツー黄色、スリー黄色、フォー赤、です。
 
これをかなりの高速テイクウェイトで、スリーの黄色をヒットして石を動かし、赤が2点取る方法を考えます。
 
 
シューターは、使えません。
 
シューターは右方向にロールしますから、ボトムとは離れる方向にしか進まず、ツーやスリーにはなれないからです。
ノーズで残したとしても、ツーやスリーにはなれません。
 
なので、シューターは使えない。
シューターを生かすなら、ヒットではなく、直接ツーのポジションまでドロー、のはず。
 
 
つまり、黄色のツーとスリーを外に出し、フォーの赤をツーにするしか方法がないように思います。
 
そうすると、あの画像で示したように、
 
かなり薄く当てる。
スリーの黄色をワンの赤に当てて、赤は外に出さずに、黄色が外へ行くように動かす。
 
そしてワンの赤をツーの黄色に当て、黄色のツーを赤のフォーよりも外に押し出す。
 
 
しかないように思います。
 
 
 
ですが、イギリスは確かに厚く当てることを狙っているように見えます。
 
 
ブラシの位置で考えると、
ノーズ寄りの厚いところをヒットしようとしている幅です。
 
ミュアヘッドのリリースはインターン。
右から中央に曲がってくるライン。
 
リリース後のコールは「Off !」。
曲がるのを待っています。
 
イギリスは、ショットの結果よりも厚く当てようとしていたと思います。
 
 
それで、どうやってワンツーを?
厚く当ててワンツーを取る動かし方がある?
 
 
どなたか、本当に教えてください。
コメントつけてください。
 
本当にわからないんです。
 
ぜひ、よろしくお願いいたします。
 
 

 

では始めましょう。

川合の「カーリング観戦講座」。

 

第一回目は、「ストーンの飛び方」です。

 

このブログで、オリンピック3位決定戦のラストストーンについてを検証しているので、

 

まず、


その話が良く分からない、という人に向けての解説です。

 

字で書いても分かりにくいので、図にしました。

 

左側、角度の解説はこれで間違いないと思います。

右側、推進力の分割については、イメージ、です。

数学的な正しい計算式はこうでないかもしれませんが、

カーリングの試合を見ていて、パッと考える時にはこんなイメージでいいと思います。

 

 

ということで、薄く当てた場合と厚く当てた場合の動きのイメージはこうなります。

 

というように、

「石の割れ方(離れる角度)は、必ず90゜」

ということをまず覚えてください。

 

そして、

 

薄く当てた場合は、シューター(投げた石)の方が強く動き、ヒットされた石の動きは弱い。

 

厚く当てた場合は、シューターの動きは弱くなり、ヒットされた石が強く動く。

 

ということです。

 

 

これの極端な例が「ノーズヒット」(鼻先に当てる)と呼ばれる、的になる石のド真ん中にヒットした場合です。

 

この場合、

シューターの90゜のラインが進行方向に対し完全に直角となり、推進力はゼロになります。

つまり、シューターはロールせず静止し、全ての推進力が当たった石に移動する、ということになります。

 

これの逆が、チップよりももっと薄い、「ほんの僅かに触れた」という状態ですね。

その場合はシューターの進路は変わらずに真っすぐ行き、当てられた側も全く動かないです。

 

ですが、これは見た目には変化がないので、「当たらずにギリギリをすり抜けた」というように見えると思います。(笑)

 

 

まず、これをおぼえてください。

 

これが分かると、ハウス内の石の動きが分かるようになり、

選手が集まって何を考えているのか、

このショットの指示は何を狙っているのか、

を深く理解することができると思います。

 

 


ネットニュースで、ちょっと気になる書き方をしている記事を数回見ました。

ブラシを「ブルーム」と呼んでいる記事です。


結論から言うと、

スイープに使用する用具の名称は「ブラシ」です。


過去には確かに「ブルーム」と呼ぶタイプのブラシが使われていたそうです。

「そうです」という他人事な表現なのは、私はブルームが実際に試合で使われているのを見たことがないからです。(笑)
もちろん映像では見たことありますし、実物に触ったこともありますが。

茅野のコーヒー屋さんの軒先に、野ざらしで置いてあったりしますが。(笑)


今現在は、みなさんがテレビで見た、先が化学繊維のパッドになっているブラシしか使えません。
もう、そういうルールになっています。

ブラシというよりもクイックルワイパーみたいな。(笑)


その前は、本当に「ブラシ」でした。
これはもう完全にデッキブラシです。

一時期、パッド型になった後にも使用方法限定で復活したこともあったのですが、
今は禁止されています。
ブラシの毛が抜け落ちてゴミになってストーンのラインを乱す原因になるから、です。


で、さらにその前に、ブルームと呼ばれる箒のようなブラシが使われていました。

日本人的には、竹箒がイメージ近いです。
ああいう丸い円筒状のブラシです。

それが「コーン・ブルーム」と呼ばれていたんですね。
トウモロコシは畑では毛が生えてるじゃないですか。あれに似てるから、ってことらしいです。


なので今のブラシは「ブルーム」じゃありません。
ブルームが使われていたのは、もう30年くらい前じゃないのでしょうか。


きっとメディアのライターがこの「ブルーム」という表記を見つけて、
上に書いたようなことを確認しないままに「カーリングではブラシを専門用語でブルームって言うんだ」と勘違いして、カッコつけて使っちゃったのかなあ、と思います。(笑)

ワタシも以前に、用語の意味を取り違えて使っていて恥かいた経験があるので、あまりバカにできないのですが。(涙)

用語は知ったかぶりで使わず、ちゃんと意味を確認してから使いましょうね、
というおハナシでした・・・。




この話も世間で「おかしいよ」と言われている内容ですよね。

なので解説しますね。


カーリング日本代表は、なぜ選抜チームではないのか。
なぜ、クラブチームがそのまま代表になる、というシステムなのか。


答えは、

選抜チームを作ってしまうと、日本の有力チームが全てダメになってしまい、日本のカーリングのレベルが下がってしまうから。
です。


どういうことか。

カーリングチームは、試合に出るのは4人で、
「フィフス」と呼ばれる補欠の選手1人、計5人で構成されています。
(補欠選手の呼び名は他にも色々あります)

そこで、選抜チームを作るとします。

Aチームから2人、Bチームから2人、Cチームから1人、選抜したとします。

Aチームは、元は5人のチームでした。
なので2人抜かれてしまうと、3人になります。
Bチームも同じく3人に。Cチームは4人になりますが、カーリングチームには4人のチームもあるので、それであれば3人になってしまう可能性もあります。

2人の選手が選抜されて、Aチームに残った選手は3人です。
3人ではカーリングができません。
新人を入れれば4人以上になって、試合はできるかもしれません。
ですが、選抜されるような実力のある選手が抜け、新人が入ったチームのチーム力はガタ落ちでしょう。

Bチームも、Cチームも、です。
選抜される選手がいるような有力チームが、全てそうなってしまいます。

選抜チームは強いチームになるかもしれません。
ですが、それ以外に残されたチームがみんなダメになってしまいます。


野球やサッカーのように、チームの人数が多くて控えの選手も多く、2~3人抜けても何とかなる、という競技なら、選抜として選手を抜くことができるでしょう。

ですが、カーリングはチームの人数が少ないために、それができないのです。

やってしまったら、有力チームがみな機能しなくなり、日本のカーリングがおかしくなってしまうのです。


だって、
現実に、スキップとサードが抜かれてしまったら、そのチームはもう無理ですよね。

そういうことなんです。



以前、選抜に近い性格のチームが日本にありました。
でも、長い年数をそういった状態で続けるのは難しかったようです。
すごく、残念でしたが。


だから、カーリング代表は、

選抜チームではなく、
一番強いクラブチームが代表になるのです。



予告その1。

未だにアメブロの「#カーリング」を見ています。
そこで意外と見かけることが多いのが、「ガードストーンが良く分からない」というものでした。
なんで的の外に止まったのが成功で、中に入ったのが失敗なの? ということのようです。
 
うん。確かに。
 

では、始めましょうか。
川合の「カーリング観戦講座」。
 

実際にカーリングをプレイしたい、という人は、ネット上でグダグダやってても意味無いです。
今すぐに、「カーリング講習会 初心者」とかでググって講習会に参加しちゃってください。(笑)
そっち方面のフォローは、ワタシには全く無理です、スミマセン。
 

自分はプレイしなくてもいいけど、もう少しカーリングのルールや戦術などを知って、もっとカーリングを理解したい深く観戦したい、という人にはこのシリーズは有効だと思います。
基本的に、私がそういう人なので。
 
対象は、「平昌オリンピックでカーリングの試合はかなり見た。だから点の数え方は分かるし、ルールも何となくは分かる。だけど、戦術とかはあんまり良く分からない。」という人をターゲットにします。
そういう人、多いでしょうからね。(笑)
 

次の記事ではこの講座の第一回目として、ガードストーンについてを取り上げます。
 
 
 
予告その2。
 

私を以前から知っている人は、
「ちっ。川合はSCがオリンピック出ても男子見ないで女子専門かよ。相変わらずダセェなぁ。」
と思っていることでしょう。
 
ふふふ。
 
意外とそうでもないんだなぁ、コレが。(笑)
 
実はSCの試合も見てて、全部録画してあるんだなぁ。
オリンピック期間中は黙ってただけなんですよ。
 
このブログ、前にやっていた時に最後に付いたコメントで「是非、男子も見てください」というのがありました。
誰が書いたのかもだいたいは分かってます。忘れてないんです。
 
それは、あのとき私がカーリング場の観客席に置いてきてしまった忘れ物。
でも、忘れてはいません。
 

なので予告します。
 
「検証・男子カーリング ~SC軽井沢は攻め過ぎなのか~」
 

本当に僭越ながら、ここに踏み込ませて頂きます。
 
敦賀さんが、「攻め過ぎだ」と言う。
両角さんは、「意味が分からない」と言う。
 
真っ向から対立する日本カーリング男子。
 
それを、カーラーでもない、関係者でもない、第三者である「観客」の立場で検証します。
 
先に言っておくと、私は基本的には
「つまらないカーリングなんてクソくらえ。 見ててつまらないカーリングは、やってる側もつまらないはずだ。 もっとハッピーになれる、もっと見てて熱くなれるカーリングをしてくれ。」
というスタンスです。
 
なので、今の状況だけでは両角さんの考え方に共感します。
 
しかし、
です。
 
しかし、自分の個人的なカーリングならそれで全く問題ないと思いますが、
「オリンピックでプレイする」
という部分では、それだけでは済まされない部分があるのも事実です。
 
オリンピック日本代表には税金が使われている、という部分は事実ですし、他にもいろいろな面があるでしょう。
そこには「自分」だけが優先されてはいけない部分があるのかもしれません。
そこには自分の欲求を自重して、慎重に冷静に「勝つ」ということが求められるかもしれません。
 
そういった面では、敦賀さんの言うことにも理があります。
 
ここに挑戦します。
なにかまとまった結論が出るのかどうかも分かりません。
ですが、「観客」の立場から、ここに踏み込もうと思います。
 
 
 
そして、これから始めようとするこの2つのシリーズには、共通のものがあります。
 
それは、「日本カーリング協会の公式サイトに書いてあることと、違うことを言っている」というものになるはずだ、という部分です。
 
それは、わざと話題になるために違うことを言おうとしているのではないのです。
 
戦術とか、考え方とか、そういうものは「正しいものがひとつある」というものではない、ということです。
 
 
例えば、サッカーのフォーメーションは「正しいもの」がひとつだけでしょうか。
サッカーの戦術やスタイルは、「正しいもの」がひとつだけなのでしょうか。
 
そんなことはないのです。
 
色々な考え方、色々な方法、があるはずです。
 
先攻は、後攻に一点取らせて次のエンドで後攻に回ることを考える。
後攻は、2点以上を狙う。それが無理ならブランクエンドにして次のエンドも後攻で戦う。
 
オリンピックの中継で、まるでお経のように繰り返された話です。
 
カーリングとは、それが正しいのか。それしか方法がないのか。
 

違うんです。
色々な戦術、色々な考え方、色々なスタイル、があるんです。
 
その中のひとつの例を、お見せしたいと思っています。
 

是非、これからもこのブログをご覧ください。
 
他のところでは語られることのない、別のカーリング、をお見せしたいと思っています。
 
 

日本代表の女子チームのネーミング。

マスコミは「LS北見」と呼んでますよね。
でも私はこのブログで頑なに(笑)「ロコ・ソラーレ」と呼んでいます。


このチームに関しては、
「ロコ・ソラーレ」
が正式なチーム名だと思います。

じゃあ、「LS北見」ってなんの名前なの? という疑問につながるわけですが、

ズバリ、
「ロコ・ソラーレが、日本選手権や、その予選になる北海道選手権に出場する際の仮称。」
です。

日本選手権という公式戦に出場する時の名前なら、それが正式名称だろう、
という方もいるかもしれません。
一理あるので、それはそれで否定はしないです。


日本選手権には、「チーム名に関する規則」があって(そんなのあるんですよ。ビックリするでしょ)、所属する地域のカーリング協会名を入れなければいけない、という規則があるんです。
細かくいうと、それ以外にも使える地域名もあるのですが、とにかく地域名を入れないとならないんです。

これに関しては、当時に散々アホか!とか言いまくったのでワタシはもういいです。(笑)

なので、「ロコ・ソラーレ」では日本選手権に出られないんですね。
なので「LS北見」という名称で選手権に出場しています。

多分、チームの公式サイトでは「ロコ・ソラーレ」なんじゃないでしょうか。
さらに正式には英文字綴りだと思います。


チームはみんな、自分たちの好きな名前付けるんですよ。
ほとんどのチームがそういう名前を持っています。
当たり前ですよね。(笑)

なのに、日本選手権になるとみんな殺風景な「チーム東京」とか「チーム妹背牛」とかになっちゃうんです。
つまんないですよね~。

だから、富士急もホントは「チーム・フジヤマ」というイカすチーム名(笑)なのですが、
選手権では企業名の富士急、なんです。
企業名は選手権でも使用が認められています。

フォルティウスは、その規定の後に作ったから、正式名称が「北海道銀行フォルティウス」だったと思います。


商品名をチーム名に使われたくない、とか言ったら、コカ・コーラがチーム作ったらどうするのでしょうかねぇ、って感じです。


そんなとこ、自由でいいんじゃないかなぁ、と思いますね。


大きな問題がないのなら、
より自由でより楽しい方向を目指す、

という方がいいんじゃないかなぁ、と思います。





オリンピックが終わってしまって、カーリングロスに陥っているあなたに朗報。(笑)

まだまだ、世界選手権がありますよ。

国内の大会は日本選手権が既に終わってしまい、
残念ながら女子のロコ・ソラーレを見られる大会はないみたいです・・・
もしかすると、常呂のローカル大会には出るかもしれませんが、それはちょっと飛行機乗って見に行く、というものでもないように思います。

それでも自分は常呂へ行く!という昔のワタシのようなキチガイの方(涙)にアドバイスしますと、
常呂に行くには女満別空港からレンタカー借りて地力で行くしかありません。
宿は網走にビジネスホテルがあるので、それが楽だと思います。網走から常呂まではクルマで45分くらいです。
空港から常呂まで、レンタカーのナビ任せで行こうとすると、とんでもない道に案内されて泣く羽目になるかもしれません。(笑)
夏道ならいいんでしょうけど、雪道はねぇ。

男子のSCは、
おっと、長野選手権が4月じゃないですか!
出場チームが分からないですが、SCはきっと出場すると思います。
彼等はそういう部分は大切にしてくれる人たちですから。

女子の中部電力も出るでしょうから、見に行った方がいいかもですね。
例のYoutubeでまた撮影に行こうかなぁ。(笑)
ということで、4月は軽井沢アイスパークへGo !


あ、じゃなくて世界選手権のハナシですね。(笑)

カーリングの世界選手権は、男子と女子が別々の時期に別々の会場でやるんです。

今年は、
女子が、3月17日からカナダ・ノースベイで。
男子が、4月1日からカナダ・エドモントンで。

なんで別大会にするのか?って?
一緒にやったら、見る方が大会期間中ずっと4試合見ることになって、死んじゃう(笑)からです。
いや、ホントに。
だって4試合って、世界選手権は10エンドゲームだから、ほぼ12時間ですよ?
死ぬでしょ。 てか、アイスメーカーが死んじゃう。(笑)

なので別大会なんです。

一時期、日本選手権も同様に別々にやっていたのですが、今は男女共催になっています。
なので日本選手権は1日4試合です。
男子も女子も見ようとしたら、マジで1日5時間くらいしか寝られないと思いますよ。(笑)

いや、だから世界選手権のハナシですよね。

今年の世界選手権は、NHKがBSで日本戦は全試合放送してくれるみたいです。

スケジュールは、他の方がまとめてくださっていますので丸ごとパクらせて頂きます。(笑)




なんだか、ネットに間違った情報が流れているので訂正し、補足します。

東京に一番近いカーリング場は、

山梨県、山中湖村、にある

カールプレックス・フジ です。


この施設は、日本カーリング協会のサイトに掲載されていませんが、
古くからある、伝統のあるカーリング場です。


どうして日本カーリング協会のサイトに掲載されていないのか、ですか?

さぁ、なんででしょうねぇ。(涙)
日本カーリング協会に聞かないと、本当のところは分からないですね。

私は、掲載されているのが当たり前、だと思っています。

この記事、
一旦出して、引っ込めたんです。

今は、この話題をピックアップするタイミングじゃないな、って。

でも、一晩経って、
やっぱり出すことにしました。

本当のことを言う、と決めたのだから。



両角さんが、本当のことを語っている。

両角さんにとって、アンラッキーだった点は、聞く側がカーリングをよく知らないこと。
こんな話が、こんな形でインターネットに掲載される。
こんな内容は、ここから取材を重ねて慎重に検証されて出されるべきだ。
聞く側が事の重さを分からないから、こんなに簡単にストレートに出てくる。

ラッキーだった点は、ほとんど編集されずにそのままの言葉で掲載されたこと。
これは多分、彼の言葉そのままなのだろうと思う。


両角さんは戦う。
彼だって、こんなことを言ってネットに掲載されて、平穏ではいられないことは承知のはず。
それでも両角さんは言う。


これは、本当のことだ。

男子も女子も変わらない。

これは、本当のことだ。

日本のカーリング界はこうなっている。


こんなことを私が言っても何の影響もないかもしれません。

そして、こんな厄介な話には、距離を取った方が安全かもしれません。


でもね。

両角さんが、今のタイミングでこれを言う。

日本のカーリングに関わる人であれば、その意味はわかりますよね。
カーラーなら、日本のカーリング界にいる人なら、
わかりますよね。

私には、何もできない。
こんなところでこんなことを言ったって、何も変わらないし、何の影響もないと思います。

でも、だから私は言うしかないんです。


両角さんが、それこそ命懸けで放ったテイクアウトショットです。

スイープしてくれるひとはいるでしょうか。
コールしてくれるひとはいるでしょうか

石は当たるでしょうか。
石は動くでしょうか。


カーリングは、独りではできないんです。
チームが、仲間が、サポートする人が必要なんです!


私は観客席から、ショットの成功を祈り、全力で応援するしかできません。


両角さんが言わんとすることを、知って欲しいです。


アスリート ファースト、 であってほしいです。





両角友佑が語るカーリング界のリアル 「今の強化方法には限界がきている」(スポーツナビ) - 平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック特集 - スポーツナビ
https://pyeongchang.yahoo.co.jp/column/detail/201802250010-spnavi