こんにちは。

 

身長193cmマーケターの川畑です。

 

ここ最近、コンセプト作りの連載をしています。

前回までの話の要点をまとめると、

  • コンセプトを変えると、様々な場面で反応率が上がり、売上が大幅にアップする可能性がある
  • 競合リサーチをしないと、いいコンセプトを考えてもライバルと丸かぶりの可能性がある
  • また、競合リサーチをすれば、売れるノウハウや見せ方を取り入れることができるので、やらない手はない

というお話しました。

前回までの連載はこちら

1)コンセプトを直す“だけ”で売上が伸びるの本当?答えは…
2)事例を元に深掘り解説)売れるコンセプトvs売れないコンセプト
3)​売れるコンセプトは、この5ステップで完成する
4)初公開❗️川畑がコンサルで“強み”を掘り起こす具体的プロセス​
5)​事例で解説)あなたの強みを炙り出す2つの質問
6)売れる人と売れない人•ターゲット設定の“決定的違い”
7)売れるターゲット像に絞り込む具体的プロセス
8)売れるノウハウが無料でザックザク集まる方法

(↑を読まなくても、内容について来れるように配慮しています😊)

では、今日は競合リサーチの進め方について話していきますね。

競合リサーチの進め方2ステップ

競合リサーチの進め方は、2ステップで勧めていきます。

  1. まずは200件リストアップする
  2. ベンチマークすべき競合を深くリサーチする

では、1つずつ順番に見ていきますね。

ステップ1.200件リストアップ

まずは競合を、ザザーっと200件リストアップしましょう。

「げ、200も調べるんですか?」

と思ったかもしれません。

でも、200件リストアップするときに、1件1件詳しく見ていく必要はありません。

この段階では、1つの競合に対し、1〜2分ぐらいかけてチラッと見るだけでOKです。

ここでやりたいことは、まずは森全体を見渡す、ということですね。

競合リサーチで陥りがちな失敗パターンの1つが、「木を見て森を見ず」です。

というのも、強そうな競合1社か2社ばかりに目が入って、業界全体の状況を見落としてしまう方がいます。

ですので、まずは大雑把にザザーっと200件競合をリストアップし、業界全体に今どんなプレイヤーがいるのか?

ベンチマークすべきライバルは誰なのか?

といった情報を、ザザーっとチェックするのが狙いです。

で、リストアップするときは、エクセルやスプレッドシートを使うと便利です。

リストアップする時も、

  • サイト名(SNSならアカウント名)
  • URL
  • ベンチマークすべき?⇒◯か×で記す

この3つぐらいを記録しておけばOKです🙆‍♂️

ステップ2.ベンチマークすべき競合を深く調べる

ザザッと200件のリサーチが終わったら、次はベンチマークすべき競合を深く調べていきます。

件数の目安としては、15〜30件。

競合を調べるときの観点は、大きく分けて2つあります。

  • コンセプト、見せ方
  • 商品

まず、ベンチマークすべき競合は、売れている可能性が高いです。

売れている、ということは、コンセプトが秀逸であるということです。

なので、どんなコンセプトにしているのか?を分析します。

競合のコンセプトを分析するときに、特に見るべきポイントは、

  • どういうテーマを扱っているか?
  • ターゲットは誰か?
  • その競合の“独自の売り”は何か?

この3つを、それぞれ調べていきます。

SNSを使い込んでいる競合なら、プロフィールや投稿内容から、テーマやターゲットが見えてくる場合が多いです。

また、LINEやメルマガをやっていたら、それに登録して読み込んでいくと、独自の売りの部分が詳しく見えてくることが多いかと思います。

 

(プレイヤーや会社によって取る戦略が違うので、一概に「ここを見ればOKです!」というのはないんですけどね🤔)

また、競合が販売している商品についてもリサーチしていきます。

僕が調べる場合は、できれば

  • フロント商品
  • バックエンド商品

の2つを販売していないか?

販売しているとしたら、どのような商品を販売しているのか?を見ていきます。

※フロント商品とは、安い商品のことです。お試しセッションや、セミナーなどがフロント商品に当たることが多いです。価格は、大体3000円〜3万円以下のことが多いです。

 

※バックエンド商品とは、高単価商品のことです。半年間サポートするコンサルや、高額塾のパターンが多いです。価格は、10万円以上〜60万円あたりが多いです。

フロント商品を見つけたら、

  • どんなテーマで販売しているか?
  • どんなキャッチコピーを使っているか?
  • この商品の、他と違う秀逸な点はどこか?
  • 価格はいくらか?
  • 提供するときの形式は?(セミナー、セッションなど)

といったところを見ていきます。

また、バックエンド商品を見つけた時も、フロント商品と同じように

  • どのような内容か?(サポート期間、カリキュラムなど)
  • 価格はいくらか?
  • この商品の秀逸な点はどこか?
  • 提供するときの形式は?

などを見ていきます。

このように詳しく分析していくことによって、競合がどんな見せ方で、どのように収益化をしているのか、大体把握することができます。

そして、競合のデータをある程度集め終わったら、最後に、

 

「真似できそうなところはないか」

「差別化するとしたら、どんなふうに差別化できそうか?」

 

を、ザッと洗い出していきます。

ここまでの分析を、15〜30件ほど行っていくと、あなたの競合がどんなやり方をしているのか?

 

という、大体の傾向が掴めてきます。

また、競合がどういうコンセプトでビジネスを展開しているのかも分かるので、見せ方の丸かぶりも防ぐことができるでしょう。

常に競合リサーチを、ここまでのレベルで大量に行う必要はありません。

しかし、コンセプトを構築する、つまりビジネスを立ち上げるという段階にいるときは、競合のことを細かく調べ上げ、

  • あなたの業界全体の状況
  • 強いライバルとの差別化ポイント

こういったところを、しっかりと把握することがとても大切です。

ぜひ競合リサーチをやりきって、「あなたの独自の売り」「差別化ポイント」を、発掘していってくださいね。

さて、この連載シリーズで、ようやくコンセプト構築に必要な

  • 強みの発掘
  • ターゲット設定
  • 競合リサーチ

この3つの進め方について、全部扱うことができました。

ここまできたら、いよいよ1つのコンセプトに練り上げていく、という段階に入っていきます。

では、どのようにして「売れるコンセプト」に練り上げていけば良いのか?

最後までしっかり解説していきますので、ぜひ明日以降のメルマガも楽しみにしていてくださいね。

ではでは!

身長193cmマーケター

川畑