こんにちは。
身長193cmマーケターの川畑です。
昨日の夜にニュースを見たら、あのドラゴンボールの作者である、鳥山明氏が亡くなってしまったというニュースを目にしました。
|
なので、僕なりの彼への想いを、今日は綴りたいと思います。
ドラゴンボールは、川畑の世代からは少し外れます。
僕は92年生まれで、ドラゴンボールの連載時期は、84-95年ですからね。
しかし、不登校で友達と関わる機会がなかった中学時代、僕を支えてくれたのは『漫画』でした。
当時、月2000円だったお小遣いのほぼ全てを漫画に注ぎ込み、集めた単行本の数は200冊以上。
ドラゴンボールを読んでいる間は、辛い現実を忘れることができました。
それだけでも、僕がどれほど漫画に熱を入れていたかが、伝わるかと思います。
それから、僕はゲームも大好きでした。
特に好きだったゲームの1つが、ドラゴンクエストシリーズ。
小学生の頃、ゲームボーイ版のドラゴンクエストモンスターズ、テリーのワンダーランドにめちゃくちゃハマっていました。
このソフトは、通称「テリワン」と言います。
|
このゲームが中々の癖ものでねー、
セーブデータがたまに消えるんですよ🤣
僕、小学校6年生の頃、習い事の空手を、ほぼ1年間丸々サボっていたんですよね笑
親には一度、空手を辞めたいと言ったけど、
「自分から始めたいって言ったんだから、せめて小学校を卒業するまでは続けなさい」
と言われ、親には空手に行くフリをして時間を潰すようになったのですw
で、ゲームボーイを持って家を出て、近所でテリワンをやりこむ生活をしていました。
そして、その日もいつものように、空手をサボってテリワンをプレーしていました。
そしたら、ようやくラスボスを倒し、めちゃくちゃ喜んだんですよ😆
「よっしゃー!!!」
と喜んだ時に、ゲームボーイの角を壁にぶつけてしまいました。
その瞬間、なんとテリワンのセーブデータが吹っ飛んでしまったのです😭
やってしまった、、、
そのショックに悲しんだ時、もう家に帰る時間でした。
が、家に帰っても親にその悲しみを伝えることはできなかったので、ひっそりと悲しむことしかできなかったんですよね🤣
なぜドラクエのエピソードを語ったかというと、ドラクエのキャラデザインを手掛けられたのが、鳥山明氏だったのです。
夢中になってドラクエの攻略本も読み込んだので、今でもかなりの数のモンスターを覚えています。
もう、あれほど愛嬌のあるモンスターたちが生まれないんだと思うと、すごく悲しいですね😢
川畑の青春時代は、それほど明るいものではありません。
しかし、ドラゴンボールやドラクエに夢中になることで、辛かった僕の心は救われていきました。
鳥山明氏が生み出したものに囲まれて、僕の青春は作られていったんですよね。
僕は、エンターテイメントのお仕事を、本当にすごくすごく尊敬しています。
その理由は、「人を勇気づけるパワーを持っているから」です。
昨日Xで、鳥山明氏を惜しむポストを見てた時、ある1つの投稿が目に止まりました。
そのポストでは、野沢雅子氏が、アニメの力を語っている番組の切り抜きでした。
少し、野沢氏が語った内容を引用しますね。
私、ある時に…。2月だったんですねそれが。
お父さんから手紙が来て、
「息子は病気で、2月いっぱい持ちません。『ドラゴンボール』が大好きだから、色紙にサインを頂けませんか?」
それで私、ミキサーさんに頼んで「ごめんテープとってくれる?」って言ったら、「分かりました」と。
そのテープに「オッス!オラ悟空」って言って、その子の名前を呼んで、
「ぜってえに来いよ!オラが劇場で待ってっからな!約束だぞ!」って。
映画が8月なんですよ。
そしたらお父さんから手紙が来て、
「息子が奇跡を起こして、観られました。本当にありがとうございました。」
と。
ベッドで行ったらしいんですよ。
絶対座ることできないんですって。
そしたら「どうしても椅子に座って見る」って言って、椅子を持ってきたら椅子に座ってみてたんですって。
観られて、帰ってきて、明くる日亡くなったんですって。
その時に、お医者さんのお手紙が一緒に添えてあったんですよ。
「僕たちは、勉強、勉強して、それで人の命を少しでも永らえようとか、生きさせようとしてお勉強してやってるんだけど、それもできなくて。
アニメの力って何なんでしょう?僕、今知らされました。」
びっくりしました。
いやすごいな、このアニメの力って。
その時、すっごく感じたんですよね。
切り抜きはここまででした。
いやー、歳を取ったのかな。
たった1分半だったのですが、川畑はこの動画を見て思わず泣いてしまいました。
もちろん、お医者様のご尽力がなければ、悟空の毛だけではこの奇跡は起きなかったと思います。
ただそれでも、本来であれば2月までだったはずのその若い命が、悟空が生んだ奇跡によって、8月まで生きることができたのです。
|
そのお子さんは、悟空に名前を呼んでもらえて、どれだけ嬉しかったのか。
悟空と約束した映画を観ることを、どれだけ心待ちにしていたのか。
そういったお子さんの心境を考えると、思わず涙が出てしまいます。
時々、こういったエンターテイメントが、人に与えるパワーの大きさを目の当たりにする時があるんですね。
その度に、「この人たちの仕事って、本当にすごいな」と、ただただ尊敬します。
川畑に、これほどの仕事ができているのだろうか?
寿命を伸ばすほどのエネルギーを、与えることができているのだろうか?
と、思わず考えてしまいます。
もちろん、川畑のクライアントさんは皆さん優秀なので、僕が集客を手伝うことによって、間接的にそんな変化を起こしているのかもしれません。
しかし、僕自身が何か、人生を変えるほどのものを生み出しているのか?
そう考えた時に、まだまだ自信を持ってイエスと答えることはできません。
そう考えると、テープを送った野沢氏も、悟空を生み出した鳥山氏も、本当に偉大すぎる仕事をされたんだなと、痛感します。
ジャンルは違えど、その領域に少しでも近づけるように、川畑も精一杯努力をしていきたいです。
鳥山明氏のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
身長193cmマーケター
川畑