タイトルは3/19付、読売新聞(大阪本社版)17面(特別面)からです。

 

私は大阪市生まれで大阪府北部に住んでいます。1970大阪万博と1990大阪花の博覧会には行きました。4月になると開幕まで1年となります。読売新聞大阪本社大阪府と包括連携協定を締結しているためか、大阪万博関連のポジティブな記事が他紙に比べて多いです。昨年10月から「EXPO2025のポジティブなニュース」のタイトルでブログを書いています。

EXPO2025のポジティブなニュース ①(10/8)

 
一方で、「万博協会」は国、大阪府・市と民間企業の出向者から構成されていて、プロジェクトマネジメントの「肝」である「予算管理」と「工程管理」が疎(おろそ)かに感じています。
 
元国家公務員で十数社〜20超の企業、団体、国研から構成される研究開発プロジェクトの管理側と実施担当側の両方の経験がありますが、財務省(当時は大蔵省)の主計官補佐からツケ(宿題)を出されて、答えられないと予算は削減でした。最初の年度に基本計画を立てて、年度展開のアロー図(線図)を作り、予算総額を決めますが、全額が認められることはまず、ありません。また、実施側では中間評価と最終評価がありました。
 
大阪万博は2018年11月に招致が決定して、2023年7月から大屋根(リング)の建設工事が始まりました。リングの中の「テーマ館」は全て着工しましたが、独自パビリオンを予定している55カ国の内、19カ国は建設業者が決まっていません。また、少なくても5カ国は10月末までに躯体工事と外壁工事が終わらないと表明しています。外溝工事が終わらないとアスファルト舗装はできないでしょう(要確認)。
 
私は建設工事は素人ですが、木造2階建ての注文建築を建築士に依頼して、実際に入居するまで1年7カ月、かかりました。家の前は道路で、電気、ガス、上下水道が引き込める状態ででもです。私は黒字だった2005愛知万博の知見が活用されていないように感じています。