楽天G(4755)の11月1日と30日の始値、高値、安値、終値は
  • 11月1日:666円、677円、665円、675円
  • 11月30日:665円、668円、656円、659円(9:50現在)

です。666円を下回れば陰線です。大引け後に加筆します。何やら「楽天リンク」は有料になるような。米国のAST SpaceMobile社の株価は6.34ドルでした。

(11:30AM、以下コメント追記:前引けは656円でした。株式市場のアナリストや携帯業界の専門家の中には、「スシロー」といわれる政治評論家のように特定のバイアスがある人が散見されます。「情報通信事業」は政治と異なり、「技術」で優劣が決まります。米国の投資銀行、証券会社のディーラーは猛者です。)

(3PM過ぎ、以下コメント追記:終値は653円で月足は陰線となりました。ローソク足では「下ヒゲ」なしです。

 

8月は陽線、9月は陰線、10月は陽線でした。市場参加者も判断に迷っているのでしょうか?8月は2Q、11月は3Qの決算発表と記者会見がありました。総務省のパラチナバンドの再割当てに関するタスクフォースが公開で開催されました(※)。S&Pは格付けでクレジットウォッチです。BB+ → BBになっても総務省は静観するのでしょうか?仮定の話なので先走りですが…。重要インフラに相応しい企業でしょうか?

(※ プラチナバンドの再割当てのタスクフォースの結論は、私は「痛み分け」と解釈しています。緊急時のローミングはインターネット・サービスプロバイダの草分けのIIJ(インターネットイニシアティブ)が提案したデュアルSIMが有力で、楽天モバイルが主張したプラチナバンドの即座の割当て要求は退けられました。

 

 

(関連ブログ)

楽天GとソフトバンクGの劇場の始まり⑧ 楽天Gは4営業日続伸、SBGは↓↓(11月30

 
以下は再掲です。
画像は26日付、日経新聞です。ピント外れなので、追って差し替えますm(__)m。
 
 
日経新聞は見出しの著作権を明示しているのでタイトルには使えません。記事の結びは『もっとも本格参入から2年半が過ぎ、株式市場では「モバイルはあきらめて電子商取引(EC)に集中すべきではないか」との声も少なくない。事業の推進にまい進すると同時に、収益化の道筋を明示することも求められている。』でした。
 

下記のブログを書いてからというよりは、楽天グループの会長兼社長が第4の携帯キャリア参入を表明した2017年12月から考えています。

楽天(4755)は携帯キャリアから撤退すれば株価は上がる(5月18日)

2019年11月のブログです。

携帯キャリアは儲けすぎなのか?(11月5日) の書き出しは『携帯キャリア(KDDI(9433)、ソフトバンク(9434)、NTTドコモ(9437)、コード順)は、果たして儲けすぎなのでしょうか?私は極端な話ですが、『高級すし店の料金が高すぎるので、回転すし店並みにせよ』と言っているように思えてなりません。』でした。

 

例えれは、駅の売店を経営していて、鉄道事業に乗り出すようなものでした。全くのノウハウも資金力もありません。

 

下の株価チャートとパワポは再掲です。2017年12月の参入表明時点の株価は>1,100円でした。「公共の電波」は「政治家の電波」でも、「政治家に近い企業の電波」でもありません。携帯電話料金が高ければ、MVNOの選択があります。

 

私が「政治家の電波」と書くのは、菅内閣の2021年3月に最高値が1,545円だったことです。

 

先行3社は2015年から 4G LTE-advanced を開始しています。

 

携帯電話料金が高止まりしていたことは事実ですが、先行3社が「家族割」の料金を出していても、なぜか単独契約での欧米との比較でした。また、通信品質の議論はスルーされていました。前首相は「ふるさと納税」と同様に、大衆受けを狙ったのでしょうか?接待疑惑で退職した谷脇元総務審議官が総合通信基盤局長に異動した2018年から、先行3社に対する「官製値下げ圧力」が始まりました。

 

結果として先行3社の携帯電話料金は下がりました。引き換えに5Gの基地局建設はスローダウンしています。何よりも「無観客の東京五輪」で大画面でのパブリックビューイング(PV)もありませんでした。「安心・安全」の根拠を全く示さずに、「国際公約」という理由で開催を決めました。PVは5Gの見せ場だったと考えています。独りよがりの独善的な「思い込み」が却って電波行政を歪ませることになったのではないでしょうか?(要確認)。米国では3社、ドイツでは第4の携帯キャリアの1&1社の株価は年初来で▲43%の下落です。英国でヴァージングループとの契約があるようなので、精査しています。フランスは第4の携帯キャリアはカリスマ経営者のグザビエ・ニールが軌道に乗せていますが、楽天シンフォニーとは関係がないようです。衛星携帯のBlueWalker 3は低高度地球周回軌道(LEO)にありますが、AST SpaceMobile 社の年初来の株価は▲19.5%の下落です。何よりもKDDIが先行しています。

衛星通信はKDDIが先行:ニュースリリース(10月13日)

 

 

周波数割当ての電波政策① (9月20日) から再掲