携帯キャリアKDDI(9433)、ソフトバンク(9434)、NTTドコモ(9437)、コード順)は、果たして儲けすぎなのでしょうか?私は極端な話ですが、『高級すし店の料金が高すぎるので、回転すし店並みにせよ』と言っているように思えてなりません。

 

ずっとガラケーでしたが、アップル社iPhone XR を買いました。極力、Wi-Fi環境で使うのと、音声通話は殆どしていません。アップル社売上高営業利益率は3割を超えています。

 

エビデンスで、2Q(第2四半期)決算短信から数字をピックアップしました。

 

 

NTTソフトバンクの決算発表は今日、11月5日です。アステラス製薬は持ち株なので、比較してみました。好決算だった中外製薬売上高営業利益率は31.6%でした。売上高営業利益率が高いから「儲けすぎ」というのは短絡的だと考えています。

 

楽天(4755)の株価(11月3日) の最後に、『携帯電話は確かに便利ですが、頻繁に外出先から携帯電話同士で音声通話をする必要がそれほどあるとは思えません。ライフスタイルを見直せば、携帯電話料金は安く抑えられるでしょう。』と書きました。既存の3社は利用者の少ない離島、へき地でも基地局を設置しています。平成30年の総務省の発表によると、基地局数は約90万基だそうです。今や携帯電話は重要インフラの1つとなりました。

 

中古スマホを使うとか、MVNOにするとか、利用者が選択して携帯料金を安くすることは可能です。

 

(9AM、追記)

3月期決算企業で、2Q(第2四半期)決算のあった企業をいくつか見ていますが、JR東海の売上高営業利益は42.6%でした。膨大な設備投資が必要な重要インフラですので、携帯キャリアを悪者にする意図は分かりません。まさか、携帯電話同士が無線だけでつながっているとは思っていないでしょうが…。