「猫島」マルタ共和国 | 河内マサヤンのブログ

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私が作成した創作花札を掲載しています。創作花札とは花札の形を借りた「書」「イラスト」「言葉遊び」が三位一体となった作品です。

ボンジュ!

マルタ共和国はシチリアの南に浮かび、面積は東京23区の約半分程の島国です。

地中海の中央に位置する為、古くから交易の重要地点でしたが。故にカルタゴ、ローマ、アラブ、スペイン、オスマントルコ、フランス、イギリスなど多くの外憂に曝されました。「防御の歴史」を歩んできたマルタは16世紀の対オスマン帝国「マルタ包囲戦」や第二次世界大戦での対枢軸国「第二次マルタ包囲戦」で鉄壁の守りを見せつけました。16世紀の「マルタ包囲戦」で当時不敗を誇ったオスマントルコを退けたのが「マルタ騎士団(聖ヨハネ騎士団)」です。40年前オスマン帝国に「ロードス島」を追われ、『毎年鷹1羽』という破格の賃借料でマルタ島に入った聖ヨハネ騎士団は以後「マルタ騎士団」と呼ばれ、現在でも13,500人もの騎士が在籍(日本人も1名在籍)しています。ではマルタ共和国の首長はマルタ騎士団長なのかというと、そうではなく、オスマン帝国を破った騎士団長「ジャン・ド・バレット」にちなむ首都バレッタに本部を置いているわけでもありません。本部はローマにある「マルタ宮殿」です。実は「マルタ騎士団」はイタリア、ドイツ、スペインをはじめ世界112ヶ国との外交関係を持つ『領土無き独立国』として扱われているんですね(ただし日本やアメリカは国家として認めていません)。

さてさて、今回はネコちゃんをはめ込みましたよ。マルタ島は「猫島」と呼ばれ人口の二倍のネコが闊歩し、地元猫が集まる猫ポイントなど記した「ネコMAP」も発行されている超猫処。特に青が灰色の短毛なのは「マルタネコ」や「マルティーズキャット」と呼ばれています。ところで「マルティーズ」って聞き覚えありませんか?実は犬の「マルチーズ」もマルタ島原産なんですねぇ。じゃあ犬もはめ込みたいところですが、はめ込みスペースが足りずネズミに・・・「マルチーズ」ってことで「チーズ」はめ込んどきますか(笑)