「女性を立てたら奇跡が起こった」ルワンダ共和国(Republika y'u Rwanda) | 河内マサヤンのブログ

河内マサヤンのブログ

私が作成した創作花札を掲載しています。創作花札とは花札の形を借りた「書」「イラスト」「言葉遊び」が三位一体となった作品です。

ムラホ!

東アフリカに位置する内陸国ルワンダは国土のほとんどをなだらかな丘陵で覆われているため「千の丘の国」と呼ばれています。程よい傾斜は天水を利用する農耕に適しておりルワンダはアフリカで最も人口密度の高い国となっています。

しかし過密な人口と歪んだ植民地支配、低い教育水準により部族間対立が激化し悲劇がおこります。1994年フツ族系政府と過激派がツチ族やフツ族穏健派を攻撃、人口の20%にあたる100万人の人が殺害される「ルワンダ虐殺」が発生しました。

今回のはめ込み地図は「立ててみたらかわいい女の子」ですが、虐殺後のルワンダは「女性を立てる」ことで大きく発展しました。男性人口が大きく減少したため、女性の政界進出が促され、世界初、議員の過半数が女性で占められる国となりました。不正や汚職が少ないクリーンな政治と情報産業の推進によりアフリカ随一のIT立国として大きな発展を遂げそれは「アフリカの奇跡」と呼ばれました。

以前「女性のチカラ」パラグアイでも紹介しましたが、女性の力の活用は発展の大きなカギになるのでしょうね。