原理講論和訳研究137
「終末論」の「第二節 救いの摂理、(一)救いの摂理はすなわち復帰摂理である」において、

「この罪悪の世界が、人間の悲しむ世界であることはいうまでもないが、神もまた悲しんでおられる世界であるということを、我々は知らなければならない(創六・6)。では、神はこの悲しみの世界をそのまま放任なさるのであろうか。喜びを得るために創造なさった善の世界が、人間の堕落によって、悲しみに満ちた罪悪世界となり、これが永続するほかはないというのであれば、神は、創造に失敗した無能な神となってしまうのである。それゆえに、神は必ずこの罪悪の世界を、救わなければならないのである。
 それでは、神は、この世界を、どの程度にまで救わなければならないのであろうか。いうまでもなく、その救いは完全な救いでなければならないので、神はどこまでもこの罪悪の世界から、サタンの悪の勢力を完全に追放し(使徒二六・18)、それによって、まず、人間始祖の堕落以前の立場にまで復帰なさり、その上に善の創造目的を完成して、神が直接主管されるところまで(使徒三・21)、救いの摂理をなしていかなければならないのである。病気にかかった人間を救うということは、病気になる以前の状態に復帰するということを意味するし、水に溺れた人を救うということは、すなわち、水に溺れる以前の立場にまで復帰するという意味なのである。罪に陥った者を救うということは、その者を罪のない創造本然の立場にまで復帰させるという意味でなくて何であろうか。それゆえに、神の救いの摂理は、すなわち復帰摂理となるのである(使徒一・6、マタイ一七・11)。
 堕落は、もちろん人間自身の過ちによってもたらされた結果である。しかし、どこまでも神が人間を創造されたのであり、それによって、人間の堕落という結果も起こり得たのであるから、神はこの結果に対して、創造主としての責任を負わなければならない。従って、神はこの誤った結果を、創造本然のものへと復帰するように摂理なさらなければならないのである。」

という訳文がある。ここに掲げた最後の文章を問題にする。
「従って、神はこの誤った結果を、創造本然のものへと復帰するように摂理なさらなければならないのである。」
とあるが、原文を直訳すると、
「従って、神はこの誤った結果を、創造本然のものとして復帰なさろうとする摂理をされざるを得ないのである。」
となると思う。
統一教会員の合同ニュースブログより

真のお母様と真のご子女様3世修練会の動静
2013年6月18日 | Filed underできごと,トピックス,真の家庭 | Posted by kakitaro
真のお母様はハワイ コナでの日程の二日目、シン・ジュン様、シンウォル様をはじめとする一行らと共に、クイーン コーナーコーヒー農場を見学されました。 お孫様と共に訪問するのは今回が初めてです。真のお母様は訪問したスタッフを激励れ和動の時間を過ごされました。

天暦5月8日(陽.6.16)真のご子女様3世修練を本格的に指示された真のお母様は朝、食卓で善進様夫婦、キム・ヒョユル補佐官、キム・キフン会長の報告を受けられました。

真のお母様は「み言の重要性」を強調されて祝福家庭と天一国民としての責任をすべてしていくことを強調され、終日クィンガドゥンで精誠を捧げられました。

真のご子女様3世修練の訓読は天聖経の奉読と天一国歌で始まりました。修練会の全般的な内容は韓国語で進行され、英語原理講義23講座が含まれました。修練会講師は韓国、日本、米国2世の指導をパターンにおもしろくて熱情的に進行しています。

原理講論和訳研究136
「終末論」の「第二節 救いの摂理、(一)救いの摂理はすなわち復帰摂理である」において、

「この罪悪の世界が、人間の悲しむ世界であることはいうまでもないが、神もまた悲しんでおられる世界であるということを、我々は知らなければならない(創六・6)。では、神はこの悲しみの世界をそのまま放任なさるのであろうか。喜びを得るために創造なさった善の世界が、人間の堕落によって、悲しみに満ちた罪悪世界となり、これが永続するほかはないというのであれば、神は、創造に失敗した無能な神となってしまうのである。それゆえに、神は必ずこの罪悪の世界を、救わなければならないのである。
 それでは、神は、この世界を、どの程度にまで救わなければならないのであろうか。いうまでもなく、その救いは完全な救いでなければならないので、神はどこまでもこの罪悪の世界から、サタンの悪の勢力を完全に追放し(使徒二六・18)、それによって、まず、人間始祖の堕落以前の立場にまで復帰なさり、その上に善の創造目的を完成して、神が直接主管されるところまで(使徒三・21)、救いの摂理をなしていかなければならないのである。病気にかかった人間を救うということは、病気になる以前の状態に復帰するということを意味するし、水に溺れた人を救うということは、すなわち、水に溺れる以前の立場にまで復帰するという意味なのである。罪に陥った者を救うということは、その者を罪のない創造本然の立場にまで復帰させるという意味でなくて何であろうか。それゆえに、神の救いの摂理は、すなわち復帰摂理となるのである(使徒一・6、マタイ一七・11)。
 堕落は、もちろん人間自身の過ちによってもたらされた結果である。しかし、どこまでも神が人間を創造されたのであり、それによって、人間の堕落という結果も起こり得たのであるから、神はこの結果に対して、創造主としての責任を負わなければならない。」

というところがある。この最後の訳文を問題にする。
「創造主としての責任を負わなければならない」は、
「창조주(創造主)로서의 책임을 지시지 않을 수 없는 것이다.」
というハングル文を訳したものである。
しかし、このハングル文を直訳すれば、
「創造主としての責任を負わざるを得ないのである」
となる。
統一教会員の合同ニュースブログより

協会60周年・天一国経典出版式典レポート
2013年6月15日 | Filed underトピックス,統一教会,統一運動 | Posted by Eiji Harikawa
米国家庭連合レポートの翻訳
2013年6月10日 真のお母様を迎え、1000人の統一教会員が参加する協会創立60周年及び天聖経・平和経出版記念式典が清平トレーニング・センターで開かれた。
ヤンチャンシク韓国総会長の開会宣言で式典は始まった。 式典の次第は以下のようであった。
• 金孝律副会長の訓読
• 協会創立60周年記念ビデオ上映
• 金ソクビョン成和出版社社長による出版にいたる経過報告
• 天一国経典のビデオ上映
• 金榮輝出版委員長のスピーチ
• イ・ジェソク出版委員会副委員長によるスピーチ
• 金ミンハ平和大使協議会会長による祝辞
• 真のお母様へ花束贈呈、天一国経典の奉呈
• 真のご父母様のみ言葉
• 天一国経典の大陸会長への授与
• 祝賀ケーキカット
• 午餐会
最後に、億萬歳三唱で閉会した。

今回、金孝律副会長は新版の天聖経・平和経から訓読した。真のお母様は訓読する個所を特別に指定され天一国経典の意義を明確にされた。
その後、天の父母様解放と人類救済の歴史を示す「協会創立60周年記念ビデオ」が上映された。このビデオで韓国家庭連合スタッフの天一国の聖業を成すために前線に立つという決意が見て取れた。
金榮輝委員長は「真のお父様の聖和1周年まで74日を残す今日、われわれはこの厳粛な場に集まり、真のお父様の偉大なみ旨と天一国の安着を相続するために天一国経典を奉献します。真のお母様はお父様の業績の伝承ということに最大の注意を払っておられ、中でも新しい天一国経典出版を真っ先にされました。協会60周年記念と経典出版を一緒にされた理由は、お母様の今後の摂理は統一原理と新しい天聖経、平和経そして真の父母経を通して成していく、という御意志の表れだと私は思います。」と述べた。
成和出版、金ソクビョン社長は天一国経典の出版経過報告の中で、「以前の天聖経には、真のお母様も悲しまれる誤引用の箇所や重複箇所がいくつかあり、新たに編纂する指針を与えられました。出版委員会は2012年8月23日に公式に設立されました。その後、『真のお父様のスピーチ原文から引用する』という基本方針のもと、10か月間、多大な編集の努力が投入されました。そうして6段階の編集作業を経て天聖経と平和経を出版しました」
天一国経典のビデオは「人類の教本」と紹介し、また、「この教本は人類救済、世界平和に貢献するでしょう。」と述べた。
イ・ジェソク副委員長は、参加者に向けて個人の完成、家庭、氏族メシアの使命を完成しよう、と呼びかけた。また「われわれは真の父母様のみ言葉を実体化するように人々を教育する必要がある」と述べた。
また平和大使協議会金ミンハ会長は祝辞の中で「真のお母様はお父様が生涯かけて与えて下さった、偉大で貴重なみ言葉を厳選して人類のために偉大な経典を作られた。私は80年生きてきて多くの本に出会ったが、この経典は非常に質の高い、他の世界的経典とも比せられる。この経典は、真の愛、平和、真理、良心の導きとなるであろう。」と述べた。
韓鶴子総裁は、真のお父様御聖和1周年の前に天一国経典を奉献できた事への感謝の辞を述べられた。また参加者に向かって「堕落した人類の前に、お父様の60年間の歩みは貴重な宝石のようです。この美しい宝石が乱雑に放置されることなく整えられた事を本当にうれしく有難く思います。天一国時代の実践を進める時です、この教本は天一国の中心、果実、支柱となってくれるでしょう。」と述べられた。また「70億の人々を思わなければなりません、彼らが天一国市民として重生するように、使命と責任を果たすようにしなければなりません。原理にしたがって行動すると決意することが必要です、そして今日のこの日を神様が与えられた貴重なみ言葉を中心として人類救済に全力を尽くす決意を成す日として下さい。」と述べられた。
午餐会に祝賀のイベントとして天宙平和士官学校(UPA)の生徒が合唱し、サカイ・レイコ女史が2曲歌を歌った。

キム・ミラン教授と4人の歌手が歌を披露し清心家庭合唱団もそれに続いた。
そして、この日の行事は統一グループ、パク・ノーヒー理事長の億萬歳三唱で幕を閉じた。

訳Harikawa
統一教会員の合同ニュースブログ

真の御父母様、ハワイ・コナ御訪問
2013年6月15日 | Filed underトピックス,真の家庭 | Posted by morishita

 ハワイ時間6月14日(西暦)、真の御父母様が一年ぶりにハワイ・コナを訪問されました。
ハワイの責任を任されておられる、文善進様、朴仁渉様がお出迎えされました。
 ハワイで絵画活動を続けるパーカー氏より御父様の絵画がプレゼントされました。花束贈呈、ケーキカットが行われた後、御母様より御挨拶のみ言がありました。
 2020年まで、毎日、御父母様を証ながら、伝道を一生懸命するようにということを強調されました。また、今回は3世教育の為の修錬会を行う為、ハワイを訪問された事を説明されました。その為、現地の皆様の前に出る機会は少ないと思いますとのことでした。
統一教会員の合同ニュースブログより

はやぶさ・はやぶさ2の探査が宇宙創生の謎を解き明かす ~天地創造のシナリオが徐々に明らかに~
2013年6月15日 | Filed underコラム,トピックス | Posted by coscosk

はやぶさとの出会い
この原稿は2013年6月13日に書いている。そう、ちょうど3年前の2010年6月13日は、小惑星探査機はやぶさが地球に帰還した日でもある。
おそらく、はやぶさ帰還直前か、帰還後になって初めて、その偉大な業績を知った人も多いに違いない。しかし、宇宙ファンでもある自分にとっては、はやぶさのミッションは最初からウォッチしていた。2003年5月の打ち上げも、2005年の小惑星イトカワ到着、タッチダウンも、JAXAのホームページのニュースリリースを逐一チェックしては、一喜一憂していた。その間にあった火星探査機のぞみの執念のようなスイングバイ軌道を見ては驚愕し、結末としておとずれた火星軌道投入失敗のニュースも、呆然として眺めていたことを思い出す。
ただの宇宙ファン、宇宙の趣味にすぎなかったから、宗教・信仰の世界とは当然別の世界のものとして、自分の中でとらえていた。何かしら自分の趣味をもっている人ならわかってもらえると思うが、宗教や信仰の世界と結びつけて考えにくい分野であればあるほど、別々に分けて考える傾向は強いと思う。
はやぶさを見つめる視点も、実は最初そうだった。子どものときにアポロ計画を目の当たりにし、宇宙や宇宙探査にあこがれてきた身としては、ただ単に好き、だったのである。

なぜもっと早く気がつかなかったのか
ところが、はやぶさが帰還の途上にある2009年、動画投稿サイトYouTubeに投稿された替え歌付き動画を見て、大きなショックを受けた。その動画とは、歌手のさだまさしさんが作詞作曲した「案山子(かかし)」の曲をつけ、歌詞を替えて、はやぶさが元気かどうかを親の気持ちで心配する1ファンの作った動画だった。
(動画省略)
これを見て笑う人もいるかもしれない。たしかに、イラストのタッチも、動きも洗練されているとは決して言えず、技術的文章がやけに長くて読みづらい。とはいえ、親の気持ち、親の情で見つめる思いのこもったものだ。実は、これを見たとき、正直、しまったと思った。そして「なぜもっと早く気がつかなかったのだろう? これは神様の心情ではないか。はやぶさを取り巻く最先端の科学と宇宙に、神様の心情が働いていることに食口(教会の信徒)が誰も気がつかず、一般の人が先に気がついていたのではないか?」と自ら問い尋ねたのだ。
そして、そのことに気づいた後は、次々といろいろなことを見つけ出し、「これはただものではない」「やはり神様の啓示だ」と思えるようになっていった。そうした内容は、2012年1月にファミリーフォーラム(FamilyForum.jp)に投稿した拙稿-コラム『「はやぶさ」が見せてくれた神様の心情を伝える奇蹟』にまとめてある。

はやぶさ帰還は神様の心情を伝える奇蹟であった
くわしい内容は、コラムをご覧いただきたいが、はやぶさの帰還は、何より先に、神様が人類を見つめ愛する思い、心配しながら人類の帰りを待ちわびる思い、神様のそうした心情を伝える奇蹟であったということである。
日本の科学技術力はすごいとか、官民一体のチーム力が発揮されたとか、誰もが希望を見いだすようになったとか、そういうことよりも、実はもっと核心である。日本人だけでなく世界の人が見てもわかる、大人だけでなく子どもが見てもわかる、そういう奇蹟だ。人類の親である神様自身が「神様の心情とはこのようなものだ」ということをわかりやすく見せてくれた業だと思えるのだ。
その証拠として、小学生の子どもたちに、“初めてのお使い”を果たしたはやぶさの話を神様の心情と結びつけて話をすると、とてもよく理解してくれる。そのことは本当に驚きだ。姿の見えない神様、その神様を信じる人がまだまだ少ない中、その神様の心情はこのようだった、と話していくと、身をもって感じ取れるようだった。複雑なことはわからないし、難解な統一原理の内容をすべて知っているわけではない、そんな子どもたちが、神様の心情をくみ取れることは、何と偉大な教材なのだろう。

奇蹟の署名として原理数と「天地人」「父母」が含まれていた
神様自身が神様の心情を伝える奇蹟ならば、その署名があるはずだ。その署名が、拙稿コラムにもふれた「4、3、7」の原理数や「6000」年の復帰摂理歴史であり、ターゲットマーカーに名づけられた「天地人」であり、イオンエンジンに名づけられた「父母」だったのである。
署名は、ちょっとばかり手が込んでいた。直感としては何かを感じるのだが、その印が見やぶれない。とはいえ、神様にしてみれば、あまりにも簡単な“ヒント”だったに違いない。その簡単な“ヒント”を解けないようでは、神様の心情を説かれた文鮮明先生の弟子の一人として、あまりにも申しわけないとも思う。とはいえ、誰かが解いたなら、伝える使命があるのは間違いない。しかし、その啓示的な印は、一律、誰にでも簡単には理解してもらえないだろうと思う。だからこうしてファミリーフォーラム(FamilyForum.jp)にコラムとして投稿したことをご理解いただきたい。

燃え尽きるはやぶさに“昇華”の姿を見た
実は、2012年1月の拙稿コラムで、その意味をはっきりとふれなかったことがある。それは、はやぶさと分離したカプセルが大気圏に突入するとき、はやぶさ本体は地球の大気で燃え尽きたが、その姿を「昇華」だと言及したことだ。「昇華」とは科学用語で、高熱のため、固体から液体の形を経由しないで一気に気体の状態になることを言う。はやぶさ本体は燃え尽きたが、実際は塵や気体にその形が変わった。だから、はやぶさは、今も私たちの周りの大気中に存在するし、原子レベルではちゃんと地球に帰ってきていると言える。
「昇華」の言葉はまた、統一教会では別の意味を持つ。霊人体が肉体を離れるとき、つまり肉体の死のときを表現する用語である。この「昇華」の用語は、2011年末頃からは文先生の指示により、「聖和」と改められた。
今にして思えば、はやぶさが帰還直前で燃え尽きた姿は、2012年9月、基元節を迎える直前で聖和(逝去)された文鮮明先生の姿とまさしく同じである。はやぶさの最期の姿は、きっと文先生の姿を象徴していた、と私は確信してやまない。

「はやぶさ2」プロジェクト共同研究員 Dr.Hiroi (廣井博士)の講演を通じて
そうこうするうち、2012年1月にコラムを書いてアップしたときから、丸1年の時間が経過した。
そして今年になり、コラムを通じて、前の「はやぶさ」プロジェクト共同研究員であり、後継機でもある現在の「はやぶさ2」プロジェクト共同研究員の Dr.Hiroi(廣井博士)と出会うことができた。
廣井博士は、米国ブラウン大学上級研究員として、世界的な惑星科学者として活躍中であり、隕石および小惑星試料研究の第一人者でもある方である。幸運にも、博士に講演をしていただく機会が得られた。
廣井博士の講演を聞き、自分なりに理解したこと、強く感じたことを、次に書いてみたい。ただし、講演内容を順番通りそのまま列記したものではないこともお断りしておく。

行けるところにいった「はやぶさ」-持ち帰った試料が物語るもの
初代はやぶさは、正式には工学実証機であり、小惑星への往復飛行の技術を確立することが最大の目的であった。そのため、行きたい小惑星に行ったのではなく、地球軌道まで入り込んでくる地球近傍小惑星のうち、なんとか“行ける”小惑星へ行った。それが小惑星イトカワだった。
そもそも科学者たちは、地球に降り注ぐ隕石の大部分は、小惑星からやって来たものと予想していた。しかし、そのことを裏付ける証拠は何もない。それを決定的に証拠づけたのが、はやぶさが持ち帰ったイトカワの試料だった。
隕石の大多数が「普通コンドライト」と呼ばれる岩石質のものだ。一方、初代はやぶさが行った小惑星イトカワは、地球近傍小惑星の中でも、ありふれた、いちばん多いタイプの「S型」の一つである。そのS型小惑星での主成分は、普通コンドライトに近いことが最初から予想されていた。
ただし、地上からの観測、特に反射スペクトルを利用した観測では、隕石の成分とイトカワの表面とでは、似ているものの、完全に一致していないことが謎の一つだった。その完全に一致していない理由が実は“日焼け”に近い「宇宙風化」によるものであった。宇宙風化については後述する。
博士によると、ありふれた小惑星イトカワから、持ち帰った試料を調べることによって、隕石の大部分と同じ主成分である普通コンドライト、特にLLコンドライトに近いことが証明されたという。普通コンドライトはH、L、LLのタイプに分類される。これにより、地球上に落下する隕石の約8割を占める普通コンドライトの多くが、「S型」小惑星を起源とすることが明らかとなった。
そして、博士のメイン研究テーマの一つ、「宇宙風化」である。一般常識からすれば、真空の宇宙空間の中では、水も大気もないので、常識的には風化することはない。ならば何年経っても形も性質も変わらないはずだ。
しかし、実際には太陽から発せられる高エネルギーの粒子「太陽風」が吹きつけたり微小隕石が衝突することによって、真空の宇宙空間に浮いている物質が“風化”に近い現象を起こす。それが宇宙風化の正体だ。分析の結果、イトカワ表面の物質は宇宙風化を起こしていることが明らかとなった。もう少し具体的に言うと、粒子の表面にナノ微小鉄、ナノ硫化鉄の存在が確認されている。そうしたことが隕石とイトカワの表面との間で反射スペクトルが完全に一致していない理由でもあることが、裏付けられる形となった。

行きたいところに行く「はやぶさ2」-何を見つけてこられるか
人工クレーターにタッチダウンするはやぶさ2(提供:池下章裕氏/JAXA)
つぎに、2014年末に打ち上げが予定されているはやぶさ2だが、めざす小惑星は「1999JU3」と呼ばれるイトカワと軌道の似た地球近傍小惑星である。ただし、「S型」小惑星であったイトカワとの違いは、炭素や水の存在が予想されている「C型」小惑星ということが大きな特徴である。この小惑星は、いろいろな化合物や有機物の形で炭素原子を含む炭素質コンドライトがあると予想されているのだ。
炭素原子がなぜそんなに重要なのかというと、それは、地球に住んでいる生命体の体を形作る最も重要な元素だからだ。私たち人間の体もそうだ。元素の比率で言えば、最大多数のものは元素記号「C」の炭素である。だから地球の生き物は、“炭素ベース”の生命体と言っていい。
現在の宇宙科学では、炭素原子を含む有機物をもった小惑星や彗星が、地球に降り注いだり、ぶつかって地球に誕生した生命体の源となった説が有力である。地球に生命が生まれるようになった手順と仕組みが小惑星探査によって明らかにされるかもしれないのだ。
なお、「1999JU3」では呼びづらいので、はやぶさ2が打ち上げられる頃には、イトカワのような何か呼びやすい名前が付けられていることだろう。

小さな小惑星小さな粒子、だけどわかることはとてつもなく大きい
今から20年前、小惑星の探査計画を日本が打ち出したとき、とても地味な扱いだった。金星や火星のような大きな惑星へ行くなら、とても華々しくかつセンセーショナルに扱われただろうが、岩と砂しかない500m程度の小惑星に行って、それが何になるのか、いまだに疑問に思っている人も多いことだろう。
しかし、これまで述べたように、小さな小惑星の小さな粒子を持って帰って調べること、そして調べてわかることは、とてつもなく大きいことがよくわかる。
まず何より、46億年前、太陽系が生まれた頃の状態が粒子に残っており、46億年前の太陽系の姿がよくわかる。それはとりもなおさず、地球がどのようにして生まれ、どのように今の地球の姿になったのかを知る大きな手がかりとなる。
さらに、その後、地球に水がみたされ、多種多様な生命体があふれることになるが、その水がどこからやってきたのか、さらに生命の元になる有機物がどこからどのようにやってきたのかなど、重要な鍵を小さな小惑星や彗星が握っているのである。だから、太陽系の起源と進化の解明の鍵は、それら小天体が握っていると言っても過言ではない。
人類が今もつ技術でがんばって行くことができる“近く”の小惑星に行くことで、多くの謎を解く鍵が与えられているのである。行かない手はない。

次々と明かされる宇宙創生のシナリオ
宇宙を探究している科学者の人たちの中には、ホーキング博士のように“神の実在と創造”を真っ向から否定する学者もたしかにいることはいるが、宇宙の成り立ちのあまりにも深遠で、奇跡が奇跡を呼ぶような奇跡の連続でできあがったこの宇宙を見て、何かしら創造主を感じ、畏敬の念をもっている人たちが、実は多いように思える。
とはいえ、はっきり声をあげて説明する科学者がたくさんいるわけではないので、確証はない。しかし、考えてみてほしい。世界をリードするのはやはり欧米の科学者たちだ。日本の科学者はそうでないかもしれないが、欧米の科学者には、思考や考え方の背景としてキリスト教やイスラム教、ユダヤ教があるのが普通だ。これらの宗教はみな、“神の実在と創造”を信じる一神教である。
そのように考えると、宇宙を探求する科学者たちが最終的に行き着くのは、科学の分析手法と観測を積み上げていくことにより、神の天地創造の仕組みと流れを解き明かすことになっていくに違いない。

インテリジェントデザイン理論と宇宙科学
講演の中で廣井博士は、そのような潮流を読みとってか、宇宙創生における「インテリジェントデザイン理論」の骨子を紹介している。その骨子はまだ大まかで、さらなる検証が必要だとは思うが、現在の私たちが科学の成果によって知りうる知識に裏打ちされたものである。たとえば、その一部はこうだ。
宇宙誕生の137億年前から、太陽系ができる46億年前の間の91億年間は、おもに何が起きていたか。それは、新しい恒星が誕生しては死んでいき、恒星が死を迎えるその中で、数多くの元素を生み出されることになった。そして、超巨大ブラックホールやパルサーと呼ばれる超新星爆発後にできた中性子星などの強力なジェットによって、その元素を含む塵やガスが吹き寄せられ、集められていく。
私たちのいる太陽系の元は、数多くの恒星が死にたえ、犠牲となった後に形作られたものだと言える。
46億年前に太陽系ができ、原始地球ができてからまもなく、その原始地球に火星ぐらいの大きさの原始惑星がぶつかる。その巨大衝突によって、地球表面の地殻が激しくはがれ、マントルごと飛び出した。それと原始惑星の破片は混ざって地球を回り、一部は地球に再落下したが、残りはやがて月となる。近年、定説となった「ジャイアント・インパクト」説である。
このとき、月が生まれることによって、地球の地軸が安定し、生命体が存在しやすいよう、気候が安定するようになった。月には衝突の歴史が保存されている。月を調べることで、より謎が解明されていくことと思う。
このように、宇宙創生における「インテリジェントデザイン理論」にアプローチすればするほど、誰かがセットアップしたとしか考えられないようなみごとな作り、仕組みであることが徐々に裏打ちされていくことだろう。

さらなる未来へ
そしてその解明の鍵を握るのは、現役の科学者というより、未来の科学者となるべく、次の世代を担う今の小中高生や大学生たちであるのだと思う。若者たちが、新しい知の地平を切り開いていってほしい。それがやがて壮大な“神の天地創造”のシナリオを明らかにしていくことだろう。
(Kousuke Tanaka)
原理講論和訳研究135
「堕落論」の「第二節救いの摂理、(三)人類歴史はすなわち復帰摂理歴史である」において、

「我々は既に、神の救いの摂理はすなわち復帰摂理であるということを明らかにした。このことからして、人類歴史は、堕落した人間を救い、彼らをして創造本然の善の世界に復帰させるためになされた摂理歴史であるといわなければならない。それでは、果たして人類歴史がすなわち復帰摂理の歴史であるかどうかということを、我々はここで、各方面から考察してみることにしよう。」
との訳文がある。この部分の韓国語版原理講論を直訳すれば、以下のようになると思う。
日本語訳原理講論を再度掲載し、その下に試みの直訳を掲げておく。


「我々は既に、神の救いの摂理はすなわち復帰摂理であるということを明らかにした。
「我々は上で、神の救援摂理はすなわち復帰摂理であるということを明らかにした。

このことからして、人類歴史は、堕落した人間を救い、彼らをして創造本然の善の世界に
それゆえに、人類歴史は、堕落した人間を救い、彼らをして創造本然の善の世界に

復帰させるためになされた摂理歴史であるといわなければならない
復帰させようとする摂理歴史であるのである。

それでは、果たして人類歴史がすなわち復帰摂理の歴史であるかどうかということを
我々はここで人類歴史はすなわち、復帰摂理歴史ということを

我々はここで、各方面から考察してみることにしよう。」
いろんな面から考察してみることにしよう。」
統一教会公式サイトより

「協会創立60回及び天聖経・平和経出版記念式」を開催
2013年6月13日
天暦5月3日(陽暦6月10日)に韓国・清平にある天宙清平修錬苑で「世界基督教統一神霊協会創立60回及び天聖経・平和経出版記念式」が行われ、韓国、日本、アメリカをはじめとして2000人余りの教会員らが集まりました。
式典で韓鶴子・世界平和統一家庭連合総裁は、「協会創立60回目を迎え、天聖経(増補版)と平和経を出版することになって非常に嬉しく思います」と語られ、「お父様(文鮮明師)は聖和されましたが、私たちはお父様のみ言と一体となって継続的な実践をし、新しい時代を開く主人となりましょう」と呼びかけられました。
 「天聖経(増補版)」と「平和経」は、2014年2月に出版予定の「真の父母経」と合わせて、「天一国」の経典に位置づけられます。
原理講論和訳研究134
「終末論」の「第二節 救いの摂理、(二)復帰摂理の目的」のところで、

「それでは、復帰摂理の目的は何であろうか。それは本来神の創造目的であった、善の対象である天国をつくることにほかならない。元来、神は人間を地上に創造なさり、彼らを中心として、まず地上天国を建設しようとされたのである。しかし、人間始祖の堕落によって、その目的を達成することができなかったので、復帰摂理の第一次的な目的も、また、地上天国を復帰することでなければならないのである。」

という訳文がある。この最後の文の
「地上天国を復帰することでなければならないのである
のところの原文を直訳すれば、
「地上天国を復帰することである。」
原理講論和訳研究133
「終末論」の「第二節 救いの摂理、(二)復帰摂理の目的」のところで、

「それでは、復帰摂理の目的は何であろうか。それは本来神の創造目的であった、善の対象である天国をつくることにほかならない。」

との訳文があるが、原文を直訳すれば、
「それでは、復帰摂理の目的は何であろうか。それは本来神の創造目的であった、善の対象である天国をつくることである。」

大体において、「日本語訳原理講論」は、「韓国語版原理講論」を誇張的に翻訳してつくられている。
そのような箇所が多々見られるということ。