宝塚記念の展望 | カッツミーの競馬道

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 春のG1総決算、宝塚記念が行われる。

 

 今年はフルゲートに満たなかったが、それでもG1ホース4頭、G1連対馬4頭とまあまあのメンバーとなった。

 

 現在前売1番人気のドウデュースが中心となりそうだが、道悪の予報が出ており絶対視できない。波乱も予想される。

 

 荒れる方向で予想を組み立てているが、前走大阪杯2着のローシャムパーク、同7着の昨年の皐月賞馬ソールオリエンス、前走天皇賞(春)3着のディープボンドのどれかを本命にしようと迷っている。

 

 ローシャムパークは昨秋に函館記念とオールカマーを連勝し本格化したが、香港カップは8着敗退後休み明けの大阪杯をクビ差2着に好走し地力を証明した。自在の脚質は今回のように逃げ馬不在のレースでは有利だ。

 

 昨年の皐月賞馬ソールオリエンスは昨年暮れの有馬記念以降一息のレースが続いているが、昨年の宝塚記念を同じキタサンブラックを父に持つイクイノックスが制しており、血統的なバックボーンはメンバー随一だ。道悪の皐月賞を制しており時計がかかる馬場は望むところだ。

 

 G12着4回のディープボンドは7歳を迎えたが、前走天皇賞(春)でも3着に好走し力の衰えがないところを見せた。2200mの持ち時計はメンバー№1で道悪実績もあり京都コースも2勝をあげている。頭まではどうかも3連複の軸にはいいかも。

 

 その他では鞍上が怖い外国人騎手の2頭、ジャスティンパレスとシュトルーヴェが不気味だ。特にジャスティンパレスは2歳時から活躍し、クラシック戦線も完走した実力馬。昨秋のG1戦線でも大崩れしなかったところ、このメンバーでは一枚上の存在だ。

 シュトルーヴェは日経賞、目黒記念を連勝してきた上り馬、初の一線級相手になるが鞍上レーンに魅力を感じる。

 

 前売1番人気のドウデュースは道悪が最大の懸念材料だ。3歳時の欧州遠征でも重馬場に苦戦した。秋には再度の凱旋門賞を目指しておりここは負けられない1戦だが、あっさりもあれば惨敗も考えられる。前売り2.4倍は売れすぎのような気がするがどうだろう?

 

 ところで、今年のG1レースは全て異なる騎手が勝利をあげている。今回の騎手では武豊が勝てば絵的にいいのだろうが果たしてどうなるか?まずは全馬無事に完走し、いいレースになることを願いたい。