ファーストクロップの活躍 | カッツミーの競馬道

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長年続けている競馬全体への考えや想い、予想を届けています。

 私の予想のベースは血統重視で、種牡馬成績からそのレースの軸馬を選んで予想をしている。

 

 その種牡馬成績だが、新種牡馬はデータがないのでその産駒の適性を考えるには、その新種牡馬の競走成績や父系の傾向から考えることになるのだが、そうすることだと新種牡馬が参戦する2歳戦の予想は血統重視では一筋縄ではいかない現実が悩みどころではある。

 

 当選新種牡馬の産駒が参戦する翌年のクラシック戦線の予想も、その産駒の傾向がつかめないまま取捨選択をしなければならず、それが毎年血統予想の課題になっている。

 

 私は血統軸の予想をするに当たり、種牡馬の産駒の重賞成績からデータを数値化しているが、そのファクターのなかで新種牡馬がデビューした2歳戦だけでリーディングサイヤーランキングで50傑に入った種牡馬は、翌年のクラシック戦線でかなりの確率で活躍すると考えている。

 

 それでは現在活躍している種牡馬が種牡馬デビューした2歳戦だけで、リーディングサイヤーランキングで50傑に入った種牡馬がいるかというと、過去5年でこうなっている。

 

2019年 キズナ(37位)、エピファネイア(48位)

2020年 ドゥラメンテ(44位)、モーリス(47位)

2021年 ドレフォン(43位)

2023年 スワーヴリチャード(45位)

 

 どの種牡馬も現在リーディングサイヤーランキング上位で活躍している馬ばかりである。

 

 昨年45位のスワーヴリチャードは、産駒のレガライラがホープフルSを勝つなど大活躍をしてランキング入りし、クラシック戦線でも期待されたが、皐月賞は6着、ダービーは5着と馬券にはからまなかったが牡馬相手に健闘、その他の産駒ではスウィープフィートがチューリップ賞を勝ち、桜花賞4着。アーバンシックが皐月賞4着となっている。

 

 ついでに2019年以前に種牡馬デビューした主な種牡馬のデビュー年のリーディングサイヤーランキングはこうである。

 

 

 1994年 サンデーサイレンス(31位)

 2008年 キングカメハメハ(44位)

 2010年 ディープインパクト(35位)

 2011年 ダイワメジャー(35位)

 2017年 ロードカナロア(40位)

 

 G1ホースを次々と送り込んだトップサイヤー達は、2歳戦だけでほぼリーディングサイヤーランキングの50傑に入っていることがわかる。

 

 例外もあり、ハーツクライは55位でステイゴールドに至っては121位だった。

 

 今年の新種牡馬で産駒数が多いのは、ルヴァンスレーヴとサートゥルナーリア、ゴールドドリームだが、その中でも昨日述べた

サートゥルナーリアに注目したい。サートゥルナーリアは2歳戦からホープフルSを勝つなど活躍したことから、2歳戦から勝ち上がれる馬が多く出るだろう。そして今年のリーディングサイヤーランキングで50位以内に入れるか?注視したいものである。