種牡馬サートゥルナーリアの可能性 | カッツミーの競馬道

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 今年も2歳戦が始まり、来年のクラシックに向けた戦いがスタートした。

 

 6月8日の新馬戦では新種牡馬サートゥルナーリア産駒のコートアリシアンが初陣を飾った。2着に5馬身差をつける圧勝で今後に期待を抱かせる内容だった。

 

 サートゥルナーリアの父は現在種牡馬界をけん引するロードカナロアで、祖父キングカメハメハ系期待の種牡馬である。

 

 ロードカナロアは香港スプリント連覇などマイル以下のG16勝をあげ年度代表馬にも選ばれた名馬で、産駒には牝馬3冠を含むG19勝のアーモンドアイやマイルチャンピオンシップを勝ったステルヴィオなどがいて、種牡馬としてもリーディングサイヤーランキング4年連続2位となっている。

 ロードカナロアが種牡馬として大成功している根拠として、自身にサンデーサイレンスの血が入っていないことで良質のサンデーサイレンス系牝馬を配合できるからで、サートゥルナーリアも母系にサンデーサイレンスが入っている。

 

 母シーザリオはオークスとアメリカンオークスを勝った名牝で、産駒には菊花賞とジャパンカップを勝ったエピファネイアや朝日杯フューチュリティSを勝ったリオンディーズがいて、どちらも種牡馬として大成功している。

 産駒が次々と種牡馬入りして成功する牝系を、昔”種牡馬族”と呼ぶのを以前の競馬雑誌で読んだことがあるが、母シーザリオにも当てはまるだろう。

 

 そしてサートゥルナーリアの血統表をみると、サンデーサイレンス以外にマルゼンスキーやサドラーズウェルズ、ストームキャットの名前があり、どれもブルードメアサイヤーとして日本で活躍している種牡馬達で、この父系を更に発展させる下地は十分ありそうだ。

 

 種牡馬サートゥルナーリアには明るい未来が待っている。