北海道シリーズ | カッツミーの競馬道

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長年続けている競馬全体への考えや想い、予想を届けています。

 ダービーが終わり、先週から2歳戦が始まり、今週からは北海道シリーズが開催される。

 

 G1ホースやクラシックを戦ってきた馬達は夏場は休養に当て、秋のG1戦線に備えるが、おおよその馬達は夏場も転戦を続ける。

 北海道シリーズが始まると、いよいよ夏競馬がスタートするんだと気分も変わり、毎年この流れを続けている競馬番組は季節の流れを感じさせ、趣きがある。

 

 北海道シリーズは函館開催に始まり、続けて札幌開催が行われるが、一番の見どころは2歳戦だろう。

 

 このころの2歳戦はまだ入厩馬も多くはなく、レースが使えるまで仕上がっていない馬もいるので、ほとんどフルゲートにならない。

 小頭数での競馬になるので実力通りの決着になる傾向があるが、そこは新馬戦、初めての競馬に戸惑う馬もおり結果も様々だ。

 そして新種牡馬もデビューを迎えるので、血統面からの予想も難しい。

 ただ初々しさがあるこの時期の新馬戦は、さながら小学校1年生の徒競走みたいでとても楽しい。

 

 ところで昔の北海道開催は、今とは逆で先に札幌開催だった。

 

 確か6月はまだ札幌は芝がまだ十分に生え揃ってないからという理由だったような気がしたが、そもそも昔は札幌競馬場には芝コースがなかったので、当時は試行錯誤もあったのだろう。

 

 昔の北海道開催はG1ホースも数多く参戦したものだが、今は夏のスーパーG2と言われる札幌記念くらいだ。

 

 私が競馬を始めた1988年は、オープン特別のUHB賞にその年の皐月賞馬ヤエノムテキが出走し、函館記念は前年のダービー馬メリーナイスなど4頭のG1ホースが参戦した(結果はサッカーボーイが当時の日本レコードで快勝した)。

 

 昔はレースを使われながら仕上げていくことが主流だったから、ずいぶん隔世の感がある。

 

 そしていつからか北海道開催の日程が短縮されている。昔は函館も札幌も2回16日の開催だったが、今は2回12日となっている。

 確かいきさつが、当時売上が落ち込んでいたJRAが少しでも売上を戻そうと、中央での開催を増やしたことだったと記憶しているが、どうだったか。

 

 事情はともかく、ただでさい開催日数が少ないのに減らすことには私は不満がある。

 

 出走馬の移動や、騎手や競馬に携わる人や物の移動は大変だろうが、そこで働く人や地域への経済効果はかなり大きいだろう。

 それにせっかく立派な競馬場があるのだから、もっと使ってもらいたい。もったいないと思う。

 

 いろいろ並べたが、涼しい北海道での開催は楽しみだし(ファンファーレが涼しそうでいいし)、秋に向けて新たなスターホースの誕生を期待したい。