函館スプリントS | カッツミーの競馬道

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 今週から函館シリーズが開幕し、日曜日にはG3戦の函館スプリントSが行われる。

 

 昔は函館のレースは重賞が函館記念と函館2歳Sしかなかったが、短距離路線の充実をと1994年に創設された。

 

 当時の北海道シリーズの開催は、札幌→函館の順番で行われていて、創設当初は札幌スプリントSのレース名だった。

 

 1997年に開催替りで、その後函館スプリントSの名称に変更され、現在に至っている。

 

 このレースの私の思い出は、まだ札幌スプリントSの名称だった1996年のノーブルグラスのレースである。

 

 ノーブルグラスの鞍上は当時ベテランの安田富男騎手で、この勝利で史上初めて騎手による中央競馬場10場での重賞制覇を成し遂げた。

 

 当時は毎年、函館シリーズが始まると安田富男の全場重賞制覇の話題が上がっていて、いつ達成されるか常に注目されていた。

 その頃はこの記録を藤田伸二元騎手や武豊が追いかけていて、先に達成されるのではとハラハラしていたが、当時49歳で大ベテランの域に達していた安田富男が最初に達成できて良かったと思ったものだった。

 

 安田富男は関東の中堅騎手で、G1レースは12番人気で勝利したグリーングラスの菊花賞だけであるが、ローカルを中心に活躍していた。

 

 私の思い出は、1993年の牝馬クラシック戦線で、私の故郷出身のユキノビジンとのコンビで桜花賞とオークスに2着したことと、1995年の毎日王冠で10番人気のスガノオージに騎乗し、重馬場を逃げ切り私に2万円越えの馬連を的中させたことだ。

 

 その後2001年に騎手を引退したが、今も健在と聞いている。

 

 函館スプリントS創設後、スプリント戦線が充実される。

 

 1996年には当時中京芝2000mで行われていたG2戦高松宮記念が1200m戦のG1レースに昇格し、その後小倉の北九州記念が芝1800m戦から1200m戦となり、新潟コースが右回りから左回りになり直線1000mのコースができアイビスサマーダッシュが創設され、札幌ではキーンランドCができた。

 

 2006年にサマーシリーズが創設され、サマースプリントシリーズが始まり、夏のスプリンター№1を決めるシリーズとして夏競馬を彩っている。

 

 函館1200m戦は小回りで先行馬、内枠が有利とされるが今年はどうなるだろう?人気は距離を縮めて充実のアサカラキングや2歳時から1200mのリステッドを4勝しているビックシーザーか?どちらか内側の枠を引いたほうが有利な気がするが果たしてどうなるか?大好きな北海道シリーズ重賞のファンファーレを聞きながら観戦したい。