京王杯スプリングカップ | カッツミーの競馬道

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 今日は東京競馬場で、京王杯スプリングCが行われる。

 

 私が競馬を始めた頃から、安田記念の前哨戦として安田記念の3週間前に東京芝1400mで行われている。

 

 当時の安田記念を頂点とする短距離路線は、

東京新聞杯→マイラーズC→スプリンターズS→京王杯スプリングC→安田記念という流れで行われていて、春の短距離王を決定していたものだ。

 

 私が競馬を始めた1988年は前年のジャパンC3着馬ダイナアクトレスが、前年に天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップを連勝したニッポーテーオーを振り切り前走スプリンターズSに続き重賞を連勝した。3着にセントシーザー、4着にホクトヘリオスが入り固い決着となった。(ちなみに本番の安田記念はニッポーテーオーがダイナアクトレスを逆転してG13勝目を挙げた)

 

 当時の安田記念は5月第2週に行われていて、京王杯スプリングCはその3週間前に行われていた。その後平成8年に大幅な番組の改革がなされ、安田記念はダービーの翌週に移行し、それに伴い京王杯スプリングCもその3週間前に移行して現在に至っている。

 

 京王杯スプリングCと安田記念を連勝した馬が何頭いるか調べてみたら、1984年のグレード制導入後7頭いた。

1984年ハッピープログレス、1985年ニホンピロウイナー、1991年ダイイチルビー、1993年ヤマニンゼファー、1997年タイキブリザード、1998年タイキシャトル、2005年アサクサデンエンである。

 

 アサクサデンエン以降安田記念と連勝する馬が出てこないが、それは安田記念に向かうローテーションの多様化によるものかもしれない。私が競馬を始めた当時からどのように変わっていったかというと、

 

 1990年にスプリンターズSがG1昇格して、秋に移行した。

1997年のNHKマイルCの誕生と、7月に中京芝2000mで行われていた高松宮記念が、中京芝1200のG1に昇格し、5月NHKマイルCの翌週に移行。(それに伴い京王杯スプリングCも安田記念も現在の日程に移行している。)

 また、2月中旬に行われていたマイラーズCが4月に移行、ダービー卿CT(その頃は12月に開催されていた)が1200m戦から1600m戦に変更なるなど。

 

 現在の京王杯スプリングCへのローテーションは実に様々だ。

 

 芝1400mで行われるカテゴリーはスプリンターとマイラーが激突する。また東京芝1600mで行われる安田記念は厳しくとも1400m戦のG2ならとここ目標に仕上げててる陣営もあり混戦になる(ちなみに今年の出走馬の前走はマイル戦4頭、スプリント戦が6頭となっている)。またメンバーレベル以前より低くなっているのは否めない。上り馬もおりみんなこのカテゴリーのG2戦のタイトルを狙っている。

 

 それぞれの陣営の思惑が交差する京王杯スプリングC。今年はどんな結果が待っているのだろうか?