第169回天皇賞回顧 | カッツミーの競馬道

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 昨日の天皇賞(春)は菱田裕二騎乗の1番人気テーオーロイヤルが直線抜け出して人馬とも初G1制覇を飾った。

 

 管理する岡田稲男調教師もG1初制覇となり、所属する菱田騎手とともに師弟でのG1制覇を遂げたことになり、その喜びは如何ばかりだろう?お互い関西の中堅どころで、今後の飛躍を期待したい。

 

 勝ったテーオーロイヤルは、昨秋の長期休養明け復帰後、一貫して3000m戦を使われながらの戴冠で、最近では例を見ないローテーションでの天皇賞馬となった。1昨年タイトルホルダーに屈した雪辱も果たした。現役最強ステイヤーの称号を得たが、今後は宝塚記念に進むなど別なカテゴリーを選ぶのか。今後の動向に注目したい。

 

 2着には5番人気のブローザホーンが追い込んだ。前走初めて3000m戦を使った経験が生きたようだ。G1でも十分通用する力をつけてきているので、今後の更なる活躍を期待したい。

 

 3着には3年連続2着のディープボンドが入った。2番手でレースを進めスタミナがいる展開に持ち込んだ。近走は成績が冴えなかったが得意の距離、コースで巻き返した。長距離戦ではよくあることで、長距離戦ではまだやれそうだ。

 

 一方昨年の菊花賞馬ドゥレッツアは15着に大敗した。4コーナー手前で鞍上の手が動き、直線馬群に沈んだ。道中なんの不利もなく不可解な敗戦で心配だ。

 

 来週から5週連続で東京G1レースが始まる。新たなヒーロー、ヒロインが誕生するのか。今からほんとうに楽しみだ。