東京マイルと中山マイル | カッツミーの競馬道

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 今週土曜日にはニュージーランド4歳Sが行われる。

 

 このレースは私が競馬を始めたころはダービーの翌週に東京マイル戦で実施されていて、競馬を始めた年は関東初見参のオグリキャップが7馬身ちぎって圧勝した。

 

 当時は日本ダービーに出走できない外国馬などが参戦して”残念ダービー”とか言われていたが、今は大分趣きが変わったね。

 

 今は施行時期が6月から4月に移行して、コースも東京マイル戦から中山マイル戦に変わり、NHKマイルカップの前哨戦として行われているが、東京マイルと中山マイルではかなり性格が違うよね。私が思うには東京マイル戦は東京の長い直線に坂もあり、ある程度スタミナが要求され2000m戦に良績がある馬が台頭するイメージがあり、一方中山マイル戦はコーナーが3つあるトリッキーなコースで起用さが要求される。

 

 そこで、現在の施行になってニュージーランド4歳S→NHKマイルを連勝した馬がいるか調べてみたら、2012年のカレンブラックヒルが達成していた。

 

 それにしても中山マイル戦の扱いって、東京マイル戦に比べ大分低くなったね。

 

 ちょっと前までは朝日杯フューチュリティSは中山マイル戦で行われていたのに今は阪神マイルで行われて、かつてはマルゼンスキーが圧勝したり、後にダービー馬になるサクラチヨノオーやアイネスフウジンが勝利した実績はかすんでしまった。

 

 競馬の一つの意義でもある強い馬の選定ということに対し、東京マイル戦はすごく意味があるのだけど、全ての馬が強い訳ではないので、器用さやまぎれが出やすく枠順や展開ひとつで勝ち馬が変わる中山マイル戦も大事だと思うんだけど、どうかな?

 

 今週の出走馬にも、あわよくばタイトル奪取し、重賞戦線に名乗りをあげたい馬が数多く参戦する。熱戦を期待し、勝ち馬の今後も見守りたいね。