1000回記念、この11年半を振り返る~ 第4回2015→2017 満足頭打ち編~ | カツランナー もうひと花PROJECT

カツランナー もうひと花PROJECT

38歳2児の父、京都府宇治市の市民ランナーです!
仕事や家庭と調和しながら、愛するランニングで花咲かせたい!そんな日々を綴っています。

こんにちは!
勝手に「もうひと花PROJECT」やっています。
 
 
さて、少し間があいてしまいましたが、このブログが1000回に到達したので、記念にブログを始めてからの11年半を振り返っています。
 
第1回~第3回はコチラ↓↓
 
 
 
 
 

 

 

 

 
こうして振り返ってみると、人生は四季に似た周期で巡っているのかもしれません。
 
 
第1回は芽の出ない冬、第2回は始まりの春、第3回は葉の生い茂る夏
 
ということで、今回はたぶん秋です。
 
実りの季節であり、冬に向けて枯れゆく少し物悲しい季節でもあります。
 
ハーフマラソンで標準記録を切って、びわ湖毎日マラソンへの出場は果たしたものの、新たな壁にぶつかってフルマラソンでもサブ2.5を目指している当時の僕です。
 
 
【2015年度(32歳)~6年目~】
 
この年の大イベントといえば、間違いなくコレです。
大きく環境が変わりました。
 

 

 

 
ということで私も身を固めて、住所も職場のある宇治市に引っ越し、これまでのように毎週2回は西京極へ!というわけにはいかなくなりました。
 
結婚を期に、または子どもができたのを期に、ランニングをやめてしまう人も多いなかで私が未だに走っていられるのは、妻との出会いが太陽が丘ジョギングクラブで、ランニングについては(笑)非常に理解してもらっているからでしょう。
もっと感謝しないといけないのかもしれませんね。
 
 
とはいえ、西京極は遠くなってしまいましたので、このころから一人で練習することが増えてきました。
 
そして、結婚後に初めて出たフルマラソン、福知山マラソンでは、僕らしくない「優勝を狙う」なんて大口叩いて挑んでいましたが...
 
 

 

 

 

 
やはり撃沈ガーン
...とは言え当時のセカンドベストなのでまずまずなのかもしれません。
 
いつしか前ちゃんが、「結婚して1年目くらいが一番強い人が多い」と言っていたのを思い出しますが...
 
結果だけ取るとまさにその通りでして...
 
 

 

 

 

 
感覚としては、不調の中でとりあえず出場したらベストが出た。
しかも、あれだけ苦労してもできなかった2時間30分切りがアッサリできた。
 
妙な感覚でした。
結局このときの記録が今のところ僕の自己ベスト記録となるわけだから、複雑な心境ですね。
やはり、さらに高いレベルで、さらにしっかり狙って自己ベストを更新したいと思います。
 
さらに好調は続き...
 

 

 

 

びわ湖毎日マラソン3回目の出場で、ベスト更新とならなかったものの、1回目2回目と比較すると遥かに、ちゃんと走ることができました。
 
と、最終的には良い感じのシーズンになったわけですが...
 
実はこの時は気づいていませんでしたが、新たな問題の種が芽吹きつつあったのです。
 
それは「目標見失い問題」です。
 
大きな目標としていた、びわ湖マラソン出場もサブ2.5も達成し、中長期的に目指す大会や記録が見えなくなってしまいました。
 
それによって、大会の前だけちょこっと練習して...という感じになっていくんですよね💦
 
そして、この傾向は次年度のあの出来事によりさらに顕著になっていきます。
 
 
【2016年度(33歳)~7年目~】
 
~◯年目~というのは、市民ランナーになってからの年次でもあるわけですが、今の職場に就職してからの年次でもあります。
 
7年目となるこの年に、初めて人事異動がありました。
3~5年が標準と言われる中で6年は長い方ということもあり、いろいろ戸惑いがありましたね。
 
さらに、私生活でもさらに大きな出来事がありました。
 
 

 

 


この年に長男が生まれ、私も親になったわけですね。

それに伴ってなかなか練習に時間を割くのが難しくなり、さっきのとおり目標も失っているので、走ることの優先度は自ずと下がっております。
 
とはいえ、これまでの「貯金」があったおかげもあって、秋場にかけて調子が上がってきました。
この年くらいから、職場から1kmくらいのところにある(全部上りですが)太陽が丘の陸上競技場で、一人で練習することが多くなってきました。
 
この時に持っていた考え方は、「一人でこなせるペース=適正ペース、人と一緒じゃなきゃできないペース=オーバーペース」というものでした。
今になって思うのは、確かにその考え方も間違ってはいないですが、人と一緒に練習ことでできることも多いので(気持ちの問題も大きいですが)一人の練習と皆の練習をバランスよく取り入れていきたいと思います。
 
そんな感じで調子が上がってきまして…
 

 

福知山マラソンで、過去最高位となる3位入賞を果たせました。

 

さらに生意気なことに、雑誌ランナーズにインタビューしてもらって、雑誌の見開きで特集を組んでもらえました。

ランナー仲間にはもちろん、職場のほとんど走っていない先輩方にもたくさん声をかけてもらったのを覚えています。

 

ずっと出たかったびわ湖毎日マラソンへの出場もかない、目指していたサブ2.5も達成し、因縁の福知山マラソンでもそこそこ満足できる結果を残せ、憧れだったランナーズへの掲載もしてもらって、さらに結婚して子どもも生まれて…

 

もう、完全に「満足」してしまいました。

 

これはこれでひとつの幸せではあるのですが、ランナーとして向上していくためには、不調が続くよりもずっと難しい問題が降りかかったのですね。

もちろん、こんなことは今になって思うわけで、当時はのぼせ上った自分から無意識に目をそらして、何とかモチベーションを上げようとしていました。

 

そんな状態で調子を上げていくのは難しく、そして年が明けて京都マラソンに久々に出場するも体が激しく冷えて途中棄権…

 

そして4回目の出場となったびわ湖毎日マラソンでも…

 

 

 

 

やはり上手くいきませんでした。

 

 

【2017年度(34歳)~8年目~】

 

前年度に「7年目で初めての異動」と書きましたが、何と8年目になるこの年度に2年連続の人事異動となりました。

やらかしたわけではありません(笑)組織の再編的なことがあったのです。

 

この時に移動した部署に今もいるわけなんですが、正直これまでと比べて遥かに大変で(それが後々大きく影響してくるわけですが)、子どもから移るということもあったものの、この年は半年で4回体調を崩したのを覚えています。

 

そんな中で、気持ちを高めていこうと春から夏場にかけても結構走っていたわけですが、トラック練習中に縁石で足をくじいてしまって、ガッツリ捻挫してしまいました。

 

 

これは結構堪えましたね。

というのも、特に市民ランナーになってからの僕の強みは故障しないこと。(それはそこまで追い込んでいないということでもありますが)

 

だから不調になることはあっても走れなくなることはなかったのですが、走ると痛い…走れないという状態は、免疫のない僕にとってかなりショックなものでした。

 

そんな自分を救ってくれたのは、丹波自然運動公園で開催している1泊2日の合宿だったようです。

この合宿は、いちおう僕が主催している合宿で、2012年から2019年まで8年連続で開催しています。(2020年はコロナのため中止)

 

 

 

大会で出会った初対面のランナーさんに、「合宿している人ですよね?」と言われたこともあり、ちょっとだけ広がってきているようです。
2日で最大60㎞程度走る結構キツい内容ですが、夜にはクイズ大会なんかもやっている「キツいけどオモろい」合宿です。コロナが明けたらぜひまた開催したいです。
 
しかし、やはり調子はなかなか上がらず、福知山マラソンでも結果はイマイチ。
 
かなり悶々としていますね。
 
そんな中々調子が上がってこない僕に突き付けられた問題は、今シーズンを最後に「びわ湖毎日マラソン出場資格の期限が切れる」ということです。
 
フルマラソン2時間30分切り、またはハーフマラソン1時間10分切り
 
これを再び達成しないことには、今回を最後にびわ湖毎日マラソンの出場権を失ってしまう。
 
ということで、2018年1月に開催の大阪ハーフマラソンに向けて、なんとか練習を重ねた僕でしたが・・・
 
 
この時の自分の気持ちを象徴するような、目標達成まで3秒足りないという結果。
 
この年に走ったびわ湖毎日マラソンでは暑い中そこそこ善戦するものの(というよりシンプルに暑いのが得意なだけですが)、サブ2.5には惜しくも届かず、資格を失ってしまいました。
 
最も、この次の年のびわ湖マラソンの申込期日までに再び標準を切ればよい話ですが、僕の気持ちはすっかり満足してしまって、かつての絶対成し遂げてやる!という気持ちを失ってしまいました。
目標設定ってとても大切なんだということがよくわかります。
ただ、箱根駅伝を目指す学生や、日本選手権を目指す実業団選手と違ってやはり仕事と子育てをしながら、あくまで「趣味」という枠で走る者にとって、明確な目標というのは持ちにくい場合も多いです。
 
そして、かつては職場で「速いね」なんて言われると嬉しくなっていたんですけど、このころには「そんなこと言われたって自分より速い人はいくらでもいるし…」なんて思ってしまうようになっていました。
 
なかなかの壁です。
 
そして、この後僕はもっと大きな壁にぶち当たることになります。
一方でそれは大きな転機にもなります。
 
今回は特に長くなったので、続きは次回に。