今、茨城県でカミキリムシが増えて、
樹木への被害が大きくなっているそうな。
そのため、6月からカミキリムシの死骸を指定の市役所に持って行けば、
10匹につき500円のプリペードカードに交換してもらえるとのこと。
「藪入り」のネズミの懸賞みたいな話です。
外来のカミキリムシが、天敵不在でやりたい放題やって、
街路樹が枯死している、というニュースもありましたし、
そのうち都内でもそういうことになるかもしれませんね。
尤もカミキリムシで500円のプリペイドカードでは「忠のお陰」にならないので、
落ちを考え直さないといけません。
10日(金)、池袋の千穐楽。
楽日となると、お客様の熱量も違うらしく、
早々のご来場、御礼申し上げます。
出番の後、衣装をたたんで自宅へ。
夜は新宿から浅草への引っ越しなので、
手荷物を軽くしておこうという計算です。
ついでに池袋で出していただいていた師匠の幟を預かって、
師匠宅へ届けるミッションも。
そのまたついでに買い物もして池袋へ戻る。
結局、座談のスタートには間に合わず、
5分遅れの到着。
そのままロビーで座談を見て、
最後の撮影タイムに客席へ。
上方ゲストの文我師匠も座談に参加。
こうして無事に座談お開き。
10日間、ありがとうございます。
文我師匠の高座を勉強したかったですが、
時間があるので、お先に失礼して新宿へ。
何か食べるのを忘れていたので、
新宿三丁目でササっと、エビソバ&炒飯。
日替り定食が豚肉で、
前の日も豚肉(バラ肉角煮)だったから、と替えたら、
前の日と同じような中華麺とご飯系のセットになってしまいました。
木を見て森を見ず、というのはこういうことを言うんでしょう。
そのまま楽屋入り。
末廣亭も千穐楽。
時間の感覚に慣れてきたころに楽日。
すいすいと仲入り。
口上前の記念撮影。
楽の主任は雨花姉さん。
三館共通券の清算をして、
引っ越しの準備。
開演中に、出来るものから箱詰め。
披露目の幕や幟、その他飾り物、グッズを次の寄席に運ぶことを「引っ越し」と言います。
段ボールに詰めて運ぶ姿が、引っ越しに似ているからでしょう。
終演の後、楽屋で乾杯、10回目の手締め。
落語協会の披露目の手伝いに行くと、
幕の下りた楽屋で手締めをするんですよ。
うちの協会は楽屋で。
どっちみち、お客席に聞こえる音量なんで違いはないんですけど。
そこから荷物をまとめて、表に運んで、浅草へ。
浅草演芸ホールに着いたら、お花屋さんが先に作業をなさっていました。
こちらも荷物を運び込んで、解散。
翌朝一番で飾り付けです。
11日(土)、浅草初日。
朝イチで浅草演芸ホール集合、11時間ぶり。
前夜に運び込んだ荷物を各所に配置して、
高座の飾り付け。
「酔心」の額を仕舞って、
木枠とフックを取り付けて、幕を吊る。
幟も、何日にどれをどの順番で、と演芸ホールのスタッフさんと打ち合わせ。
土曜日の浅草は、人で溢れかえっていました。
以前は銀座線浅草駅~仲見世~浅草寺に集中していた人の流れも、
今では浅草演芸ホール周辺の旧六区まで達しています。
飾り付け、お席亭へのご挨拶も済んで、
番頭は交代でランチに。
どこも並んでいるので、
サッと入れた水口食堂で野菜炒め定食。
楽屋と、ロビーのグッズ販売と、
行き来しながら口上前。
この日の口上はこのメンバー。
初日主任は金太郎兄さん。
開演からすぐ満席で、お立見の大盛況。
一杯のお運び、ありがとうございます!
まず初日から快調な滑り出し。
このまま20日まで浅草での披露興行が続きます。
ご来場をお待ちしております。
12日(日)、浅草2日目。
前日よりはゆっくり、11時頃に楽屋入り。
有難いことに、後ろ幕は前座さんが作業をしてくれていました。
物販や、楽屋の支度をして開演。
ロビーの物販コーナーは入れ代わり立ち代わりですが、
たまたま兄弟弟子が揃った所を一枚。
噺家が普段高座で使っている扇子や手拭い、
他にも新真打の名入り木札やTシャツ、マフラータオルなどなど、
多彩な品揃えで皆様のお越しをお待ちしております。
途中で抜けて、
日曜定休と行列を避けてたどり着いたのがラーメンでした。
蕎麦屋やラーメン屋は営業時間も長く、
回転率も良いので、手早く済ませるのに重宝です。
また楽屋に戻って、あちこちで色々しているうちに口上。
この日の主任は雨花姉さんでした。
終演後、外へ出ると、その明るさに驚きます。
立夏も過ぎて、当然なんですが、
しばらく夜席が続くと、この感覚も無くなるので、久しぶりでした。
明くる13日は雨と風が強いという予報で、
さすがの浅草さんでも幟は出さないと伺っております。
ただ、こういう日に限ってお客様が多くお越しくださる、という感覚もあります。
どうぞお足元にお気をつけて、
浅草でご来場をお待ちしております。