披露興行のことを「披露目(ひろめ)」と呼びます。
真打昇進に際して、その披露興行を宣伝して世間に広めるから「披露目」、
だと思うんですが、実際の理由は知りません。
「広め」に「披露」をかけての字面だと睨んでいます。
そして、披露目に先立って関係者・お客様にお配りする、
扇子・手拭い・口上書き(真打に推挙する旨が書かれた文字通りのお墨付き)。
この三点セットを「まき物」と言います。
関係者にばら撒くから「撒き物」なのか、
いずれ花が咲いて実が成ることを願っての「蒔き物」か。
口頭でしか聞かないので、漢字は知りません。
でも、そういう意味なんだろうと思います。
世の中には知らないことが沢山あります。
7日(火)、朝から池袋。
電車のダイヤ乱れ。
用を済ませて、池袋ランチ。
小雨の降る中、半ターロー麺・半ライス。
半と半、これが重要。
ターロー飯というメニューもあるので、
麺のあと、ご飯に餡を乗せてセルフターロー飯。
お店に傘を忘れたことに気が付いたのは、
新宿に着いて、
地上に上がって雨が降っていた時。
末廣亭の披露目は7日目。
大喜利、住吉踊りの時に楽屋入りも、7日目のルーティンに。
着々を滞りなく番組が進んで、仲入り後の口上。
この日の口上はこのメンバー。
主任は雨花姉さん。
お足元の悪い中、ご来場いただき感謝です!
帰宅して、空き時間にチラシ制作。
来月の仙台のハガキも印刷しなきゃいけないし、
さなぎの会も同じ。
他のことをしていると思い出して、
いざ手が止まると忘れてしまう。
こういう現象に名前はあるんだろうか。
手が動いているときは頭も動いていて、
手が止まると休憩モードになっちまうんじゃなかろうか。
下手の考え休むに似たり。
8日(水)、池袋8日目。
昼間は池袋。
平日にも関わらず、熱心なお客様がお付け掛けくださり、
厚く御礼申し上げます。
高座の後、着替えてランチ。
洋食屋さんの日替り。
ポークソテーとスクランブルエッグ。
こういうシンプルな料理にこそ、腕が出るのではないだろうか。
知らんけど。
座談前に楽屋へ戻って、座談。
後半は鯉昇師匠と蝠丸師匠。
上方ゲストは福笑師匠。
ワイワイと撮影タイム。
福笑師匠の高座を勉強したいものの、
座談が伸びて、その分、上がり時間が遅くなって叶わず。
新宿へ。
この日はたまたま、住吉踊りの撮影に成功。
なかなか前へ回る機会も無くて、ずっと見られず、
音を聴くだけの7日間でしたが、
8日目にして、初住吉。
スマホのカメラ機能って、
ボタンを押してから、少し間があってカシャってなるので、
動きのある踊りは撮影難易度が跳ね上がります。
あと、望遠もそこそこまでなので、
末廣亭の後ろから高座を撮ると、遠すぎてボケます。
性能は良いはずなんですが、
今ひとつ使い勝手が難しい……。
そんなスマホで、六月上席後半、
浅草の夜席でぱっちりバトルがあります。
お楽しみに。
記録用の写真は心がけて撮るんですが、
芸術的な写真はからっきしなので、頑張ります。
入れ替えの後、夜の部開演。
この日は代演で師匠が末広亭に。
口上では伯山兄さんも並んで、
うちの師匠が手締めの音頭。
一杯のお運び、ありがとうございます。
主任は伯知姉さん。
9日(木)、昼間は作業。
チラシ作って、関係各所に確認に出して、入稿して。
他にも銀行へ行ったり、郵便局へ行ったり、
何だかんだ、バタバタで末広亭。
楽屋入り前に桂花で細麺太肉。
しっかり味の付いた豚バラ肉の角煮で白いご飯も。
茹でキャベツ入りなので大丈夫です(?)。
末廣亭、3回目の高座。
いわゆる「つっかけ時」。
尻上がりにお客様がお入りになって、一杯の末広亭。
ご来場感謝。
口上のメンバー。
小南師匠と柳橋師匠の「前座仲間」絡みもあり、
華やかな口上。
主任は金太郎兄さんで、3周目。
明くる日は千穐楽で、浅草へ引っ越しも。
まず末広亭は10日間。
そして披露目は浅草へと続きます。