言葉の意味が変わることがあります。
たまたま吉笑兄さんと喋っていて出てきた話題で、
「煮詰まる」というもの。
行き詰まる、という意味で使われがちですが、
本来は煎じ薬か何かを煮詰めて良い状態になる、というニュアンスで、
ポジティブな意味なんですよね。
でもそのまま煮詰めていくと、
水気が飛んで焦げついてどうしようもなくなるんで、
行き詰まるイメージもアリなんじゃないかと思います。
実際、辞書にも良い意味の後に、
昨今よく使われている行き詰まる意味も載ってたりします。
言葉は生き物ですし、変わっていくものという前提に立てば、
意味が変わって使われる言葉もあるでしょうし、
逆に、どの時点での日本語を正しいとするのか。
平安時代も江戸時代も現代も、日本語を喋っていますが、
おそらくそれぞれの時代の人を一堂に集めても意思疎通は困難でしょう。
「全然」という言葉の後には必ず「否定形」が付く、ということになっていますが、
明治の文豪で「全然良い」みたいな「全然」+「肯定形」を使ってる人がいた、とか。
作家が使うからOKということでもないですが、
俗用だとしても、使い方としては存在しているわけで、
これをもって美しい日本語がどうのこうの言うことはできないと思います。
確かに言葉を使って商売をしておりますが、
目的は「伝える」ことなので、言葉尻を捕らえてどうこうというのは、
どうなのかな、という所存です。
前置きが長くなりました。
23日(金祝)、天皇誕生日。
降ったり止んだり、変なお天気。
しかも最高気温が3℃。
鍋焼きうどんと迷って、家系ラーメン。
並ばない時間帯を狙っても、
祝日だからかちょっと並んで入店。
その方が、熱いラーメンの有難みがあります。
キャベツらーめん、味玉追加、半ライス。
チャーシューの陰に隠れてほうれん草も。
美味しうございました。
後はちょこちょこっと買い物して、
家に閉じこもってました。
家で出来ることをこつこつと。
家にいれば花粉の影響もないし。
ただ寒さで体がこわばっているんで、ストレッチは多少。
腰に爆弾があるんですが、
これって腰だけの問題じゃなくて、背中とか、太ももとか、
そこを支える筋肉も関係しているので、
結局、全身を伸ばさないといけないんですよね。
寝違えも、首じゃなくて脇腹の筋肉を伸ばすと良い、って言いますし。
お湯に浸かって、体を温めるのも、なるべくやってます。
平成元年生まれです。
24日(土)、連雀亭。
土日の連雀亭は久しぶり。
打ち合わせをしながら淡路町。
神田も淡路町、須田町はオフィス街なので、土日にやってる飲食店は皆無。
神田まつやは絶対並んでるし、
さくっと行けるところはっていうことで、ゆで太郎。
蕎麦の質で云ったら、その辺の街蕎麦と同じかそれ以上かも。
チェーンで、充分美味しい。
季節の天ぷらと迷って、結局日替わり得セット。
ミニ三海老天丼と冷そば。
小袋だからか、他の店のわさびより刺激が強い気がしました。
それにしても物価高騰はすさまじいですね。
2019年に550円だったのが、2024年730円。
たまたまその頃、Twitterでやっていた「シカメシ」で、
『値段も知りたい』という声があって、値段を載せていたんですが、
たまたま調べて、180円の値上げに驚いた次第。
連雀亭楽屋入り。
出演者はこの四人(よったり)。
土曜ということもあってか、平日よりは大勢のお客様。
ご来場ありがとうございます。
終演後、撤収。
香盤が一番上の吉笑兄さんが連絡をしてくださっている間の、
微妙な距離感の芸協コンビ。
そのまま、真っすぐ帰宅。
チラシ制作や、翌日の披露目宛名書きの連絡などなど。
人事を尽くして天命を待つ、というと大袈裟ですが、
披露目って信じられないようなことが平気で起こるものなので、
まあ、「仕方がない」を呪文のように唱えて頑張って参ります。
25日(日)、芸協2024年の新真打キックオフ。
披露宴の招待状を送る、宛名書き作業。
マスコミ関係、同業者、お客様も含めて700枚弱。
あるタイミングで寄席に出演中の方は手渡し、
そうでない方は郵送。
それによって、住所が不要だったり、必要だったり。
寄席の顔付けと突き合わせて判断していきます。
で、今年は午前中の場所が取れなかったので、午後からスタート。
昼前に芸能花伝舎の近所でランチ。
お皿ビュッフェ形式、セルフでおかずを選んで、その日の気分のマイ定食に。
半田屋システム、と言えばある地域の方には届くと思います。
岐阜にも一軒あったので、大学時代に何度か行きました。
メインにブロッコリーと豚バラ玉子炒め、
スタミナまぐろ、菜の花辛し和え。
ご飯中と豚汁。
前回来た時も、スタミナまぐろがお盆にありました。
とろろオクラ納豆にマグロが入って、お得感あるんですよね。
これも記録を続けているからこそ分ること。
Twitter(自称X)には書ききれなかったですが、
炒め物はレンチンしてもらえるので熱々です。
セルフ定食を平らげて宛名書き作業へ。
番頭とお手伝いの二ツ目と新真打で人海戦術。
特にこの二月下席は、7人の番頭のうち4人に寄席の出番があって、
出たり戻ったり、途中離脱したり、目まぐるしい状況でした。
俯瞰で撮ると、とても「静」な感じがしますね。
黙々と机に向かう各位。
壁際の段ボールは、新真打の口上書き、手拭い、扇子が、
それぞれ分けて置いてあります。
招待状を二つ折りにして、返信ハガキと会場の地図とセットにして、
小封筒に詰めていく。
同時並行で、大封筒に師匠方、皆様の名前、必要に応じて郵便番号と住所も書いていく。
ある程度のところで、
口上書き3本、手拭い3本、連名扇子1本、招待状小封筒をセットにして、
向き、順番が揃っているか確認して大封筒に詰めていく。
これが700個弱、と。
こんなに細かく書かなくてもいいんですけど、
恐らく最後の番頭なので、軽くマニュアルのようなものを残そうと思ってます。
そのためのメモだと思っていただければ。
13時からスタートして、20時には終わると思って高を括っていましたが、
21時を回る大作業になってしまいました。
もちろん、合間合間で休憩も入れて、集中力が落ちるのも防いでおりました。
ま、スタートも遅かったですし、
逆に、番頭だけ翌日以降に残業して作業していた分も、
この日に全部一気に終えることができたので、
むしろミッション成功と言えると思います。
22時、花伝舎の閉館前に撤退。
13時スタートだから9時間かかったんですね。
雨の中、帰宅。
大河ドラマの録画など見て就寝。
本当にお疲れ様でした。