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ボブ ディランを超えた話し

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お土産屋のアイヌの婆ちゃんがやらかした話し

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擬音精舎の鐘の声

https://ameblo.jp/carly-morly/


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『シャー!このやろう!』隻手の音声から来られた方は、

『シャー!このやろう!』よろしければ、一応、こちらをご覧ください↓

https://ameblo.jp/katsuma-1230/entry-12377086385.html



この声『シャー!』は
「やりやがったな!」という意味で、なんとなく猪木なイメージ。

ホイップ(↓とん の親友)が戦闘態勢に入ったときの掛け声みたいなもんです。
お気になさらず。
(註・一方、オールバックのとん が手にするのは
昔懐かしい凶器の定番『栓抜き』)

 

※※※※※

 


今から十年くらい前、



私(とん)とホイップの共通の友人、よしおの引越しを手伝ったときの話しです。


ホイップが北見に遊びに来るときは、

地元の釧路で土曜日の仕事を終えて、
軽く仮眠をとってから片道二時間半かけて来るため
北見に着く頃には夜の12時を回っているのが常でした。




その日も12時過ぎの到着で、翌日の引越しの手伝いもあるため夜中のうちにホイップの車の荷台を片付けていたときのこと。



ホイップのいる暗闇の方から
、シャレにならない叫び声が響いてきました。

ちなみに私(とん)の家は北海道の山の中で、街灯なんざありません。



慌てて駆け寄ると、車内灯の薄明かりに浮かび上がる、
額を抑え、うずくまるホイップ。
そして、指の間からまあまあの量の血が流れています。



(右腕の構図は気になさるな) 

その出血量にビビリつつ、車内からティッシュペーパーを取り出して血を拭き取り、傷口を圧迫しました。

どうしたのか?と血まみれのホイップに聞くと、
 
「車のドアを閉めるときにぶつけちゃって」
 
と。
長距離運転から休まずでしたので、疲れた結果の怪我でした。
 

やがて血は止まりましたが、当時の我が家には絆創膏が常備されておらず、
その場しのぎにティッシュを折り畳んで軟膏を塗り、
傷口の上からセロハンテープで固定しました。
 




翌日。

昨晩は傷痕が生々しかったためわかりませんでしたが、ティッシュの交換をすると、ほぼ丸型の傷口。

不思議なのは、
出血量からみても肉までいってる、けっこう深い傷のはずが、
えぐれもせず、表面だけ削ったような。

「なしてこんな傷になったかね?」

「皮膚が剥がれた後、肉が盛り上がったのかね?」

とか言いつつ、よしおの家に行く前にダイソーへ。


額に血のにじんだティッシュを貼り付けたホイップはそのまま車内で待機させて、私一人絆創膏を買いに店内へ。



ホイップは、もう痛みもなく、
私の買ってきたサンリオ提携の新幹線のイラストの絆創膏を貼られてごきげん。

 
 
 
↓ホイップちゃん、実は大の鉄道好き。
傷も、ひたいの生え際あたりの目立たぬ場所で
ホイップちゃんラッキラッキー!




さて。
 
よしおんちで普通に黙々と引越しを進めていると、外の車から荷物を運んでいたホイップが深刻な顔で「ちょっと来てくれ」と。

行くと、車の扉の角を指差して
「これ見て」
と。

 




そこには、何とも形容しがたい

小豆粒より一回りふた回り大きく、

短い毛が数本生えた半乾きの奇妙な物体がへばりついていて。





やにわにホイップ、

自分の昨晩怪我した絆創膏を指差し、

「俺、ここに大きめのホクロがあったでしょう?」














ホイップちゃん、



大事なホクロ一つ、

強引にちぎっておりました。




たしかに、もともと顔に何個かホクロがあり。





しかし、はえぎわの一個がなくなったところで本人ならともかく、他人が見てもわからないって。




画像・なぜか勝ち組を匂わすホイップ