こんな涼しい場所で野球をやっとる奴らには負けられんのです(笑)。(8/6ジャイ14回戦5-0) | カープがやっぱり好きなんよ

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どんなにボロクソに負けても、次の試合もやっぱり見てしまう。
18才までに広島で刷り込まれたカープ魂は、50を超えても東京で生き続けるのです。

連日35℃を超えるクソ暑いマツダスタジアムで6連勝してきた鯉諸君の意地でございますな。この9連戦は東京ドームと京セラドームでの試合から始まっていきます。グラウンドに出た瞬間、鯉諸君たちはきっと思った筈です。テメェらはいつもこんな涼しい場所で野球をやっとるんかいな(笑)。というか、こんな場所で野球やってもいいんだったら、ワシらはホームランを打ちまくっちゃうけど、ええんですかね?軽く完封しちゃいそうなんですけど、ええんですかね?(笑)

 

冷んやりと空調の効いた快適なドーム球場では、ピッチャーがマウンドで首筋に滝のように流れる大汗をかくこともなければ、バッターが打席を外しヘルメットを脱いで蒸れた額の汗を拭うこともありませんわな。ましてや内野ゴロがイレギュラーすることもなければ、強烈な日差しで高く上がった外野フライを見失うこともありません。そんなところで試合させてもろうたら鯉が普通に勝っちゃいますけど、それでもええんですかね?みたいな、そんな試合(すんません、調子に乗り過ぎました。言い過ぎでした。もっと謙虚に参りましょう、笑)。

 

もとい。

 

防御率1点台の好投手である山﨑伊織クンを相手に、鯉打線が理想的な攻撃を魅せてくれました。初回は先頭の秋山先輩がツーベースで出塁すると、先週6連勝の殊勲者だった2番矢野くんがきっちり送りバント、3番野間さんが死球で繋いだ1.3塁から4番小園がライト前にタイムリー。電光石火で1点先制。

 

5回は先頭の菊池先輩が四球で出塁すると8番林クンがヒットで繋ぎ、無死1.2塁からアドゥワが見事な送りバント。そこから二死満塁になるも、3番野間クンが粘りまくりで山﨑クンの11球目を捉えてライトへ2点タイムリーでございます。更に6回は坂倉&末包の連続弾、アベックアーチが炸裂。投げてはアドゥワ君が133球で完封勝利。何も申し上げることはございませんですわ。これぞ間違いなく今季のベストゲームでしょう(またもや言い過ぎですな、笑)。

 

と、まぁさらっと書いてみましたが、やはりいつものように少しだけ粘着質気味に書いておきましょうか(笑)。

 

やはりこの試合の一番のポイントとなったのは5回表二死満塁の野間クンの打席でしたかね。初回に1点失ったジャイの山﨑クンでしたがそこから見事に立ち直っておりました。で、2回から4回までパーフェクトに抑えられていた鯉打線が久々に作ったチャンスでしたが、1死満塁から2番矢野クンがファーストゴロに倒れチャンスが潰れかけていたんですよね。もしもこのイニングを無失点で凌がれていたら、山﨑クンに最後までゼロで投げられてしまったかもの場面。

 

150キロのストレート連投でガンガン押してくるジャイのバッテリーに対して野間クンがファールファールで粘りまくります。途中でスッと投げ込む高精度のスライダーやフォークにもなんとかファールで逃げる野間クン。11球目はインコースの厳しいストレートでしたがこれを鋭く振り抜いて身体の前で捉えた打球、詰まり気味なるもファースト大城クンのダイブしたファーストミットの先を抜けてライトへ転がるタイムリーヒット!1塁ベース上でガッツポーズの野間さん、いい仕事でございました。

 

こうなると一気に鯉の方に流れが来ちゃいますわな。5回裏のジャイの攻撃では先頭の坂本先生にヒットが出て9番山﨑クンに打順が回りそうになったので、ベンチの中ではいったん「代打モンテス、3失点の山﨑クンは5回で降板」みたいなムードになってたようでしたが、結果的に打順が回らず6回表も山﨑クンがマウンドに上がりました。そんな経緯もあってか恐らく山﨑クンの緊張感というかテンションがぷっつり切れてしまっていたんじゃなかろうかと思います。それほどまでに6回表の投球は彼らしくない、まさに「棒球」だったと思います。

 

先頭の坂倉将吾。

初球ホームラン。

ライトスタンド中段です。

 

続いて末包昇大。

初球ホームラン。

レフトスタンド中段です。

 

2本とも完璧でした。坂倉クンは甘い120キロのスライダー。今日から1軍復帰で即スタメンの「ジャイキラー」こと末包クンはいきなり結果を出してくれました。山﨑クンのストレート。爽快感たっぷりのアベックホームランでございます。末包クンはこの後の打席でも平内クンからセンターオーバーの二塁打を放ちます。ついにこの男が帰ってきてくれました。それも一発満額回答で。

 

終わってみれば、ジャイの山﨑クンを相手に、4番小園が先制タイムリー、3番野間が中押しタイムリー、5番坂倉と6番末包が連続ホームランですぞ。貧打まみれだった鯉打線が嘘のようでございます。これもパワヒッターの末包クンがどっしりとスタメンに名前を連ねることで相手投手に無意識にプレッシャーを与える、そんな見えない「効果」なのかもですな。今後の鯉打線に期待しましょうや。

 

そして。

 

アドゥワの完封勝利。

 

テレビ解説だったレジェンド黒田氏も、愛弟子のナイスピッチを目にして思わず込み上げてくる「嬉しさ」を隠せない、そんな喋りを展開しておりましたな(笑)。高身長から投げ下ろしのストレートの球威も十分でしたし、フォークやスローカーブもいいところに決まってました。何より動きまくるボールの軌道がジャイ打線を翻弄してましたよね。9回を僅か3安打ピッチングですが、上位打線の2番吉川、3番フェルナンデス、4番岡本、5番大城クンの4人には全く「打撃」をさせてませんでしたわな。130球を超える中で4番岡本クンを見逃し三振に仕留めた渾身の外角ストレートのズドン!は、今後の彼の投手生命を支えていく「自信」になることでしょう。あっぱれでございました。

 

もとい。

 

79回目の原爆の日を迎えた広島です。記念式典ではイスラエル駐日大使を前にした湯崎知事と小学生のお子さん達の「強烈なメッセージ」が印象的でございましたな。広島に生を受けた小生も、たとえ遠く離れた場所にいても、この日だけはスッと背筋を正して広島の空を思うのでございます。合掌。

 

昨年は同じジャイアンツを相手に0対13の屈辱の大敗をした鯉ですが、今年は素晴らしい試合を届けてくれました。野球ができる喜びを噛み締めながら、職業野球は淡々と続いて参ります。

 

がんばろう広島。

 

そして、

がんばれ広島カープ!

 

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