やはり長野さんは丸さんと違って「優しかった」のです(苦笑)。(6/29ジャイ11回戦2-1) | カープがやっぱり好きなんよ

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どんなにボロクソに負けても、次の試合もやっぱり見てしまう。
18才までに広島で刷り込まれたカープ魂は、50を超えても東京で生き続けるのです。

僅か1点差のリードで9回裏1死1.2塁の大ピンチ。昨日サヨナラホームランを丸さんに打たれた栗林クンのリベンジ登板の筈なのですがなんだか雲行きが怪しくなってきました。代打の長野さんが打席に入ります。おいおいおい、まさか昨日の丸さんに続いて今日は長野さんにサヨナラ負けの引導を渡されるんじゃあるまいな。初球150キロのストレートが真ん中に入ってきて長野さんがフルスイング。強烈なライナーが飛び出しますが、なんとショート真っ正面のライナー。パンチ矢野クンが拝み取りで2アウト。最後は西武からトレードでやってきた若林クンを大きく割れるカーブで空振り三振のゲームセット。

 

いやぁ。

長野さんありがとう(泣)。

 

ほんとに紙一重でしたわ。長野さんのスイング、もしもあと数ミリだけボールの下側を叩いていたら、あのライナーの打球は矢野クンの頭上を抜けてそのまま左中間を転々と転がり、2塁ランナー重信クンに続いて1塁ランナーの佐々木クンがホームイン、長野さんの逆転タイムリーツーベースでジャイさんの連日のサヨナラ勝利、鯉の守護神である栗林クンを襲う悲劇・惨劇が再び繰り返されてしまっていたと思いますわ。いやぁ考えただけでゾッとします。2日連続で鯉のOBにトドメを刺され、今季は東京ドームで1つも勝てずに5連敗。守護神の栗林のメンタルも、セットアッパー島内のメンタルも崩壊してしまったかもしれませんわな。

 

重ねまして長野さんありがとう。そして

1500安打の達成おめでとう!

 

長野さんと丸さん弄りの冗談話はこれくらいにしておきます。どうもすんませんでした(苦笑)。

 

もとい。

 

試合の方は大瀬良大地サマが圧巻の投球。最初から最後まで素晴らしい制球力というか絶妙のコントロールでございます。特に左打者へのカットボールが内側にも外側にも、まさに「ビタビタに」決まっておりましたわな。アウトコースのギリギリのところからクッと曲がって入ってくるカットボールがホントに秀逸でした。再現性もお見事でした。これで35イニング連続無失点で防御率はもはや広島の市外局番(082)を下回ってしまったみたいです(笑)。もうこのまま次回登板で大竹寛クンの記録を塗り替えちゃってくださいな。あっぱれな投球でございました。きっと中国新聞の球炎さんも「もはやエースではない」の訂正・謝罪記事を掲載してくれる筈です(笑)。

 

因みに今日の投球の中で一番象徴的だったのは初回の先頭打者の丸との対戦ですな。昨日のサヨナラ弾の興奮と余韻のままに打席に入った丸に対し、大瀬良と會澤の鯉の老練バッテリーが味のある攻めで昨日の流れをバッサリと断ち切ってくれた対戦。インコース胸元へのボール球を使いながら追い込み、フルカウントからの6球目はまさにその「左打者アウトコースのカットボール」でした。外側の微妙なボールゾーンから手元でクッ小さく曲がってギリギリのストライクゾーンに入ってくる球道。全く反応できなかった丸さんはお手上げ完全降伏状態の見逃し三振でございました。第3打席は逆にカットボールの連投から一転して最後は同じコースにフォーシームのストレートを投げてゴロを打たせ6−4–3の併殺打。派手なガッツポーズも出た大瀬良クン。丸を完全に封じ込めてくれましたな。あっぱれでした。

 

投手陣でいえば7回の継投もお見事。アライさんによるまさに「一人一殺」のマシンガン継投がズバリとハマります。岡本クンにレフト線にツーベースを打たれて1死2.3塁となり大城クンを迎えるところで大瀬良クンをスイッチして、まずはサウスポー塹江クンを投入。外野フライもダメな局面でしたが初球148キロのストレートで大城クンをファーストゴロに打ち取りアウトカウントを1つ増やすことに成功。

 

で、2死2.3塁となって次打者は右バッターの岸田クン。ここで再びアライさんがベンチから出てきて「ピッチャー森浦!」と告げます。なんと「左殺しのサウスポー」である塹江クンに替えて「右殺しのサウスポー」の森浦クンの投入。このパターンの継投は今季初でしたでしょうかね。8回の島内クンの大ピンチに新井さんが自らマウンドに行ったのもこれまた「今季初」でしたが、それくらいに今日の試合が大事、今日はなんとしても勝つ!という思いだったのでしょう。

 

で、森浦クンのピッチングがこれまた「圧巻」だったんですわ。森浦クンというよりは「キャッチャー會澤の凄み」を感じた勝負だったように思いました。アツさん痺れました。2死2.3塁で打席には岸田クン。初球はインコースに直球を要求するも森浦クンの球が逆球になりアウトコースへ。岸田クンはこの146キロのストレートを見逃して1ストライク。岸田クンはキャッチャーですから当然ながら會澤クンとの配球の読み合いです。森浦が右打者に滅法強く特に外側に沈むチェンジアップで右打者から空振りを取りまくるピッチャーだということも岸田クンの頭の中に当然インプットされてます。

 

で、初球はストレート。2球目を待つ岸田クンの頭の中は半分はチェンジアップ警戒です。が、2球目はインコース低目いっぱいに再びストレート146キロがズドン!全く反応できない岸田クン。痺れるような素晴らしいクロスファイアーで追い込みます。追い込まれてしまった岸田クンの頭の中の配球チャートにはもうチェンジアップのことばかり。外角低目からボールゾーンに沈んでいくチェンジアップに手を出したら絶対にヤられてしまうぞ。そんな中での3球目。外角ストレート146キロ。もうこの直球は160キロくらいに見えたに違いありませんな(笑)。このストレートにハッとしてバットを出しますがもう後の祭り。見事に空を切って空振り三振でございます。

 

なんと、

 

3球連続のストレート勝負。

おっしゃ!三球三振じゃ!

アツ先輩が派手なガッツポ!

森浦は淡々としてました(笑)

 

・・・いやぁ痺れました。

 

ついでに島内クンの投げた8回のことも書いときましょうか。門脇クンにストレートの四球、丸のヒットを挟んで吉川クンにもストレートの四球で2死満塁。ここで前述の通りアライさん自らがマウンドに行って円陣に加わり島内に直接ゲキを入れます。そして今のジャイ打線の中では一番怖いヘルナンデスさんとの対戦。アライさんのゲキが効いたのか開き直った島内が155キロのストレートを投げ込んで見逃しとファールの2球でヘルナンデスを追い込みます。

 

ここでも會澤先輩は遊び球なしの3球勝負、それも3球連続ストレート勝負。ここはどうだったですかね。結果論ですが、7回の森浦クンの岸田クンとの勝負とは違って最後はチェンジアップで勝負に行った方が空振りが取れて良かった気もしましたけどね。果たして3球目の157キロのストレートをヘルナンデスが右打ち(こういう場面で右打ちが出来るこの新外人はやっぱり只者じゃないです)してファースト堂林を強襲の内野安打で同点に(残念無念)。

 

しかしながら試合後にアライさんもコメントしてましたが、同点には追いつかれたものの、この後の2死満塁で4番岡本クンをショートゴロに討ち取り逆転を許さなかったのは島内クンの意地、あっぱれでしたよ。堂林のダイビングキャッチもボールがこぼれて内野安打になりましたが、抜けていれば逆転だったかもですし。結局は「同点止まりで追い越させなかった」島内と堂林の徳俵を踏んでの踏ん張りが効いた格好になったのかもですな。

 

もとい。

 

いろんなことがありましたが、ともかく9回表の起死回生の菊池先輩の勝ち越しホームランで皆が救われました。初戦は丸にホームラン、2戦目は菊池にホームランですからね、こうなったら明日は菅野からコースケがホームランを打つのかもしれませんぞ(笑)。期待しておきましょう。・・・しかし疲れました(笑)。

 

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