まぁさすがは昨年のチャンピオンチームですよ、虎さんは確かに強いですわ。天敵の村上クンをついに撃破したぜ！と初戦に勝利して浮かれポンチになっていたら、２戦目にも３戦目にも「天敵」が出てきちゃうんですからね（苦笑）、もうホント勘弁して下さいの世界ですわな。7回無失点だった昨日の大竹クンに続き、今日の西クンからも点が取れずに連日の「7回無失点ピッチング」をされちゃいました。そりゃ勝てませんて。4連勝の後にあっさり連敗です。スコアも昨日と同じ１対２というロースコアで悲しみの敗戦でございます（泣）。
とまぁこんな風に書くとまるで究極に詰まんない地味な試合だったように思われちゃいますが、小生的にはむしろその反対でございます。ただ１つ「鯉が勝てなかった」という点を除けば、めちゃくちゃに面白い試合でございましたよ。超美技を連発する素晴らしい守備陣をバックに両軍の投手陣が大ピンチを凌ぎまくって踏ん張っていく、と思えば逆に信じられないとんでもない場内騒然の大エラーが出て致命的な得点が入ってしまう、そんなまさに手に汗を握る緊張感たっぷりの場面や展開がこれでもかとばかりに続きまくり（笑）。
最終回の攻撃は昨日に続き今日も最高潮の盛り上がりをみせるマツダスタジアム、１死１塁でリトル石原クンが技ありのレフト前ヒットを放ち、１塁ランナー羽月クンが２塁を蹴って３塁ベースにヘッスラで突っ込んでセーフになった瞬間の球場のボルテージは凄まじかったですわな。ま、松山先輩のライト前ヒットになる筈の打球は４−６−３の併殺打でゲームセットでしたけどね（涙）。
まぁ今日は敢えて1個1個のプレーをいつもの実況中継風に振り返るのはやめて敢えて抽象的な感じにしておきましょうか（苦笑）、４回２死１.２塁で打った瞬間に完璧に３ランだと思われた坂倉クンのライトへの大飛球がスタンドインせずにライト森下クンにフェンス激突キャッチをされたり（泣）、5回２死１.２塁で打った瞬間にライト前タイムリーだと思われた秋山先輩の１.２塁間の打球をセカンド中野クンの超美技でアウトにされたり（泣）、8回２死１.２塁で坂倉クンの打球はライト前に落ちるタイムリーと思われた飛球なるも、またまたセカンド中野クンに背面ジャンピングキャッチの美技でアウトにされたり（泣）。ま、前述した9回裏の松山先輩のゲームセットの併殺打も含めて、
紙一重の打球ばかり（泣）。
まぁ相変わらずの貧打と決定力の無さで情けねぇだけじゃんといえばそれまでなのですが、とはいえ昨日今日の虎戦は、それ以上になんというか「満足感」というか「充実感」みたいなものもあったと思うんですよね。昨シーズンにアライさんが我々に見せてくれた、たとえ勝てない時でも絶対に「面白い野球」をお届けするぞ！という感じ、ここにきてなんだか今年の鯉の試合も「あの感じ」に似てきたような気がするのは小生だけでしょうかね。今日の試合だって「負けたけれどもめちゃくちゃ面白い試合だったよねぇ」と言いながら球場から広島駅へ向かって歩いている鯉党の皆さんの顔が浮かんだのですけど、これって小生が間違ってますかね？
更に甘ちゃん野郎のお花畑在住ファン的なことを言わせてもらうと、仮にも昨年度のチャンピオンチームであった虎を「追い詰めて苦しめることができた三連戦」だと思うんですわ。確かに1勝2敗と負け越してしまいましたので結果的には全然ダメダメじゃろと切り捨てて総括をすることだって簡単に出来ちゃいますが、
他方で、虎の首脳陣側から見ると、初戦にエース村上をノックアウトされてしまい、２戦目３戦目でも守護神や中継ぎ陣が最後まで苦しみ追い上げられての薄氷の勝利。攻撃では何度も塁上にランナーを溜めまくったのに残塁祭り。鯉の投手陣の踏ん張りにお手上げ状態になってしまった訳ですからね、
岡田監督の笑顔がぎこちない
感じでしたもんね（苦笑）。
もとい。
因みに、あまり皆さんから期待されてなかった先発のハッチさんは今日は５回１失点でなんとか纏めてくれました。小生は先月の神宮球場で彼の大炎上ピッチングを見ておりましたので祈るように恐る恐る見ておりました（苦笑）。３回表の無死満塁の大ピンチから大山クンをファーストフライ、ノイジーを５−４−３のダブルプレーで無失点に切り抜けたのはなかなか胸熱のピッチング。投球内容も前回登板に比べきっちり低目に丁寧に制球されていた印象ではありましたな。まぁ調子の上がらぬ虎打線に助けられた感じも悪りますけどね。頑張れハッチさん！でございます。
もとい。
負けたので悔しい限りですが、繰り返しになりますが、ひとつだけ強がりを言うならば昨年度のチャンピオンチームである虎さんを追い詰めたのは紛れもない事実。首位と０.５ゲーム差まで追い上げたものの結果的には２.５ゲーム差に再び広がっちゃいましたが、まぁまだこのタイミングでは虎を超えていくことは時期尚早じゃ、もうちょいと準備をしときんさいや、ということなんでしょう。更に力をつけてからまた痺れるような首位攻防戦をやりたいですな。その時は容赦しませんぞ。ま、その前に交流戦でコケないようにしないといけません。いや、その前にハマスタできっちり勝ち越しましょう（これが一番大事です）。
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