坊ちゃんスタジアムは「島内颯太郎の圧巻の13球」でございました。(5/14 燕5回戦 2-1) | カープがやっぱり好きなんよ

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どんなにボロクソに負けても、次の試合もやっぱり見てしまう。
18才までに広島で刷り込まれたカープ魂は、50を超えても東京で生き続けるのです。

7回1失点の床田クンも安定感ばっちりの投球、10セーブ目の栗林クンもきっちり三人斬り、6回裏の二死満塁の大ピンチを救ったセンター秋山先輩のダイビングキャッチや、試合序盤に何度も何度も魅せてくれたファースト林クンの華麗なグラブ捌きも素晴らしく、更には攻撃陣でいえば得点圏でタイムリー2本の4番小園クンがご活躍。とはいえやはりこの試合のハイライトは、8回裏の「圧巻の島内颯太郎オンステージ!」だったように思います。これぞまさしく痺れまくりのピッチング。小生、一人で立ち上がってのステンディングオベーション状態。島内クンに最敬礼でございました(笑)。

 

相当なプレッシャーの中で8回裏のマウンドに上がった筈の島内クンです。試合展開的にもかなりキツイ流れだったんですよね。試合序盤は何度も何度もチャンスを潰しまくる鯉打線。毎度ながら呆れてしまうくらいの決定力不足でございます。3回1死3塁では秋山先輩のファーストゴロでゴロ・ゴーのサインだった3塁走者の坂倉クンが本塁憤死。小園クンのタイムリーで先制した直後の4回1死3塁では末包クンがどん詰まりのファールフライ、続く林クンもファーストゴロで追加点が取れません。

 

5回無死2塁でも坂倉クンが浅いライトフライでランナーを3塁に進めることが出来ず得点につながらず。極め付けはタイムリーで2点目を取った直後の6回無死満塁、試合の勝敗を決することができた大チャンスに代打ケンティが空振り三振、嫌な予感がしたところで矢野クンの1ゴロがまさかのダブルプレーとなって追加点なし。で、好投を続けてきた床田クンが武岡クンにホームラン被弾して1点差に追い上げられての8回裏。マウンドには島内クンでございます。これ以上ないイヤな流れでの登板。

 

しかも燕の打順の並びは3番村神さま、4番サンタナ、5番オスナという怖い怖いクリンナップです。村神クンは最年少200号ホームラン達成に王手をかけた打席、サンタナは目下のところ打率3割3分超えのセリーグ首位打者で、更にはオスナと2人でセリーグの打点トップ2ですからね。どこからでもホームランが出て一瞬で同点に追いつかれる恐怖感がたっぷりの燕打線クリンナップ対峙するのは我らが島内颯太郎でございます。まさに圧巻の投球でした。

 

3番村神様。

2球目に129キロのチェンジアップが低目に決まって1ボール1ストライクの平行カウントに戻します。3球目は胸元の内角高目に153キロのストレートでズドン!村上クンは手が出せずに見送りのストライクで1ボール2ストライク。この3球目の残像が最後まで彼の頭に残ってスイングに腰が入らなかった感じでしたかね。フルカウントから最後の球は坂倉クンがど真ん中にミットを構えて、島内クンがそのミット通りのど真ん中に投げ込んだ152キロのストレート。これに村神様がマン振りスイングかけた、まさに完全な「チカラ勝負」でしたわ。が、3球目の残像でボールを捉えることが出来ず、打球はサード小園クンの真上に高々と上がったサードフライ。よっしゃ!まずは1アウト。

 

4番サンタナ。

先日の神宮球場で小生は目の前で栗林がサンタナにサヨナラホームランをブチ込まれるのを目撃してきました(泣)。恐ろしい弾道でライトスタンドに消えていく白球が悪夢のように頭にこびりついてます(苦笑)。怖い怖いサンタナさん。初球はボールから入って2球目は強気にインコースを突いていく鯉バッテリー。胸元に投じたストレート152キロに豪快な空振りをかますサンタナさん。いやぁバットスイングの恐ろしい風圧がテレビ画面から吹き出してくる感じでしたわな(苦笑)。3球目は外角低目から伸び上がってくるような美しい球道の154キロストレートが坂倉クンのミットに吸い込まれて見逃しのストライクで追い込みます。勝負球の4球目は3球目のストレートと同じ軌道からスッと沈んでいく見事なまでのチェンジアップ132キロでございます、これにサンタナのバットが止まる訳もなく。あまりにも美しい空振り三振のシーン。よっしゃ!これで2アウト。

 

5番オスナ。

フィナーレは圧巻でしたな。初球は外角低目に153キロのストレートでズドン!坂倉クンのミットは1ミリも動かない。オスナのバットもピクリとも動かずに1ストライク。2球目も全く同じコースに今度は155キロのストレートでズドン!島内クンの火の玉ストレート、坂倉クンのミットに吸い付くようなコントロール。全く反応できないオスナさん。この2球で勝負あった感じでしたな。3球目、坂倉クンが中腰になって真ん中高目のボールゾーンに構えて釣り球のストレートを要求します。須く鯉党同志の皆さんには「オスナが高めのボール球に釣られて空振り三振!」の画が目に浮かびましたよね。まさにその通りの結末に思わずガッツポーズ!でございました。

 

圧巻でした。

 

これぞ、

 

島内颯太郎の13球。

 

でございます。

 

もとい。

 

まぁチャンスを潰しまくった攻撃陣は褒められたもんじゃありませんでしたが、床田ー島内ー栗林の投手陣リレーとバック守備陣の美技連発で文字通りの「守り勝ち」でしたかね。明日は森下クンですが、燕の先発の松本健吾クン(@東海大菅生→亜細亜大→トヨタ自動車)はドラ2の新人ながら惚れ惚れする素晴らしい投手ですのでまた打線も手こずると思いますが、なんとか攻略して欲しいですな。それまでは森下クンがなんとか踏ん張ってちょうだいな(苦笑)。

 

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