何度か紹介していますが、

今年の夏、

口から食べられない

僕の命を繋いでくれた、

胃ろう用栄養剤ラコール。

 

ダンボール1箱以上、

大量にあまってるので、再び有効活用。

前回の特製クリームシチューは、こちら。

 

前々回のサバ缶のクリームシチューはこちら。

 

で、クリームシチューは飽きたので、

今回はカレーを作ることにしました。

あんまり変わらないけど(笑)

エスビーのカレー粉を使います。

 

まず、具材をサラダオイルで炒めます。

今回のメインは国産若鶏のレバー。

いつもの冷凍していた蓮根、人参、小松菜、

赤ピーマン。そして、新鮮な茄子と玉ねぎ。

この際、石垣島の塩を少々ふりふり。

 

そして、胃ろう用栄養剤ラコールを投入。

一見、背脂な感じ。

ちょっと苦手な甘い香りが漂います。

 

コンソメスープの素(チキン味)と、

ウスターソースを投入。

ラコールを粉砕して溶かす。

水分は、炒めている具材からのみ。

これは、カレーになるのか?

と、正直不安になっていました。

 

ここで魔法の粉を投入。

大さじ2杯ぐらいかな。

おー、なんかカレーっぽくなってきた。

 

あ、カレー粉は具材を炒める時の方が、

良かったかも。まあいいや。

 

さらにラコールの甘ったるさを消すため、

チューブのにんにくを投入。

 

胃ろう用栄養剤ラコールを

用いた国産若鶏レバーと

たっぷり野菜のカレー。

 

おそるおそる、一口食べてみる。

はい、優勝!

これは、予想を遥かに上回る美味しさ。

 

自分で作ったカレーにこれほど、

感動する日がくるとは!

 

説明が難しいんだけど、

複雑なスパイスを組み合わせた、

インドのとある地方のカレー、

的な印象。

すごく不思議なエスニック感。

 

まさか胃ろう用栄養剤が、

味の秘密とは、

誰も思わないだろうなあ。

 

怪我の功名ならぬ、

食道がんの功名。

 

胃ろうにならなかったら、

一生、出会うことのなかった味わい。

 

でも、胃ろうになったとしても、

あまった栄養剤でカレーを作ろうと

思うやつはあまりいないだろうから、

かなり幻のカレー。

 

正直、在庫を持てあましてたけど、

美味しいカレーを作るためのお宝となりました。

クリームシチューに使うより絶対良い。

 

しばらくは、いろんな具材で、

特製カレーを楽しみたいと思います。

 

※現在、既に胃ろうは閉鎖されています。