0705 泥鰌の和助始末 あらすじ
長谷川平蔵の長男・辰蔵が、近ごろ人が変わったかのように剣術の稽古にはげんでいた。
以前は、悪友の阿部弥太郎に誘われては、音羽あたりの岡場所で遊びまわるなど繰り返していた人間が、打撲傷で腕や顔が赤く腫れ上がるくらい稽古に打ち込んでいる。
そんな様子を平蔵は「若さの気まぐれというやつだ。辰蔵め、何かの拍子で剣術のおもしろさがすこしわかってきたのやも知れぬ。」と妻・久栄に話していた。
それから間もなくして、辰蔵が役宅に現れ、恐るべき剣術を見たと平蔵に話しだした。辰蔵の話では、通りがかりの浪人態で五十がらみの男が「一手二手、稽古を願いたい」と道場に入ってきて稽古をしたという。浪人は「松井十五郎と申します。」と名乗ったそうだが、辰蔵の様子を語り進むにつれ、平蔵の脳裡には、一人の剣客の顔貌が浮かび上がってきた。
0704 掻掘のおけい 罪人刑
捕物の際に死亡した盗賊は、三名(和尚の半平、黒灰の宗六、ほか一名)
掻掘のおけい、砂井の鶴吉、他盗賊はお縄になったもよう。
後に掻掘のおけい、市中引き回しの上、死刑
砂井の鶴吉は、五郎蔵の下で密偵になる。
0704 掻掘のおけい 押し込み被害状況
押し込みを事前に察知した平蔵の機転により、今回は未遂に終わっている。
もしも玉屋へ押し込みが行われていたら、江戸でも有名な問屋だけあって、相当な金額を盗まれ、多くの犠牲者が出たと思われる。
犯行者:和尚の半平ら総勢十三名(おけい、鶴吉含む)
犯行場所:玉屋(紅・白粉問屋)
被害者:玉屋茂兵衛
犯行内容:強盗未遂