2017末時点のポートフォリオと保有期間 | とある投資家の備忘録(ブログ)

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2014年初めに当時のポートフォリオと保有期間をこのブログにアップしましたが、4年経って現在の状況をアップデートしておこうと思います。当時と変わらず株式投資のポートフォリオにおける銘柄数に関しては、5~15銘柄にすべきというスタンスを守り続けており、現在は13銘柄とここ数年は10~15の間で推移しています。

まず4年前から継続して保有し続けているのが次の6つの企業です(ポートフォリオに占める割合が大きい順)。ソフトバンクに関しては5年3ヶ月となっていますが、2000年8月に株式のアクティブ投資を始めたときに、最初に買ったのがソフトバンクで、その時も5年半以上保有していたのを合わせると述べ11年近い保有期間ということになります。


GMOインターネット・・・7年
ファンコミュニケーションズ・・・6年9ヶ月

デジタルガレージ・・・11年6ヶ月

サイバー・エージェント・・・7年
ソフトバンク・・・5年3ヶ月
ウェルネット・・・4年4ヶ月

次に2014年以降にポートフォリオに加わった企業です。マーベラスについては以前にも保有していた時期があり、その時は2年弱の保有期間でしたので合計では4年程となります。

 

ミクシィ・・・2年4ヶ月

メタップス・・・1年11ヶ月

ソフトウェア・サービス・・・3年11ヶ月

マーベラス・・・2年1ヶ月

ポールトゥウィンHD・・・3年2ヶ月
プロシップ・・・2年2ヶ月

アイモバイル・・・7ヶ月

最後はこの4年間に手放してしまった企業と売却した時点での保有期間です(利益が大きかった順)。この5銘柄の最終的な損益はザッパラスがマイナスになった以外は全てプラスで終えています。但し、グリー、ディー・エヌ・エー、ジョルダンの3社については売却の決断が遅く、最後に利益を減らしてしまう形での売却となってしまいました。

プロトコーポレーション9年7ヶ月
グリー・・・5年8ヶ月
ジョルダン・・・11年9ヶ月
ディー・エヌ・エー・・・6年9ヶ月

ザッパラス・・・約3年5ヶ月

 

オラクルなどのデータベースにはデータを取り出す際、決められたルールに従って実行するルールベースと、その時の状態を元に都度判断するコストベースという方法があります。投資に当てはめるとインデックス(パッシブ)投資がルールベース、アクティブ投資がコストベースに該当すると思いますが、データベースの世界で近年、コストベースが主流になったのは、情報を収集して判断するオプティマイザが十分に賢くなったなったからで、かつてはルールベースが主流でした。

 

投資の世界はどうでしょう?ロバート・G・ハグストロームの著書よれば、バフェットは「定期的にインデックス・ファンドに投資することで、何も知らない投資家が多くのプロの投資家よりよい成績をあげることができる」として、ルールベースを推奨していることを述べています。

 

一方同じ著書で「もしあなたが、ある程度は知っている投資家であり、企業の経営状態を理解でき、長期的な競争力を持っていてなおかつ魅力的な株価の企業を五社や10社見つけることができるのであれば、従来からの分散投資はまったく無意味である」とのバフェットの発言にも言及しています。

 

この言葉こそ私が16年前に出会い、以来株式投資における拠り所としている原理原則です。著者はこの投資の考え方をインデックス投資ともアクティブ投資とも異なる「フォーカス投資」と呼んでおり、その意味では私は紛れもなく「フォーカス投資家」であるという事ができます。

 

もちろんこの原理原則を体現するには、継続的かつ長期的にインデックスに勝ち続ける必要がある訳ですが、2014~2017年の総括でも書いたように、今のところフォーカス投資家としての面目躍如たる結果は残し続けることができています。