睾丸をサソリに刺される男性 vs キング・オブ・ペイン | katoo the world

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米ラスベガスのリゾートホテルに宿泊していた男性が就寝中、自身の睾丸を「サソリ」に刺され、病院を受診していたことがわかった。
男性は、宿泊先のホテルに対し、法的措置を検討しているという。

現地メディアによれば、ラスベガスに訪れていたマイケル・ファルチさんは昨年12月26日(現地時間)、就寝している際に「経験したことのないような痛み」で目を覚ましたという。

Amazonプライムに「キング・オブ・ペイン -最強の痛み決定戦!」なるオリジナル作品が有る。

世界に生息する危険な生物たち。ハチにサソリ、ヘビにピラニアなど、時に人間を死に至らしめるほどの強烈な攻撃を、動物飼育員のケイブマンとアダムが自らの身をもって体験する。果たして世界最強の痛みをもたらす生物No.1とは?「科学」の名のもとに、極限の人体実験が開始する!

…との事で、この馬鹿さ加減には、思わずニッコリのこの私かとぅ。

2024年3月現在ではシーズン2まで公開され、総エピソード18を数える人気番組だ。

人気番組なのは大いに結構だが、毎回猛毒や激痛を味わう動物飼育員のケイブマンとアダムが、些か心配にもなる。

番組では強度+持続性+ダメージの合計をランキングしているのだが、「キング・オブ・ペイン」上位ランカーを下記に纏める。

●ハネカクシ
強度5.5+持続性7+ダメージ8.5=合計21ポイント

●オレンジバブーンタランチュラ
強度8+持続性6.75+ダメージ7.75=合計22.5ポイント

●オオムカデ
強度9.25+持続性9+ダメージ5=合計23.25ポイント

●ハイイロゴケグモ
強度8.25+持続性9.5+ダメージ5.5=合計23.25ポイント

●カルフォルニア・ハーベスター・アント
強度9.25+持続性8.25+ダメージ7.75=合計25.25ポイント

●アミメニシキヘビ
強度9.25+持続性7+ダメージ9.5=合計25.75ポイント

●メキシコドクトカゲ
強度10+持続性7.75+ダメージ8.75=合計26.5ポイント

個人的に日本では”やけど虫”として知られる、”ハネカクシ”の回が凄かった。

「ペデリン」なる有毒物質が付着すると、皮膚が発赤して水疱化し、観察数日後には皮膚炎のみならず、精神疾患まで引き起こすのが恐ろしい。

瞬間的なダメージは低いが、その後ジワジワと蝕まれて行くケイブマンとアダムは、丸で「かゆ…うま…」とゾンビ化して行く、S.T.A.R.Sブラヴォーチームのケネスかの様相だ。

リアルバイオハザードが最高なのさ。
オススメだ。

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https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12815710301.html

実はこの私かとぅも猛毒生物の魅力に憑りつかれた一人。

私は幼少期より生物毒に強い関心を持って来た。

3歳前後には毒ヘビの魅力に取り憑かれ、今は無き香嵐渓ヘビセンターに足繁く通っては、展示されたヘビ全ての名称から特徴までを把握していた。

そんな私にとって毒ヘビの聖地と言えるインド、タイ、そして、世界猛毒ヘビランキングTOP10中、7種が生息するオーストラリアに迄、足を伸ばした次第である。

ケアンズ動物園にて、LD50=0.025を誇る陸上ヘビ最強毒を保有するインランドタイパンを拝見した際、興奮の余り震えたが、飼育員の扱いが実に雑で、それは別の意味で震えた。
ナーガ様を手で雑に扱うで無い!

LD50:半数致死量(はんすうちしりょう、median lethal dose)とは、物質の急性毒性の指標、致死量の一種としてしばしば使われる数値で、投与した動物の半数が死亡する用量の事。

インランドタイパンでは僅か0.025mgの毒量で、マウス50匹(1kg)の半数、すなわち25匹を殺せると言う事。

インランドタイパンが体内に蓄えている毒量は100mg程度とされており、それだけで10万匹のマウスを殺せる計算になる。

イメージが付きにくいが、日本本土に生息する毒蛇であるマムシの800倍の致死量だと言うから、最早比較にすらならない。

因みにそんなインランドタイパンをも遥かに超える、最強毒最終奥義を有するヘビが存在する。

ベルチャーウミヘビの保有する毒はLD50=0.0001となる情報が有り、一噛みで2500万匹のマウス、1万人もの人間を殺せる計算になるが、実際の被害報告が無く、また噛まれた場所により毒の効果が異なるとの情報もある。

無双覚醒を前に、その能力は封印されているのであった。

そんな私の愛するオーストラリアに於いて、蛇好きな男性が、恐ろしい毒蛇であるイースタンブラウンスネークに噛まれて命を落としたと言う。

世界猛毒ヘビランキングTOP10中、オーストラリアに生息するのは7種である。

インランドタイパン
イースタンブラウンスネーク
タイパン
タイガースネーク
ローランド・コッパーヘッド
スモールアイド・スネーク
コモン・デスアダー

毒の強度で言えば先述のインランドタイパンに軍配が上がり、その攻撃性と言う意味ではコモン・タイパンの被害は多い。

そして当然、イースタンブラウンスネークも無茶である。

元々大人しい毒蛇なのだろうか?
実害について窺い知れた被害は出ていないが、世界猛毒ヘビランキング第2位は伊達では無い。

上記7種の毒蛇中、下位3種が出血毒、上位4種が神経毒であり、何方が強いと言う比較にはならないが、神経毒による呼吸系統の麻痺による死亡リスクは実に高い。

ただ、外傷性ショック著しい出血毒に対して、神経毒は強烈な麻酔の様なモノであり、被害男性は自らの死を意識する間も無く、安らかに逝けたのでは無いか?

願わくば、自らの愛した最強毒蛇により最期を迎える歓喜を、イースタンブラウンスネークに噛み締められながら、彼もまた噛み締めていて欲しいと願うばかりだ。

イースタンブラウンスネーク vs 蛇好き男性、歓喜の最期
https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12788085658.html

「DRGN-1」 vs PC起動不快感かとぅ
https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12324585951.html

さて今回、米ラスベガスのリゾートホテルに宿泊していた男性が就寝中、自身の睾丸を「サソリ」に刺され、病院を受診していたことがわかった。

男性は、就寝している際に「経験したことのないような痛み」で目を覚ましたと言い、宿泊先のホテルに対し、法的措置を検討しているという。

先述の「キング・オブ・ペイン -最強の痛み決定戦!」シーズン1エピソード2では「VS 巨大サソリ/猛毒カサゴ」なる回があり、バークスコーピオンは強度4+持続性2.5+ダメージ2=合計8.5ポイント、ユロプレクティス・スコーピオンは強度7+持続性3.5+ダメージ2=合計12.5ポイントと、”キング・オブ・ペイン”を名乗るには些か心許無い得点だ。

しかし今回のポイントは、男性の刺された箇所が”睾丸”である事に尽きる。

”睾丸”とは精巣を包む伸縮性のある袋状の皮膚であり、そのモノ自体に痛覚は無い。
現に今、私自身が膝の皮膚と睾丸を強く摘まんでみたのだが、些か膝の方が痛い程度である。

石原良純に「コンドロイチーン!」と叫ばれても仕方の無い我が膝事情であったが、それでも”睾丸”に毒針を刺されると言うのは如何ばかりのモノであろうか?

男性は、就寝している際に「経験したことのないような痛み」で目を覚ましたと言うが、コレばかりは法的措置を前提とした、些か誇張し過ぎた発言と言わずにはいられないモノ。

とは言え、ケイブマンとアダムであっても慄かざるを得ないし、尚の事この私が身を以て睾丸に毒針を刺す義理など皆無だ。

男性は宿泊先のホテルに対し、法的措置を検討しているというが、そんな事より早急な治療が必要である。

「サソリに刺された!早く毒を吸い出してくれ!」

そう言い放ち、勇ましく仁王立ちになるのが、男性たるマナーである。

かとぅ