家宅捜索死亡事故 vs 単位を落とすかとぅ | katoo the world

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神奈川県警察本部の捜査員が、事件の関係先として東京都内のマンションの捜索を行おうとしたところ、住人の男性が転落して死亡したことが、捜査関係者への取材で分かった。警察は男性が部屋から飛び降りたとみて、詳しいいきさつを調べている。
捜査関係者によると、捜査中の事件の関係先として捜索するため、神奈川県警察本部の捜査員が、東京 江東区のマンションを訪れた。

捜査員がインターフォンを鳴らし、住人の30代の男性が出てくるのを待っていたところ、男性が転落して倒れているのを通りかかった人が見つけた。

学生時代、明け方まで女性宅で飲んでいて、一先ず講義の準備の為に一度自宅に戻る途中で、異様な光景を目にした。

早朝5時、近隣マンションの一室前に5人程度の警察官が詰めており、二日酔いでボヤける頭で「こんな時間に何をしているのか?」などと思っていた。

自宅に帰り、眠気覚ましにシャワーを浴びていると、先程の光景がやっと認識出来てきた。
そう、逮捕だか家宅捜索だか、ともかくそういう物騒な場であった。

家族や近隣住民への影響を極力少なくする為に、逮捕は早朝に行われるとの情報を何かで知っていたのだが、まさか朝5時とは、全く警察官も御苦労な事である。

ただ、思い返してみると、そのマンションには老夫婦とニートに等しい30代程度の息子が住んでいたと記憶しており、全く接点は無いモノの、誰が何の罪状で警察のお世話になっているのか、実に余計なお世話ながらも気になる。

恐らくは息子であろうが、近隣でありながらほぼ見た事が無い為、家から出る事は中々無いかと思われる。

老夫婦に関しては使っているスーパーマーケットが同じだった事も有り、見覚えは有るが、お互いに寄りかかりながら半額品を買い占めており、中々に寂しい印象が有る訳で、そうなると早朝に警察が詰めていた理由が分からない。

まあ分かった所で何がどうなると言う訳でも無いのだが、近隣の顔見知りに不幸があるのは余り寝覚めの良いモノでは無い。

…などと思っていたら、グッスリと寝落ちしており、私は当日の講義を飛ばし、単位を落としてしまった体たらくであった。

さて今回、警察による家宅捜索時に男性容疑者が部屋から飛び降り死亡したと聞き驚く。

捜査時に容疑者の安全に配慮した身柄確保は必要絶対条件である。

逃走を計る容疑者の導線を塞ぎ、抵抗無く逮捕に至る為の準備は絶対に欠かせないモノだ。

そんな捜査の基本を怠り、容疑者を無駄に死なせてしまった。
この責任は公共の秩序維持のため、国民に命令・強制してその自由を制限する、「警察権」を持つ警察機関として市民の生活を脅かす許されざる行為だ。

麻薬に溺れる中毒者と捜査官の苦悩をリアルに描いた漫画「マトリズム」でも、麻薬取締法の疑いで家宅捜索を受けた売人が、ベランダから飛び降り逃走を計る。

其処に待ち受けていたのが、妹を麻薬中毒で失った麻薬捜査官の草壁であった。

何時もであれば麻薬に関わる者を、容赦無く鉄拳制裁する問題捜査員の草壁だが、売人の娘が見ているのでは無いかと配慮する事で、売人は逃走と言う罪を重ねる事無く逮捕される。

今回の神奈川県警の失態は事件の解決所か、容疑者の未来迄奪ってしまった、実に罪深き失態である。

ちなみにかつて私が拝見した先述の家宅捜索の件だが、後日老夫婦に併せて息子までもが、スーパーで半額品を買い占めており、トホホ…とはなったし、寝過ごして飛ばした講義は単位を落としたが、まあ何が有ったかは知らんが、家族3人で買い物に来れている様なので良かったとしようではないか!

かとぅ