弱者男性合コン vs オタ恋 vs カイジ的「弱者男性脱出ゲーム」 | katoo the world

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ストリーマー/元プロゲーマーのたぬかなさんが主催するイベント「弱者男性合コン」の受付が開始された。
このイベントは、近年において「弱者男性」と称される、恋愛や健康、経済の面で困難を抱えた男性と、そういった人たちと愛を育みたいという女性を引き合わせるためのマッチングイベント。

同企画について、たぬかなさんは「お前ら(弱者)にワンチャンスだけあげたい」「選りすぐりの『弱者男性』から救っていきたい」と語っている。

「弱者男性合コン」では、参加希望者に対して事前に書類審査が行われる。
男性側の申請フォームには職業や年収などと共に「自分がどれだけ弱者かの体験談」という自由記述欄が存在する。

弱者男性、中年童貞、無敵の人がキテいる。
最早キマくりやがっていると言っても過言では無い。

何でも30歳を過ぎても性交経験がなく未婚という「中年童貞」や、女性パートナーの不在やコミュニケーション不全による孤独感やコンプレックスが大きい「弱者男性」が近年増加していると言うのだ。

中村淳彦氏の著書『ルポ 中年童貞』には「30歳以上の未婚男性のうち、4人に1人にあたる209万人が童貞」というデータが示されている。

しかし、彼らは決して出会いや性交に消極的なわけではない。
35歳の中年童貞Aは語る。

「合コンには参加するし、LINEで連絡先を交換した女のコを食事にも誘います。最近も合コンで知り合った女性に告白したんですが、即答で『ごめんなさい』とフラれました。9月には結婚相談所にも登録して、2~3人を紹介されたんですが、メールを返しても全然ダメ。『会ってみたい』なんて言われたこともありません」

「たぶん理想に縛られすぎていたんだと思います。美人じゃなければ嫌とか、セックスは付き合ってからだとか。真面目がモテると思っていたのですが、今にして思えば、もっと開き直って、ガツガツしておくべきでした」

童貞など誰にでも起こり得る事故の様なモノで、私とてここ2日程度童貞であり、EDでもある性的不能者だ。

そんな私は、断固童貞を支持するッ!

そんな神聖なる童貞がニュースなどで取り上げられ、蔑まれている現状に一気に沸点に達した私は、先の中村淳彦氏の著書『ルポ 中年童貞』を勇んで拝見した。

オタクが集うシェアハウスで理想の女の子の絵を描き続ける32歳、容姿への自信のなさから同性愛を選択した36歳、AV男優に採用されたが女優に嫌がられセックスできないまま自殺した33歳―。

彼らに共通するのは、過剰なプライドの高さ、コミュニケーション不全、潔癖な女性観。
童貞というコンプレックスは彼らの社会的な自立をも阻害すると迄断じている。

実に衝撃的な作品であり、私自身が是迄テーマとして執筆してきた「価値観の崩壊に対する警鐘」への一つの答えを見た想いだ。

自分は正しい。
そんな自分を批判する者は、自分の能力に嫉妬しているから。
そんな自分の魅力に気付かない女性は馬鹿だから自分には相応しく無いし、他の男性とも関係を持つ中古品であり、此方からお断りだ。

「若くて、優しくて、可愛くて、何より絶対に処女じゃないとダメ、絶対に!」

それでも自分が報われないのは、制度や社会のシステムに問題があるから。
制度や社会のシステムに対する不満をネットで書き連ね、それに気付かない一般人とは違うと言う選民意識に、束の間の悦に浸る。

そんな間にもアッという間に時は流れ、今や熟成醸造された中年童貞が仕上がるのだ。

学歴の暴力 vs おバカアピール提唱のかとぅ
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そんな不憫なる弱者男性、中年童貞、無敵の人こそが、最早男性たるトレンドと言っても過言では無い。

何せ、「身長170cmない男は人権ない」との発言がトレンド入りを果たした元プロゲーマーたぬかなが主催するイベント「弱者男性合コン」が開催されると言う。

このイベントは、近年において「弱者男性」と称される、恋愛や健康、経済の面で困難を抱えた男性と、そういった人たちと愛を育みたいという女性を引き合わせるためのマッチングイベントとの事で、24時間テレビなど比較にならない「愛は地球を救う」と言うに相応しい一大イベントに胸と股間が熱い。

DTかつEDであり、尚且つAGAたる三重苦男なる崇高なる仕上がりであられるこの私かとぅこそが、センターに名乗りを上げるべき「弱者男性合コン」であろう。

※DT=童貞、ED=不能、AGA=薄毛
Wikipediaより引用。

とは言え、今回の「弱者男性合コン」の以前より、私のSNSに表示される広告が気になってはいた。

オタクのためのマッチングアプリ「オタ恋」。
「オタクと恋しよ」

そんな意味不明なキャッチコピーと共に表示される「オタ恋」の広告写真に衝撃を受けた。

幸せそうな男女カップルの写真なのだが、女性は完全にAIの書いた美少女で、まあコレはオタク男性の求めるテンプレとして理解出来なくは無いのだが、問題は男性側にある。

脆弱なる私の筆力では、陳腐な表現しか出来ないが、オタク男性と言うより、ごく控えめに言ってバケモノである。

今まさに拝見している広告では、体重200Kgのメガネ男性が金髪怒髪天でベジータコスプレらしき姿で映っている。

別の写真では甲冑を身に纏った関取が和服の巨乳ロリ女性に肩を回している。

極めつけは乳首を晒したゴリマッチョ黒人男性がテンプレAI美少女と並んでいるのだが、此処まで来るとオタクとか、もうどーだって良くなって来る。

まー、ゴリマッチョ黒人はネタとしても、この「オタ恋」、オタクを何だと思っているのか…、などと思っていたら、実際にザンギエフのCGに合わせて「ザンギのための恋愛マッチングアプリ」として紹介されている訳で、コレは最早確信犯と言わざるを得ない。

まー、数多あるマッチングアプリに於いて、此処まで尖らなければ生き残れないのか…と、成長期から多角期へ移行する恋愛マッチング業界から目が離せない私だ。

さて、話を戻して、たぬかなが主催するイベント「弱者男性合コン」だが、男性側の申請フォームには職業や年収などと共に「自分がどれだけ弱者かの体験談」という自由記述欄が存在し、主催者のたぬかなが「私が見て『弱いなこいつ!』っていう奴から入れていきます」と語っている。

そう!賢明なる我がブログ読者諸氏に至っては、既にお気付きの事であろう、このイベントはカイジ的「弱者男性脱出ゲーム」なのだ。

「お前ら(弱者)にワンチャンスだけあげたい」、「選りすぐりの『弱者男性』から救っていきたい」と、たぬかなは語っているが、そんなモノは建前で、本質は「弱者男性を晒して皆で笑う」と言う、実にゲスなモノ。

会場に集まった参加者を前にたぬかなが一喝する。

「FUCK YOU!ぶち殺すぞゴミめら!お前たちは皆大きく見誤っている!この世の実態が見えていない!まるで3歳か4歳の幼児のように、この世を自分中心、求めれば周りが右往左往して世話を焼いてくれる。そんな風にまだ考えてやがるんだ。臆面もなく。甘えを捨てろ!」

「ククク…、奴らはクズ。救い様も無い弱者男性だ」などと晒上げられる弱者男性。

何でも今回のイベントは、開催店舗「秋葉原ラフィーネ」や丸信商事といったスポンサー企業の提供と、有料VIP席の収益によって、男女ともに無料で参加出来るとの事で、この図式からして「選ばれた人間だけが生き延びればよく、他の者は死のうが苦しもうが関係なし。むしろ彼らが死んだり苦しんだりする姿を絶対安全なところから観察するのが心地いい」と言う、根本的な悪魔的発想だ。

更にイベントの模様はたぬかなのTwitchチャンネルで配信予定との事で、これ程無惨なデジタルタトゥ―がかつて存在しただろうか?

「お…恐ろしいッ おれは恐ろしい!なにが恐ろしいかって!弱者男性と晒されるのが怖くないんだ。快感に変わっているんだぜーーーーーッ!!」

かとぅ