アメリカ最高裁は6月、中絶を憲法が保障する権利と定めた「ロー対ウェイド判決」を覆す決定を下した。そのため各州が中絶手術を禁止することが可能となり、性暴力で妊娠した10歳の少女が中絶を拒否され州外の病院へ行かざるを得ないなどの事態も発生している。
中絶の権利を求めてデモが行われているほか、国内外の著名人やリーダーたちから反対や非難の声が相次いでいる。そうした中、フロリダ州選出のマット・ゲイツ下院議員は7月23日に地元で開かれた保守派の会議で、大学生に向かって以下のようにスピーチした。
「中絶賛成派の集会を見たことがありますか？」、「みんなうんざりしています。なぜ妊娠の可能性が非常に低い女性が一番中絶について心配しているんでしょう」、「親指みたいな見た目の女性を誰も妊娠させたがらない」、「彼らは158センチで158キロくらいあって、こう言うんだ。『中絶の権利を与えろ、与えないなら立ち上がって抗議する』」、「1日1時間くらい行進した方がいいんじゃないか。腕を振って、血の巡りをよくして、サラダでも食べたらどうだ」
「親指みたいな見た目の女性」…。
ウーム、コレは中々のセンスだ。
初体験の衝撃を受けていると言っても過言では無かろう。
私も「B100、W100、H100とドラえもんを忠実に再現した樽ボディー」、「巨乳ではあるが、巨腹に、巨尻を兼ね備えたB100、W100、H100の寸胴、所謂”樽形”のパワーアタッカータイプ」などと、ハイセンスに女性賛美を謳っては来たが、「親指みたいな見た目の女性」と言う表現には畏怖の念すら抱かずにはいられない。
確かにプロ市民やフェミニストと言った活動家には、「お前が言うな」と言った奇抜なフェイスやボディーを掲げる女性が多い。
親指みたいな見た目の女性であっても、その権利を主張するのは悪い事では無い。
しかしその主張は「ミスコン反対！」、「レースクイーンは性的搾取！」、「性被害者であるAV女優を辞めさせろ！」と言った、到底親指女性には関わり合いの無いモノ。
親指女性がミスコンや、レースクイーン、AV女優になれる訳も無いのに、何故無関係の若く美しい女性の権利を喚き散らすのか？
ソレは若さや美しさと言った「女性らしさ」に対する、「女性らしさ」を有さない親指女性達からの復讐である。
「若く美しい女性」と言う価値を否定し、ソレを職業とする彼女らの仕事を潰して回る。
女性の社会進出を求めながら、社会進出を果たした女性の足を引きずり落とす、実にフェミニストたる愚かな行動だと思う。
その結果、ミスユニバースも、レースクイーンも、フェミニスト活動家の若く美しい女性に対する僻みやっかみにより、潰される事となったし、何故だかミュージカル版「美女と野獣」では主人公ベルを演じるのが肥満体の黒人女性となってしまった。
フェミニスト女性の主張は「男性社会への批判」や「女性の権利の正当化」では無く、今やフェミニスト女性が失い、持ち得ぬ、女性らしさ、若さ、美しさ、愛らしさを持ち、活き活きと生きる女性に対する僻みや妬み、やっかみでしか無い。
要するに「誰かれ構わず、他人の幸せを絶対に許さない反社会的活動家」という事である。
その結果、女性の社会進出を最も阻害する存在と成り果てている事に、真のフェミニストたるこの私かとぅは怒りを禁じ得ないのだ。
当ブログに於いても幾度と無く書かせて頂いているのだが、此処の所、日本のTVCMは何故か「男性が料理して、女性は見てるだけ」という描写ばかりである。
カレーを作る反町隆史、麻婆春雨を作る出川哲郎、手の込んだ総菜を作るオードリー若林、本格中華を作る竹内涼真、東京03角田などは昼から酒を飲む奥様の為に献身的にツマミを作る。
逆に女性が家事でもしようモノならば、「女性蔑視だ！」、「男尊女卑だ！」、「多様性の時代に逆行する企業や商品は潰せ！」となるのだ。
その結果、料理のTVCMという女性芸能人にとって最大の仕事枠から、女性は排除されてしまったし、一般家庭では料理の楽しみすら女性から奪おうとしている。
近々ではお風呂やトイレ掃除すら寺島進、千葉雄大に奪われてしまったし、ミスコンやレースクイーンと言った女性ならではの仕事は潰えて久しい。
女性の社会進出は、随分と後退してしまった様に感じる。
世の女性が「多様性を主張しながら、女性の家事だけは許さない」と言う、矛盾に満ちた恐ろしい時代に突入しているのだが、ソレは女性が女性らしく生きる事自体を否定する「女性性の否定」に繋がるのでは無かろうか？
女性の権利を主張するフェミニストが、若くて可愛い女性に対して次々と憤怒の業火を投げ付けている。
女性が女性らしく生きる事を推奨するフェミニストが、何故その様な地獄の悪鬼に身を落としているのか？
そんな者がフェミニストと言えるのか？
AKBのANA vs フェミニスト vs 黒木議長
https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12748714171.html
フェミニストに対する苦言は分かるが、いやそれにしても「親指みたいな見た目の女性」とは、流石は差別社会の本場アメリカの面目躍如と言える暴言だ。
「みんなうんざりしています。なぜ妊娠の可能性が非常に低い女性が一番中絶について心配しているんでしょう」
「親指みたいな見た目の女性を誰も妊娠させたがらない」
「彼らは158センチで158キロくらいあって、こう言うんだ。『中絶の権利を与えろ、与えないなら立ち上がって抗議する』」
…いや、アッパレ。
トランプ以外にもこれだけの暴言野郎が、下院議員として活動しているのだから、アメリカ差別主義者の層の厚さには恐れ入る。
そもそも「女性の中絶を認めない」と言う判決自体が、女性の権利を踏み躙る、差別の最たるモノと言える訳で、最早そんな国家に於いて何を如何に抗議した所で、どうという事も無い。
LGBTとか聞いて呆れる。
かとぅ