長男に5級の認定状を取り寄せてあげました。
前にブログで、長男の指し方の傾向として
「場当たり的な手が多い」
「おおまかな攻めのプランが立てられていないのでは」
といったようなことを書きました。
今回は、その辺の弱点を克服するために思いついたトレーニングを紹介します。
トレーニングに使うツールは「藤井聡太の将棋トレーニング」のみ。
息子たちが将棋を覚えてすぐに買ってあげたニンテンドーswitchのソフトです。
このソフトの「練習対局」の「プレイヤー VS CPU」でトレーニングします。
はじめに、長男に初段CPUと2枚落ちで対局させてみました。(当然長男が下手)
長男はいつもの調子で早指しでサクサク進めていきますが、相手はCPUとは言え初段。場当たり的にノープランで指しても通用するわけがなく、あっさりと敗勢になります。
敗勢になったところで、卑怯なくらい「待った」を連打して勝負の分岐点と思われる局面まで戻します。(ゴメンよCPU)
その局面で立ち止まり、息子たちと私の3人で、どこに相手の隙がありそうか、どのように攻めていけば良かったかなど、おおまかなプランについて意見を出し合います。
例えば
「さっきは右辺から攻めて玉が左から逃げられて失敗してしまった」
「攻める途中で馬が置き去りになり、遊び駒になっていた」
「馬が勿体ないね。馬を役に立たせるにはどうしたらいいだろう」
「馬を中央に戻し左辺をにらむような活用の仕方はどうか」
「でも馬を中央に戻すには相手の銀が邪魔」
「では銀にどいてもらうにはどうしたら良いか」
と、こんな感じで、3人で攻め方のプランを考えます。
例で言えば、「銀にどいてもらうにはどうしたら良いか」のところで、いよいよ具体的な手筋の出番。ここで、詰将棋等で培った手筋や読みの力が役立ってきますので、読みの力の使いどころも身に付くという寸法です。
途中で失敗したらまた局面を戻してプランを考え直す、というのを勝つまで繰り返します。
こうやって、やがて初段を倒した時は、その達成感から3人で大喜びします。
息子たちに一番わかってほしいのは、
「我々のような低級者でも、相手の戦型を見てプランを立てて、じっくり考えて指せば強い相手にも勝てるかもしれない」
「日頃の勉強や詰将棋でその力はついてきているので、その力を使わない指し方は勿体ない」
ということです。
一昨日からこのトレーニングを始めましたが、初段に2枚落ちで対局するに当たり、ルカさんにご助言いただいた銀多伝を活用しました。
はじめのうちは二歩突き切りの効果で相手の金銀をしっかりロックできて、絵に描いたように中飛車が決まり完封勝ちしたりしました。
対局を繰り返すうちにCPU側も初手から△44歩と二歩突き切りを抑えようとする手や、守りを左辺(CPUから見たら右辺)に固めるような工夫を見せたりしてきましたが、そこは冷静に居飛車で戦うなどすれば攻略できることも、この方法で覚えることができました。
ぴよ将棋のAIでも同じ方法はできるのですが、3人で意見を出し合いながら進めるとなると、スマホを覗き込みながらやるよりも、テレビの大画面を見ながらのほうが進めやすいので「藤井聡太の将棋トレーニング」を活用しています。
このトレーニングで、効果が出るといいなあ。
昨日の千駄ヶ谷道場で、長男は自身の過去最高となる10連敗を記録したものの、それほど落ち込んだ様子ではありませんでした。
負けに慣れてしまったのではなく「気持ちが強くなってきた」と期待したいものです。
帰り道に長男と話しましたが、それぞれの対局は決して内容は悪くなかったらしく、接戦の末負けた対局がほとんどだったとのこと。長男的には力がついてきたことを実感できる内容ではあったそうです。
小2なのに感情に振り回されずに、冷静に分析できているのには感心しました。私より大人かも。素晴らしい。
実は長男は81道場でもここ数日は負けが続いていて、明らかに不調期に入っていました。81で負けた時の棋譜を見てみると、「【序盤】明らかなミス」→「【中盤】鋭い手筋で挽回を試みる」→「【終盤】結局届かず負ける」という展開が多いようです。
序盤の明らかなミスは、基本的な駒組の勉強と、実戦により注意力を鍛えて改善すればいいかなと思います。
中盤以降を見てみると、長男はけっこう鋭い手筋で相手を脅かすことがあるのですが、その攻撃が成功しても、残念ながら相手の急所に届いていない気がします。
急所から少し離れた場所を攻撃し、単発で終わってしまって相手に致命的なダメージを与えられていないのかな、と感じます。
ひとつひとつの手筋や小技は上手くなってきたものの、相手の手や戦型を見て、おおまかな攻めのプラン、守りのプランが立てられていないのかもしれない。つまりノープランで場当たり的に指してしまっている気がするのです。
YouTubeで将棋放浪記を良く観ますが、藤森先生は相手の手や戦型を見て、相手の狙いを予想し、それに対する攻めや守りのプランを立てて指していることが良くわかります。
多分、長男はこの「プランを立てること」が出来ていないので、単発技に終始し、コンボ技に発展しないのかもしれません。
実は昨日の道場に臨むに当たり、長男には「今日は勝ち負けよりも、相手の手を読み、何をしてくるのか予想することを意識的にやってみ?」と言い聞かせていました。
長男が長考するのはいつも「ピンチになった後」なので、「ピンチになる前に考えよう」とも伝えました。
昨日はそれを実践していたかどうかはわかりませんが、局面を俯瞰して見れるようになることはレベルアップにつながるかなと思います。
しかし、相手の手を読み対策を立てるには、幅広く戦型や戦法を知っていないといけません。
例えば、長男も私も「早石田」とか「ゴキ中」とか言葉は知っていても、それがどのような戦法なのかを詳しくは知りません。(振り飛車は総じて苦手です💦)
それを知らないと、負けた時に「何という戦型に負けたのか」がわからなくて、対策が立てづらくなるのだと思います。
だから、特に序盤で劣勢になり負けた場合、戦型が見慣れないものだったら、それが何という戦型なのかを相手に聞いてみたり調べたりしながら知識を広げていくしかないですね。
まさに長男が先日81道場で負けた時、見慣れない攻め方で序盤から劣勢に立たされ負けてしまったのですが、対局後に改めて棋譜を見返すと、「これってもしかしたら以前話に聞いた『斜め棒銀』というものでは?」と一人で盛り上がってました。
こうやって知らなかった戦法を、身をもって覚えるのも将棋の楽しさだと思いました。
本日の千駄ヶ谷での長男の成績は、最初に2連勝したあとは、まさかの10連敗。そのあと1勝して、また2連敗で15局を終えました。
本人は「負けても無駄ではない
」と健気に言ってましたが、流石に負け過ぎで痛々しくて気の毒でした。
帰り道に対局カードを見せてもらうと、10連敗中の相手の級が5〜7級辺りを中心とした一桁級ばかり。
15局のうち、同レベルの二桁級と当たったのはたったの3回でした。
次男はいくらか二桁級の方とも当たっていたので、二桁級がいないわけではなさそうでしたが。
流石に偏り過ぎじゃないかな・・・。
少し落ち込んでいる長男を元気付けて奮起させようと、帰り道に唐突に・・・。
私「なんだか腹が立ってきた💢」
長男「え?何が?」
私「今日の手合だよ。偏り過ぎだよね?長男ちゃんを一桁級の人のボーナスステージみたいにしてさ!」
長男「確かにそうだよね
」
私「ここで引き下がってられないね!売られた喧嘩は買うしかないよ!これからとことん駒落ちの修行をして、次は蹴散らしてやろうぜ」
すると長男は興奮気味に「うん!一桁級だろうと次は勝ってやる
」と意気込んでいました。
そのあと、帰宅後もずっと将棋の勉強をしていました。
この気持ちや努力を実らせてあげたいな。
それにしても、長男は特に2枚落ち、角落ち、飛車落ちあたりが苦手なのですが、駒落ちの練習ってどうしたらいいのでしょう。
ひとまず長男には「ぴよ将棋の初段に飛車落ち、角落ちで3回に2回は勝てるくらいになるまで、繰り返し何度も対局してみよう」と提案しています。
それと、駒落ち定跡も活用したほうがいいのかどうか。




