相手の手を読む | ☗息子と将棋☖

☗息子と将棋☖

将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

昨日の千駄ヶ谷道場で、長男は自身の過去最高となる10連敗を記録したものの、それほど落ち込んだ様子ではありませんでした。

負けに慣れてしまったのではなく「気持ちが強くなってきた」と期待したいものです。

 

帰り道に長男と話しましたが、それぞれの対局は決して内容は悪くなかったらしく、接戦の末負けた対局がほとんどだったとのこと。長男的には力がついてきたことを実感できる内容ではあったそうです。

 

小2なのに感情に振り回されずに、冷静に分析できているのには感心しました。私より大人かも。素晴らしい。

 

 

実は長男は81道場でもここ数日は負けが続いていて、明らかに不調期に入っていました。81で負けた時の棋譜を見てみると、「【序盤】明らかなミス」→「【中盤】鋭い手筋で挽回を試みる」→「【終盤】結局届かず負ける」という展開が多いようです。

序盤の明らかなミスは、基本的な駒組の勉強と、実戦により注意力を鍛えて改善すればいいかなと思います。

 

中盤以降を見てみると、長男はけっこう鋭い手筋で相手を脅かすことがあるのですが、その攻撃が成功しても、残念ながら相手の急所に届いていない気がします。

急所から少し離れた場所を攻撃し、単発で終わってしまって相手に致命的なダメージを与えられていないのかな、と感じます。

ひとつひとつの手筋や小技は上手くなってきたものの、相手の手や戦型を見て、おおまかな攻めのプラン、守りのプランが立てられていないのかもしれない。つまりノープランで場当たり的に指してしまっている気がするのです。

 

YouTubeで将棋放浪記を良く観ますが、藤森先生は相手の手や戦型を見て、相手の狙いを予想し、それに対する攻めや守りのプランを立てて指していることが良くわかります。

多分、長男はこの「プランを立てること」が出来ていないので、単発技に終始し、コンボ技に発展しないのかもしれません。

 

実は昨日の道場に臨むに当たり、長男には「今日は勝ち負けよりも、相手の手を読み、何をしてくるのか予想することを意識的にやってみ?」と言い聞かせていました。

長男が長考するのはいつも「ピンチになった後」なので、「ピンチになる前に考えよう」とも伝えました。

昨日はそれを実践していたかどうかはわかりませんが、局面を俯瞰して見れるようになることはレベルアップにつながるかなと思います。

 

しかし、相手の手を読み対策を立てるには、幅広く戦型や戦法を知っていないといけません。

例えば、長男も私も「早石田」とか「ゴキ中」とか言葉は知っていても、それがどのような戦法なのかを詳しくは知りません。(振り飛車は総じて苦手です💦)

それを知らないと、負けた時に「何という戦型に負けたのか」がわからなくて、対策が立てづらくなるのだと思います。

だから、特に序盤で劣勢になり負けた場合、戦型が見慣れないものだったら、それが何という戦型なのかを相手に聞いてみたり調べたりしながら知識を広げていくしかないですね。

 

まさに長男が先日81道場で負けた時、見慣れない攻め方で序盤から劣勢に立たされ負けてしまったのですが、対局後に改めて棋譜を見返すと、「これってもしかしたら以前話に聞いた『斜め棒銀』というものでは?」と一人で盛り上がってました。

こうやって知らなかった戦法を、身をもって覚えるのも将棋の楽しさだと思いました。