微積の授業は高校4年、
昨日の記事は高校2年、
そして今日の記事は
高校入学前のサマースクールです。
中学を卒業し、
高校入学前から始まる
高校の単位が取れるサマースクール、
私は「Math1」という
クラスを取りました。
この時点では「Math1」とは、
高校でやる数学の「初歩」
なのだろうと思っていました。
そして辿り着いた
私の高校のある教室
・・・ギャングしか居ねぇ(苦笑)
クラスの半分は明らかなギャング。
格好、立ち振る舞い、言動、
ギャングの中でも
低層クラスのヤンチャ野郎たち。
しかも高校3年、4年生の年上揃い。
そこに放り込まれた中学卒業直後の私。
本物のギャングたちは
この時初めて見ました。
授業が始まると、
内容は
「2桁の足し算」
「2桁の引き算」など。
アメリカの高校の数学は
「Algebra」
「Geometry」
「Calculus」など
専門に分かれた名称になっていて、
「数学」全体を表す
「Math」の「1」は
「算数」だったんですね(笑)
テストをすると当然私は100点連発。
直ぐに私の役回りは
「生徒」から
「教師助手」に変わり、
本物ギャングたち相手に
「繰り上がり」などを教える事に。
アメリカ的合理性は
ここでも発揮ですね。
出来る生徒に「生徒」はさせず、
テストも何も無く
私の成績Aは決まり、
後はやるべき役回り=先生
が巡ってきます。
能力がある者に
その能力以下の事をさせるのは
非合理的ですからね。
年下の弱々日本人が教えても
案外ギャングたちも
素直に授業を聞いてくれて、
「お前スゲーな!!」
など盛り上がり、
解き方に躓くと
呼んで聞いてきたりします。
この10年近く後に
中学受験組小学生相手に
算数教える素地は
こんな所にありましたかね(笑)
高校が実際に始まり、
すれ違った時も
この時の年上ギャングたちに
挨拶をされたり、
数年後にギャングの抗争に参加する程
LAの悪童連中に馴染んでいく私の
ギャングへの耐性が付いた夏でした(笑)
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