約半年以上振りのブログ更新となります、家庭教師の甲野です。
成績を上げるには、適切な勉強の方法を知っていなければなりません。
しかし、成績が下がってしまう子は、適切な勉強の方法を押さえておらず、自己流で何とかしようとしてしまいます。
「それでは勉強にならないよ」という事を続けていても、成績は上がっていかないのです。
家庭教師をやっているような人は、昔から適切な勉強の方法を知っていた人です。
では、その人が勉強の方法を教えれば、成績は上がっていくのでしょうか?
答えは「YESとも言えるけど、それだけでは不十分なケースの方が多い」です。
YESと言えるのは、勉強の方法を教えただけで、それを実践できる(上手くはまる)生徒だった場合です。
家庭教師をやる前の私は、そういう生徒ばかりだと思っていたのですが、そういう生徒は意外と少ないのです。
これはよく考えれば分かる事でもあります。
勉強の仕方というのは、そもそも学校の先生や保護者から教えられてきているはずです。
しかし、それを実践できなかったり、実践しても成績が上がらなかったりする生徒が、家庭教師を頼ってくるのです。
そういう生徒に勉強の方法を教えただけでは、成績が上がっていかないのは目に見えています。(上がっていくケースもありますが。)
そもそも、方法だけ教えてもそれを実践しないというのは、生徒に限らず人間の性です。
例えば、絶対に痩せるダイエット方法があったとして、それを実践する人はかなり少数だと思います。
多くの人は面倒臭がったり、続かなかったり、言い訳をしたりして、成功する前に辞めてしまうでしょう。(僕もやらないと思います。)
なので、勉強の方法を教えるだけで、成績が上がっていく訳ではないのです。
では、結局本人の責任なのかと言われれば、そうだとも言えるし、それだけではないとも思います。
勉強の方法を教えるだけでは不十分な生徒に対して、こちらがサポートするノウハウを持っていれば、成績を上げていく事は可能だからです。
それでも上がっていかないのは、本人の力不足でもありますが、こちらの力不足でもあると言えます。
それは家庭教師にとっても不本意な事なので、そうならないように努力を続けていく事が、お互いにとってwin-winの関係だと思います。