笹団子の形を見るとバタコさんの顔を思い出す家庭教師の甲野です。
入試にまつわる情報って色々ありますよね。
どういう問題が出るのかとか、どのくらいの点数を取らないとダメなのかとか、どのくらい勉強しなければならないのかとか…。
公立と私立だとどう違うのかとか、定期テストと受験勉強どっちを優先した方が良いのかとか、市販の教材を買った方が良いのかとか…。
色々な情報が出回っている中で、何が大事なのか、何を信じれば良いのか分からなくなってしまうというのが、情報社会における大きな障害の1つになっていると思います。
しかし、ここで心得ておいてほしい事は、「自分(の子ども)に関係のある情報だけを集めればOK」という事です。
入試は情報戦であり、同じ志望校を目指すライバル同士の競い合いでもありますが、その多くは自分(の子ども)には関係のない事です。
それらに惑わされて焦るのではなく、あくまで自分(の子ども)に必要な情報だけを集めていれば、余計な心配をする事なく、勉強に集中する事ができます。
そこで、今回は「新潟県公立高校入試について知っていると有利な情報」を、いくつか紹介したいと思います。
中越高校や帝京長岡高校などの私立高校、長岡高専などの入試には当てはまらない部分もあるので、あらかじめご了承ください。(定時制や通信制の公立高校もありますが、今回は除外します。)
まず、新潟県公立高校入試の出題範囲についてですが、「中学1年生の最初から中学3年生の最後までに習った国語・数学・英語・社会・理科の全ての範囲」です。
これはつまり、中学校3年間に受けた5教科の定期テストの範囲が全て、たった1回の試験に盛り込まれているという事です。
これは中学生にとっては、めちゃくちゃハードルが高い事だと個人的には思います。
これまではある程度区切られたテスト範囲から出題されていたものが、入試では全ての範囲に一気に広がるため、勉強しようにもどこを勉強して良いのか分からなくなってしまうからです。
しかも、勉強した所がそのまま出るとは限らず、実際の問題と勉強した所が結び付きづらいといったケースもあるのです。
それを、10代半ばの人間が、たったの数ヶ月で対策しようとしても、対策しきれない事がほとんどだと思います。
入試の出題形式としては、定期テストの出題形式よりも、学習の確認テストや、模試の出題形式の方が近いです。
感覚としては、定期テストの数学で60点くらい取れている人は、模試の数学だと30点くらいになってしまいます。(定期テストの数学で40点くらいの人は、模試の数学だと10点くらい。)
定期テストの英語で50点くらい取れている人は、模試の英語だと20点くらいになってしまいます。(どの教科も、大体30点分くらい下がると思って良いと思います。)
そのため、定期テスト5教科合計300点くらいの人は、実際の入試では5教科合計150点くらいしか取れないという事になります。
では、何をどのように勉強していけば良いのか。
それを今後の記事で書ける所は書いていきたいと思いますが、直接子どもに教えてほしいという人は、ぜひ家庭教師の甲野にご連絡ください。 → kyohei.kono@gmail.com