新潟県公立高校入試の残酷な真実 | 【長岡市】家庭教師の甲野【個人契約】

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長岡市を中心に、勉強が苦手(成績が下がってきた、やる気が起きない、苦手意識がある、進学できるか不安…)な小中学生を対象とした家庭教師をやっています。お気軽にご相談ください。→kyohei.kono@gmail.com

久し振りにブログに力を入れようと思っている家庭教師の甲野です。

 

 

前回の記事で、2023年度に担当していた受験生が1人、第1志望校の高校に不合格になってしまったと書きました。

 

それについて、「もっと良い対策をすれば結果も違っていただろう」と書きましたが、その受験生が受けた新潟県公立高校入試問題(令和6年度)を分析していて、1つ気付いた事があります。

 

これは、今年度入試を受ける受験生にも有益な情報になると思い、ここでシェアしたいと思います。

 

 

それは、「これまで得点を取りやすかった入試の社会と理科が、得点を取りづらくなってしまっている」という事です。

 

これは、実際に入試問題を受けた受験生や、教科別正答率を分析した人でないと気付きづらい事だと思います。

 

新聞に載っている能開センター新潟本部の分析には、社会が「難易度としては、やや易化したと思われる」「設問内容は平易なものが多かった」とありますが、全然そんな事はありません。

 

実際、前年度の受験生からは「社会がめちゃくちゃ難しくなっていた」と聞いており、「理科もかなり難しかった」と聞いています。

 

自分で分析してみても、これまで通りの対策だと解けない問題がたくさんあり、「かなりきめ細かくやらないとダメだな」と感じました。

 

 

感覚だけではなく、実際に数字として難しさは表れています。

 

新潟県が出している「令和6年度入学者選抜学力検査 教科別正答率」を見ると、社会と理科は去年よりも正答率が大きく下がっています。(社会は50.6%→46.6%、理科は58.4%→44.6%)

 

各小問の正答率に注目すると、令和6年度の社会は、正答率60%以上の小問を全問正解したとしても、たったの10点しか取れない計算になります。(令和5年度の社会では、正答率60%以上の小問を全問正解すると、31点は取れる計算でした。)

 

令和6年度の理科も、正答率60%以上の小問を全問正解したとしても、たったの25点しか取れない計算です。(令和5年度の理科では、正答率60%以上の小問を全問正解すると、57点は取れる計算でした。)

 

つまり、「これまで得点を取りやすかった入試の社会と理科が、得点を取りづらくなってしまっている」という事です。

 

 

ですが、ここで諦めてしまうのはもったいないです。

 

令和6年度の社会は、正答率60%以上の小問だけだとたったの10点ですが、正答率50%以上の小問を全問正解すれば、48点も取る事ができます。

 

正答率60%以上の小問を正解できる知識だけだと不合格になってしまう可能性が高いですが(僕の生徒は実際にそれで不合格になってしまいました)、正答率50%以上の小問まで頑張って正解できるようにすれば、合格できる可能性が一気に高くなるのです。

 

もちろん、年度や教科によって多少のばらつきはありますが、1つの目安として、この事を頭に入れておくのは良いと思います。

 

 

家庭教師の甲野は、この事実を踏まえて、入試の社会の得点を上げていくための教材を開発しました。

 

過去10年以上の入試問題を分析し、10回以上の模試の問題も踏まえ、教科書のどこから何が出ているかという事を徹底的にまとめました。

 

今年はまだ受験生がいないので、テストや模試で全然点数が取れないと困っている受験生がいたら、ぜひ家庭教師の甲野にご連絡ください。 →  kyohei.kono@gmail.com