フランシス・デカンと暮らして一番不便なのは地元の情報を全く知らないということ、地元園芸店発掘物語 | 四畳半小市民劇場 

四畳半小市民劇場 

東フランスの片田舎、ソルノという村でおっちゃんこと元AngeのFrancis Décampsと暮らす日本人です。
フランスの小市民事情、映画、音楽、料理などなど。
日々思うこと不定期に綴ります。

le 11 juillet 2020

 

隣のイタリアパピーのお勧めで、Maison Vadam Horticultureという、園芸店に行ってみた。

今まで行ってたJardineire Potiezとは全く違っていて、農家のおとうさんがひとりでがんばって経営してるような店、、、というか温室、というか、なんだろ?テント?

「ボンジュール、ちょっと見させてもらっていい?」

「いいけど、何探してんの?」

「花」

「そりゃ期待に応えられんね、たいしたもんはないよ、つか、もう時期が遅い」

いつも色とりどりの花にあふれてる園芸店とは違って旬のものしかないらしい、

今度は9月においでと言われた。

「まぁ、せっかく来たんだから見てけば?案内するよ」

で、案内されたところに生えてる葉っぱを次々ちぎって食ってみろという。

いやマジ葉っぱでっせ?洗わんの?え?俺は虫か?虫になったんか?

言われるがままに葉っぱを数枚食べる私、何枚目かの葉っぱが、なんか覚えのある味。

「あれ、これ何か食べたことある味、、、なんだろ?」

「カマンベール」

「そ、そ、それだっ!!!」

何と言うことでしょう、葉っぱがカマンベールの味そのままなんですよ。

「これチーズ代わりに食ったらダイエットせんでええぞ、身体にもいい」

いやほんと、世の中知らないことだらけだねぇ、ましてや土いじりのド素人には未知の世界ですわ。

イモムシのように出される葉っぱを食い続ける私、挙句の果て花まで食わされた。

「甘い!!」

うわぁ、蜂になった気分ですよ、秋山さん!

愛想がいいのか悪いのかわからない、でも植物に対する情熱だけでやってるようなおっちゃん。ちょっと通ってみようかな、、、いろんなこと教えてくれそうだ。

とりあえず今日は土だけ買って帰ろう、50L袋9ユーロなり。

うん、他の園芸店よりちょっと安い、車も横づけできるし、土は今度からここにしよう。

帰ろうとしたら切り売りのバラを一輪いただきました、彼のプレミアム品質のバラらしいです。

 

今日はまったく殺風景でお客さんもいない状態だったけど、

旬なときはこんならしい、そうだよね、花だって野菜だって自然栽培のものには時期がある。

 

ああ、それにしても、、

すっかりコロナの事頭から消えてた、、、葉っぱ食べて大丈夫だったかしら、、、

 

Jardineire Potiez : 51.04 €

Inter marché :  152.66 €

Maison Vadam Horticulture : 9.00 €

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Total : 212.70 €