こんばんは
中田ケイトです。
今日は「英語力が伸びない3つの原因 パート3」です。
①英語に全く触れない日が多い
②正しい学習法でやっていない
③プラスα が足りない
※やってほしくない順です。
パート1、パート2で「②正しい学習法でやっていない」まで書きましたので、今日は「②プラスαが足りない」について書きたいと思います。
プラスα と言っているくらいなので、前提としては、すでに何らかの学習はしている、ということです。
レッスンを取っていただいている方はレッスンとその後出る宿題をしている、
独学でやられている方は、日頃取り組んでいることがあるという前提です。
でも、そこにプラスα が足りていないのでは?ということについてお伝えしていきます。
①や②に比べると深刻度としては低めです。
何らかのことを学習しているので、どこかしらの英語の能力は伸びているはずなので。
ただ、早く英語力上げたい、早く成果を感じたい、と思っている方には気をつけてもらわないといけないポイントです。
今、忙しくで最低限のことしかできない!という方はスルーしてください。そして、ちょっとでもできている自分を褒めてあげてくださいね~
では、まず下記が「プラスαが必要だな」と私が思うお悩みです。
(1)英文を読み解けない
(2)意味処理スピードが遅い
(3)英会話ができない
それぞれどんな状態か、どんなプラスαが足りていないのか、書いていきますね。
(1)英文を読み解けない
<どんな状態か>
シンプルな文章なら理解できるけど、複雑な文章だけ意味を理解できなくなる、という状態。
理解できなくなる原因は、例えばです。
(a) 単語、文法を知らない。
(文法の例:関係代名詞、that節、接続詞、不定詞など。)
(b) 単語、文法は分かっていても、文章が長くなると混乱して読み解けなくなる。
(c) 英語っぽい表現になじんでいない
(例:Give me a second. [ ちょっと待って] など、直訳と実際の訳が大きく違う場合など)
<どんなプラスαが足りてないか>
この場合、単語・文法はしっかり学んで時間を取っている、ということが多いです。
ただ、これだけだと (a) は解決するのですが、(b) と(c) がなかなか解決しなくなってしまいます。
これを解決してくれるのは多読です。
多読は、自分に簡単と思える英文が書かれた本を、文字通りたくさん読んでいく、という学習法です。
多読することで、ゆっくり読めば分かる、というくらいの英文が、だんだんと右から左へ読んだだけで分かるような英文になっていきます。
こういう英文が増えていけば、たとえ英文が長くて複雑でも、理解できる(知っている)部分が多くなってくるので、だんだんと混乱せずに読めるようになってきます。
また、多読していると、ストーリー(文脈)のなかに出てくる英語っぽい表現にたくさん出くわすことができます。
こちらもだんだんと身に着いていき、自然と理解できるようになっていきます。
と、こんなふうに効果は絶大なのですが、成果を感じるにはどうしても時間がかかります。
集中してたくさん読み込んでも、効果を感じるまでには数か月はかかると思います。
これまでに読んできた量にもよります
この部分に関しては、ご自身でコツコツと磨いていく必要があります。
そして、ただたくさん読めばいいというわけではなく、ポイントを押さえておく必要があります。
とにかく重要なのは「自分に簡単と思える英文が書かれた本」ということです。
その他の詳細についてはこちらにまとめてありますので、ご興味のある方は読んでみてください!
(2)意味処理スピードが遅い
<どんな状態か>
これはどういう状態かというと、
・TOEICの問題を時間内に最後まで解き終わらなかったり、
・ネイティブの話すスピードで英語を理解できない
という状態です。
リーディング、リスニング、どちらにも影響があります。
<どんなプラスαが足りてないか>
この場合、足りてないのは「量」です!
何の量かというと、英語を読む量です。
意味処理スピードを上げるためには、基本的には下記をしてもらえたらOKです↓
・音読
・シャドーイング
(※意味のイメージをしながら行うコンテンツシャドーイングのほう)
・多読
このブログを読んでくださっている方は、この3つの全部じゃないにしてもやっている方は多いかなと思います。
ただ、残念ながらすぐには効果を感じにくいです。
効果を感じるまでには時間(≒量)が必要です。
具体的に言うと、1日1時間くらい学習した場合、少なくとも半年から1年くらいはかかると思っておいていただきたいです。
でも、1日3時間くらい時間を取れば、数か月で効果を感じることは可能です。
といっても1日に3時間、時間を取るのって、かなり難しいですよね。
なのでまずは半年、毎日1時間を続けてみてください。
もし半年やっても効果を感じなければ、まずは学習法をまず見直しましょう。
見直して、合っているようだったら、まだ量が足りてないということです。
もし、何か期限があったり、急ぐ必要があるようでしたら、やはり時間を増やすしかないと思います。
1時間にしても、3時間にしても、毎日はなかなか難しいとは思います。
そんなときは、成果が出るのが遅くなる、、と腹をくくりつつ、下記のような方法で日々の生活にできるだけ英語を取り入れていきましょう。
・映画を英語字幕でみる。
・英字新聞を読む
(買って、カバンに入れておいて、たまに眺めるだけでもOK)。
・スマホのアプリやゲームを英語表示にする。
・駅やトイレのなかの英語表記を読む。
(駅で流れる英語のアナウンスをシャドーイングするのもお勧め)
etc
取り入れてみてほしい順に書いてみました。
集中して音読やシャドーイングをやるよりも、比較的負荷が低いため、効果は減ってしまいますが、確実に量を補ってくれます!
(3)英会話ができない
<どんな状態か>
ある程度聞けるし、読めるけど、会話になると口から出てこなくなる。
<どんなプラスαが足りてないか>
この場合は、そのままですが、会話の量が足りていない、ということが多いです。
世の中的には、英会話ばかりやって伸び悩む人が圧倒的に多いのですが、このブログを読んでくださっている方々はその一歩先を行っておられるので、このパターンではないかと思います。
シャドーイングしたり、音読したりとインプットに関して、頑張ってくださっていると思います。
「インプット重要!」と7日間のメールセミナーなどなど、たくさん書いてきてますしね。
ただ、アウトプットになると、インプットに比べると、少しやりにくいですよね。
例えば、オンライン英会話だと、先生選んで、時間決めて、予約して、などなど手間がかかります。
また、アウトプットは「自分で考えたことを口に出す(もしくは書き出す)」ということをするので、インプットよりもエネルギーが必要になったりします。
なので無意識に避けてちゃったりすることもあるかもしれません。
とはいえ、インプットだけで、アウトプットしないというのは、
野球に例えると
ルールを学んだり、
素振りしたり、
キャッチボールしたり、
ノックしたり、
など練習しているだけの状態で、練習試合とか本番の試合に出ていない状態です。
基礎があるけど、試合感覚を知らなかったら、本番をこなすのはかなり難しいことだと思います。
英語の場合も同じです。
メールセミナー等でも書いていますが、英語習得のために大事にインプットとアウトプットの割合は以下です。
インプットのほうが多いけど、アウトプットをないがしろにしていい、というわけではありません。
英会話を目的としている方は、上に書いた割合を意識しながら、自分で考えて発するという時間を作っていきましょう。
練習試合として、独り言英会話やエッセイを書いてみたり、
本番としては、オンライン英会話もありますし、お仕事で積極的にそんな状況を作っていく、ということもできるかと思います。
エッセイの書き方についてはこちらにまとめています
自分に合うやり方を見つけて、毎日ちょっとずつ積み重ねていきましょう!
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中田ケイト(Kate Nakata)
SLA(第二言語習得研究)という世界で実証済みの効率のよい英語学習法で、確実に英語力を上げるレッスンを提供中。
・中学から高校まで、ラジオ英会話6年間、
・高校の時には、オーストラリアにホームステイ3週間、
・大学時代からこれまで通った英語関連のスクールは、有名どころからマイナーなところまでトータル8社に10年以上、
・IT系の会社に就職後さらに、1日英語漬けプログラムにトータル5週間、
・オンライン英会話 2社 トータル2年、
・英語コーチング 1社 半年、
・TOEIC受験回数 70回以上、
とやってきたものの、なかなか話せるようにならず。。
IT企業在職中に、グローバルビジネスに関わり、インド、アメリカ、中国、台湾の方々と仕事をして実践経験を積みながら、ようやく自分の理想とする英語力を手に入れる。(インドにはトータル1年半駐在)
退職後は、SLAをベースとした英語学校で講師として勤務し、1レッスンおよそ2万円のレッスンを担当。
その後は、自身で起業を決意。
受けもった生徒さんはTOEICのスコアを90日間で、平均130点以上あげている。